10月23日、『TOYOTA GAZOO Racing Driving experience in 鈴鹿サーキット』に参加して、約2年ぶりにサーキット走行したのですが、今回の走行目的は、練習しないと衰えるばかりのお年頃になっているので、これ以上下手にならないようにすることと、前回の走行後、仕様変更
(足回り等を後期化)したので、その効果を確かめたかったこと。
そして、前に所有していたS2000との比較をしたかったからです。
前回、
2016年11月28日のSMSCエンジョイクラブ ・ジムカーナクラス走行枠で走った時の車の仕様は、
と言う仕様で、タイヤは溝が残ってない状態でした。
そして
今回走った仕様は、上記に加え、
タイヤは中古ホイールを買った時に付いていたYOKOHAMAタイヤが溝が無くなったので、納車されていた時に装着されていた純正タイヤに戻しました。
仕様変更後、一般道を走ってみて、変更前と大きく違うと感じるのは、後期型のサスペンションはフロント側のバネレートが上がっているにもかかわらず、初期型で感じた突き上げ感がなくなり、乗り心地が改善されたことと、後期型エキマニ改に換えたことで、低速トルクが上がり、乗りやすくなったこと。
また、後期型ステアリングは、外径は3㎜しか変わっていませんが、数値以上に小さく感じ、操作がしやすくなったことで、この3点が
(中古品であったので、コストパフォーマンス的に)個人的に満足度が高いと感じた変更点です。
他の部品も変化を感じた物もあれば、一般道を走った位ではよく判らない物もあり、サーキット走行では如何なのか?気になるところでした。
10月23日の午前中の南コースの路面コンディションは、雨天であちこちに水溜りが出来るほどの滑りやすい状況でしたが、午後からのフリー走行ではレコードラインを外すと湿ってはいましたが、ほぼドライに近い状態になりました。
その時の走行をLAP+webでGPSロガー解析したのが、下の図です。
緑線が今回のデータで、
青線が2016年11月28日のSMSCエンジョイクラブ ・ジムカーナクラス走行枠で走った時のデータ。
SMSCエンジョイクラブ ・ジムカーナクラス走行枠では、周回走行ではないので、1コーナー進入までのスピードが大きくちがいますが、それ以降は同じ走行になります。
ジムカーナクラス走行枠で走った時のデータと、今回の周回走行データでは4秒も違いますが、スタート方式が違うため、1コーナークリップまでで、2秒の差が付いています。
1コーナー進入のブレーキングの車速の落ち方を見比べると、今回の走行より緩いので、前回ではもっと突っ込めれたはずです。(反省)
その先からも2秒の差が生まれていますが、第一要因はタイヤだと思います。
製造後8年経過して溝無しとなったヨコハマの
DNA S.driveは、とにかく滑りやすくて、コーナリング時の待ち時間が長い。縦方向のグリップは6年経過した溝有りのミシュラン
Primacy HPと変わらない?ものの、横方向のグリップがない感じで、しかもそんなタイヤにもサスペンションが負けている感じで、トリッキーで安心して運転できない状態でした。
それが、後ろを中心にボディー補強して、サスペンションを後期物に換えたことで、まともな車になったと感じました。
ただし、純正脚,純正タイヤで65秒台と言うのは、褒められたタイムではない気がします。
S2000では走り慣れた南コースですが、86ではまだ対応出来ていません。
後日、LAP+でラップタイムを確認したところ、66秒台で安定して走っていたので、遅いけど、こんなもんかいな?と思いましたが、各セクターベストを繋ぐと、63秒台になるようです。
セクターベストはその前のセクターでの走り方でも影響するため、単純にセクターベストだけを繋げて比較するのはナンセンスだと思いますが、2秒も違うと言うのは大いに問題ありと言わざるをえないですね。(悲)
続いて、S2000との比較では如何でしょう?
ワタクシのS2000での南コース・ベストラップタイムは、
2008年02月28日のディーラー主催の鈴鹿サーキット南コース走行会で、16インチ純正サイズのPOTENZA RE-01Rのタイヤを履いていて、南コースの計測器で記録した1’01.798でした。
その後、タイヤを新しく発売されたRE-11に換えましたが、62秒の壁は超えられたものの、結局、RE-01Rでのタイムを更新することはできませんでした。(悲)
ワタクシがLAP+のGPSロガーを使い始めたのは、
2010年11月からで、それ以降で南コースを走った時のデータと、今回の86で走ったデータと比較しました。
その時のS2000の仕様は、
- ホンダ純正 ハードトップ [ボディー]
- ホンダ純正 AP2型用スプリング&ショックアブソーバー(中古) [足回り]
- ホンダ純正 VGSモデル用フロントスタビライザー[足回り]
- ホンダ純正 Type Sモデル用リアスタビライザー[足回り]
- ホンダ純正 カーボンコンパウンド・ブレーキパッド [ブレーキ]
- 無限 エキゾーストマニホールド [排気系]
- BRIDGESTONE POTENZA RE-11 16インチ純正サイズ [タイヤ]
◇ 86 vs S2000
青線が今回の86のデータ。
赤線が
2012年4月4日にS2000で走ったデータ。
※ 上のグラフでは横軸が距離になっていますが、下図の右側のグラフでは横軸が時間になっています。
S2000のタイムが1’02.039、最高速:113.7㎞/h、ボトムスピード:40.7㎞/hに対し、
86のタイムが1’05.646、最高速:108.7㎞/h、ボトムスピード:35.1㎞/h。
3.6秒のタイム差と、最高速:5㎞/h、ボトムスピード:5.6㎞/hの差になっていました。
南コースに限って言えば、ボトムスピードの違いも考慮すると、最高出力が50馬力の差がある程の加速性能の違いはないですね。
(S2000は20㎏のハードトップを装着して車重が重い影響もあるかもしれませんが。)
86のコーナリングが遅い原因は、タイヤの違いの影響が大きいのではないか?と思いました。
前:205/55R 16,後:225/50R 16サイズのRE-11と、前後:215/45R 17サイズのPrimacy HPとの性能差がどれだけなのか気になります。
POTENZA RE-71RやDIREZZA ZⅢに換えたらどうなのか?
なんてことも考えましたが、その前に運転手の性能に改善の余地が大分ありそうなので、貧乏人は余計なことを考えず、そちらを優先しなくては行けませんね。(笑)
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Circuit | 日記
Posted at
2018/11/02 16:57:38