暇つぶしのゲーム機弄りの続きです。
PS4やSwitchのコントローラーって新品買うと高いですよね。
ProConなんか7000円位する割に結構壊れる事が多い。
後はジュースこぼしたりとか。
新しく買ってくるのは簡単ですが、棄てる前にひと手間かけて直っちゃえば
ちびっ子からのパパン(ママン)の株も上がるかも…。
大抵これで直る場合が多いのでお試しあれって事で大公開(笑)
最低限必要なのは
+ドライバー(0番、1番)
Y字ドライバー(任天堂製なら必須、ホームセンターでも買えます)
コンタクトスプレー(接点復活剤)※5-56だと樹脂を侵すので使わないように。
エアダスタ―
分解手順はJoyCon分解とかDualshock4分解のキーワードでググればいくらでも見つかるのでそこをよく見てから作業してください。
よくある症状の例
1.レバーが効かない、一方向に入ったままになる、操作途中で引っかかる感じ。

この場合は分解してレバー部分のスイッチ根元部分にまずはエアダスタ―。
各方向にキーを入れながらエアダスタ―でホコリを吹き飛ばします。
ホコリを飛ばしてからコンタクトスプレーを吹いてレバーをグリグリ回すようにしばらく動かしてから組み戻します。
(コンタクトスプレーはフィルム基板やフレキケーブルとは相性が悪いらしいので、しみ出してくる余分な油分は拭き取ってください)
この作業を行ってレバータッチが悪くなるようであれば、スプレータイプの少し硬めのシリコングリスをレバーが動く部分に微量に吹きます。
SwitchのJoyConのレバー部分はカバーが付いているのでレバー部品を一旦取り外してから、レバーの根元のカバーをペロっとめくって、隙間にノズルを突っ込んで作業してください。
※Switchは本体上でレバー入力の微調整ができるので作業後に確認ができます。
これで直らないようなら、レバースイッチの可変抵抗の故障なので素直に諦めましょう。
(腕自慢ならレバーの交換しちゃうんですけどね。俺は失敗しましたが(笑))
※JoyConはレバースイッチASSYの交換が可能です。
2.ボタンや十字キーの入力が上手くいかない、よく使うボタンだけ緩くなる。

これもバラすとラバー製の部品が入っているので、まずはラバー部分の黒い部分(基板と当たる部分)と基板側接点を無水エタノールを含ませた綿棒で軽く拭いてみてください。
これで改善しないようであれば、ボタンラバー単体での交換もしくは、ボタンラバー&フィルム基板のセット交換が必要になります。
(状態次第で変わります)
しばらく使っていると導電ラバーが擦り減ってるんで開けたついでに新品に変えてしまう方がベターですが。
PS4のコントローラーはコントローラーの基板の型式に応じたボタンラバーとフィルム基板を調達する必要があります。
1番の画像のJDM-011(もしくはJDS-で始まる)というのが基板の型番。この他に001/010/020/030/040/050/055という型番があり、001/010/011/020のボタンラバーが同じで030/040、050/055とLRボタン部分の互換性がありません。
3.LR(ZL,ZR)ボタンが上手く動かない。

SwitchのJoyConとかDS/3DS系が結構多いです。
これはタクトスイッチ(3~5mm角位の大きさで真ん中に●型のゴムが付いている形の奴)自体の不良な場合が多く、タクトスイッチそのものにコンタクトスプレーをかけてから何十回か押し込んで戻すを繰り返すと改善する場合があります。
これで改善しないようであれば、断線なので互換部品が左右で購入可能です。
PS4の場合はボタンラバーのズレ(組付けミス)や劣化が原因の場合があります。
4.電池が満充電でも長持ちしない、開けてみたら電池自体が少し膨れている感じ。

新しい電池と交換しかありません。放置しておくと悪化しかしないので早めに処置が吉。
SwitchのProConは3DSLL用のバッテリーと同じ物が使われています。
JoyConは左右共通の電池ですが専用品。
PS4は電池コネクタのサイズが前期後期で違うので、コントローラーの裏面を見てDualshock4の型番を確認してからの購入になります。
CUH-ZCT1の場合は4.5mm幅で、CUH-ZCT2の場合は3.5mm幅のコネクタなので、互換電池購入の際はよく確認してから買いましょう。
※海外からの電池購入は到着までに時間がかかり過ぎる場合があるのでお勧めしません。国内出荷の業者から買いましょう。
5.全く充電してくれない

まずはUSBケーブルを別の物に変えてみる。接点部分の清掃を行う。
バラした後であれば、フラットケーブルの向きを間違えていないか、端子の金属部分がめくれあがっていないかを確認。
PS4の場合はUSB充電コントローラーが別部品になっているので交換可能。
(内蔵されている基板の型番によって部品の形状が違う為、必ず確認が必要)
JoyCon,ProConは任天堂送りにするのが良いです。
(JoyConはSwitch本体側の充電回路の問題の可能性が、ProConは直付けなので結局任天堂送りが早い)
6.ジュースこぼして濡らしちゃった
早めの処置が大事。
分解してコネクタ類等は全部外してから、基板にドライヤーの温風を当ててすぐに乾燥させる。
(フィルム基板やフレキケーブルには温風は当てない方が良いかも)
ジュースだと乾燥して糖分がベタつく事になるので無水エタノールを含ませた綿棒等でベタつく部分を拭いていく。
しっかり乾燥したことを確認したら、念の為1の作業を行ってください。
どの症状が出たとしても交換パーツ代は0円~1500円の間位。
部品調達を急ぐならAmazon(国内出荷かどうかを確かめる事)ですが、急がないならAliexpressで買う方が電池以外は圧倒的に安いですよ。