• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

全国各地のサーキット情報を探せるみんカラサーキットはこちら!

みんカラユーザー主催の走行会・サーキットイベントはこちら!

みんカラYoutubeチャンネルはこちら!

みんなの自動車部♪のブログ一覧

2025年05月23日 イイね!

【コラム】紗利亜の素顔 Vol.3〜新井道場での特訓と過去イチ悔しかった雨のVITA戦〜

【コラム】紗利亜の素顔 Vol.3〜新井道場での特訓と過去イチ悔しかった雨のVITA戦〜こんにちは!

レーシングドライバー、歯科医、ミスユニバースジャパン2022準GPの「3刀流」として活動中の及川紗利亜(オイカワ・サリア)です。

第3回は、直近のレース活動を振り返っていこうと思います😊🏁

まず5月1日に、次戦のTGRラリーチャレンジ利府大会(6月1日)に向け、アライモータースポーツさん主催の「新井道場」でトレーニングをしてきました😆✨

alt


最初に、新井敏弘選手からコースの攻略ポイントを教えていただき、その後ペースノートを制作し走り込みました!😤🔥
「世界の新井」こと新井選手から沢山のことを学び吸収できた1日となりました!

今回は、ラリー本番を想定して本格的な狭いターマックコースでの走り込み🫡
おかげで改めてペースノートの重要性を改めて確認できました✍️🗒️

alt


そして、5月10日は富士チャンピオンレース FCR-VITA Rd.2に出場!

今回は32台のエントリーで、前日の練習走行ではほかの選手と比べても良いペースで走れていました!
初めての表彰台を目指して本番に挑みましたよ😆🔥

alt


しかし、当日はなんと!!
警報級の大雨...😭

(日頃の行いが悪かったのか……?)

予選スタート後、霧のため赤旗で一時中断となり、その後再開しましたが16番手と沈んでしまいました😢


決勝もウェットコンディションの中でのレースとなりました☔️

alt


スタートが思うように決まらず、順位を一時落としてしまいましたが、その後順調に前の車をパスしていき、最終的には11番手(KYOJOクラス4位)でフィニッシュできました!

しかし今回も表彰台まであと一歩……。まだまだ路面のコンディションに合わせての走り方が出来ていないなと痛感です😢

alt


今回は、今までのレースの中で一番悔しいレースとなりました。
次の最終戦Rd.3(8月16日)は、自分の納得のいく走りができるようにさらに頑張りたいと思います!🫡

alt


そして、今回はKYOJOフォーミュラと併催ということで、去年一緒に戦ったKYOJOドライバー達の開幕戦を間近で見ることができましたよ!🤭✨

alt


次のVITAでのレースは、8月16日(土)に富士スピードウェイで開催されます!
この日もKYOJOフォーミュラのスプリントレースと併催です🫡🔥
ぜひ皆さん観に来て応援してください!

alt

一部写真提供:Hideari Hayashi


alt
及川紗利亜(おいかわ・さりあ)
2022ミス・ユニバースジャパン準グランプリ
歯科医師
Smile Asiaブランドアンバサダー
Instagram:@sariaoikawa
X:@SariaOikawa

幼い頃、アメリカで研究を行っていた整形外科医である叔父の姿を見て、国際的に活躍できるような医療人になりたいと思い、歯科医師となる。

その後、2022ミス・ユニバースジャパンに参加し、準グランプリに輝く。

モータースポーツは、大学時代に自動車部に入部し、愛車のマツダNB型ロードスターをカスタマイズしサーキットタイムアタックや、カートレースに参加してきた。2024年から富士スピードウェイで開催される女性だけのガチンコレース「KYOJO CUP」に参戦中。

Profile Photo:Yoko Atsumi
Posted at 2025/05/23 09:01:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 紗利亜の素顔 | 日記
2025年05月09日 イイね!

【コラム】そうだ、ニュルへ行こうよ! Vol.32~TAKASHI君、憧れの佐藤琢磨選手のカート大会に出てパ○ツがずぶ濡れに!?〜

【コラム】そうだ、ニュルへ行こうよ! Vol.32~TAKASHI君、憧れの佐藤琢磨選手のカート大会に出てパ○ツがずぶ濡れに!?〜みなさんゴキゲンよう!
モータージャーナリストの山田弘樹(やまだ・こうき)です。

千里の道も、一歩から。初心者でもクルマを目一杯楽しんで、最後の最後は「ニュルブルクリンクへ走りに行こう!」というこのコラム。

今回は、佐藤琢磨選手が主催するカートイベントにTAKASHI君と一緒に参加してきたお話です。
++++++



編集部TAKASHI(以下・TAKASHI):
山田さん、ボクはいま、モーレツに感動していますッ!!

山田弘樹(以下・山田):なんですか、そのヒューマ的なリアクションは?

TAKASHI:ん? ヒューマってなんですか?(真顔)

山田:いや……なんでもない。ところでなんでそんなに興奮してるの?

TAKASHI:だって、「ナマタクマ」ですよッ!?

山田:ナマタクマ(汗。佐藤琢磨選手のこと大好きなんだね?

TAKASHI:自分がF1を見始めたときの日本人ドライバーが、琢磨選手だったんです。

山田:(ジェンソン)バトンと組んでいた頃かな?

TAKASHI:はい、ホンダ第3期で、ボクにとってはヒーローでした。

それからもずっとファンで、インディ500もテレビでですが毎年観戦していましたし。そんな人の走りが間近で見られて、しかも一緒に走れちゃうなんて!


写真:本田技研工業


山田:というわけで今回は、「佐藤琢磨ファンミーティング2025」に参加したお話です。

TAKASHI:もともとは昨年末に行われるはずだったミーティングが、スーパーGTが延期した関係で今年にずれたんですね。

山田:そう。そこで琢磨選手が、以前からファンの人たちに要望されていたカート大会を、どうせだったらやっちゃおう! となったみたい。

TAKASHI:そんな大切なファンの集いに呼んで頂けて、おまけにカート大会まで出場させてもらえるなんて……恐縮です。




山田:ところでレースは土砂降りで、大変だったね(笑)。

TAKASHI:はい。かなり雨が強かったから「自分は走らないでいいのかな…」なんて思っていたんですが、しっかりエントリーされていて☔️
急いでホームセンターでビニールのカッパを買ってきたんですが、1周目でパ○ツまでずぶ濡れになりました🫣

山田:カートは低いから、地面からの水をフロントのタイヤが巻き上げて水をかぶるんですよ。だから足首とか、お腹周りはきっちり防水しないと大変なことになる(笑)💦

TAKASHI:先に教えてくださいよ~(泣。




山田:ごめんごめん。他のチームになっちゃったから、話すことができなかったんだよ。雨のカートはどうだった?

TAKASHI:生まれて初めて、しかもかなりのヘビーウェットを走ったんですけど、やっぱりドライとは違いますね。

山田:東京シティサーキットのEVカートは、前に乗ったことあるもんね。
でも意外と、グリップしたでしょ?

TAKASHI:はい。ミゾなしのスリックタイヤなのに、驚きました。

山田:EVカートは普通のカートと比べて重たいから、タイヤに“面圧”が掛かりやすいんだろうね。あとは速度も速すぎないから、ハイドロプレーンが起こりにくいんだと思う。




TAKASHI:でもドライだと70km/h近くでますよ?

山田:100ccのエンジンカートだと、直線によっては100km/h近く出るからね。

TAKASHI:失敗するとアンダーステアやオーバーステアがハッキリ出るので、難しいけれど勉強になりました。

山田:速度も低いから、安全に色々試せるしね。

TAKASHI:好んで雨の時に走ろうとは思わないですが(笑)、それだけに貴重な体験ができました!




山田:ところで予選はどうだったの?

TAKASHI:前が詰まってしまったのと、黄旗が出てしまったので45秒668でした……。でも予選グリッドを決めるプレ耐久は1位になりました!!
山田さんはどうでしたか?

山田:私も予選は前との間隔を空けたんだけど、追いついてしまって42秒153でした。

TAKASHI:うぐぐ……ぐやしい。総合でも12番手じゃないですか!

山田:ビミョー(汗。一応メディアチームではトップだったよ(笑)。
でもさ、カートは個体差もあるから。こういう厳密性が低いときは、純粋に楽しむのが一番! そしてくれぐれも、安全に。

TAKASHI:安全性といえば、「FCY(フルコースイエロー)」は画期的でしたね!

山田:だよね! 誰かがスピンしたりクラッシュしたら、スピードリミッターが自動で掛かるのは安全だし新鮮。EVカートだからこそできる制御だね⚠️




TAKASHI:実は私、レース中にスピンしました(汗。
幸いクラッシュはしませんでしたけど、コースを区切っている樹脂製のボックスも面白いですね。

山田:あれならコースレイアウトを変えやすいし、万が一ぶつかったときも衝撃を和らげてくれそうだよね。適度に動きそうだからマシンも人も、ダメージを受けにくそう。

TAKASHI:だんだんインが広がってきたり……(笑)。
雨でも縁石をまたぐわけじゃないから、カートもコースアウトしにくいですよね。

山田:ギリギリを攻めたときに“チッ チッ!”でタイヤを擦るのが刺激的(笑)。
あとEVはカートも市販車と同じでトルクがリニアに立ち上がるから、走らせやすいよね。

TAKASHI:はい。ガソリンのレンタルカートだと、一回アクセルを抜いてしまうと加速するまで時間が掛かるけど、EVはリカバリーもしやすいし。すごく繊細な操作も受け付けてくれるから、走らせていてどんどん楽しくなって行きますよね。

でも、決勝レースで山田さんのチームに負けちゃったのは悔しかったなぁ。

山田:桂伸一先輩と、カー&ドライバー誌の山本義隆統括編集長、鈴鹿で走りを鍛えたシニアカーターの方々のおかげで、3位になれました。えっへん。

TAKASHI:でも、すごく嬉しかったのは後ろから琢磨選手が迫ってきたんですよ!
「うわぁ! 佐藤琢磨キターーーーッ!」って、ドキドキしました。




山田:追いかけられて喜ぶってのもなんだかすごいな(笑)。
でもさ、佐藤琢磨選手ってすごいよね。今回なんかひとりで耐久レース走ったでしょ? あれって結局、全てのドライバーと一緒に走ったということじゃん。

あと琢磨選手は「Takuma KID's Kart Challenge」という活動もして、若い子供達にチャンスを与えている。

TAKASHI:もともとは、東日本大震災の復興チャリティとして始まった活動なんですよね?

山田:うん。最初は震災で被害を受けた子供たちに運動をさせてあげたくて、色々なジャンルのサポートをしてて、カートもそのうちのひとつだったみたい。

いまは全国のサーキットでレンタルカートのタイムアタックをしてもらって、ファイナルステージ(モビリティリゾートもてぎ)を勝ち進んだ選手にスカラシップを与えて、レーシングドライバーへの道を開こうとしているみたいだよ。




TAKASHI:鈴鹿サーキットレーシングスクールの校長先生もやっているのに、すごいですね。

山田:あっちは小さい頃から英才教育を受けてきたサラブレッドたちの学校。キッズチャレンジはそういう経済的な余裕がない子供たちに、夢を与える活動だと言えるよね。

TAKASHI:だからこそ、角田選手のようなドライバーが育つんですよね。
今年もインディ500、応援しなきゃ!!



写真:(C)SPORTS BIZ
2025年05月07日 イイね!

【コラム】そうだ、ニュルへ行こうよ! Vol.31~GRカローラの進化が凄かった!〜

【コラム】そうだ、ニュルへ行こうよ! Vol.31~GRカローラの進化が凄かった!〜みなさんゴキゲンよう!
モータージャーナリストの山田弘樹(やまだ・こうき)です。

千里の道も、一歩から。初心者でもクルマを目一杯楽しんで、最後の最後は「ニュルブルクリンクへ走りに行こう!」というこのコラム。

今回はワタクシ山田が、進化型「GRカローラ」を雪上で乗ってきた際のお話です。

++++++
alt

山田弘樹(以下・山田):この前(といってもだいぶ前)、苗場スキー場でGazooRacingのイベントがあってね……

編集部TAKASHI(以下・TAKASHI):ユーミンのコンサートとジョイントした「SNOW DRIVE 2024 in naeba」ですね!?
親や親戚が『私をスキーに連れてって』世代だったので、小さい頃はユーミンを聴きながらスキーに行ってました⛷️


山田:北海道の試乗会から駆けつけたから、残念ながらコンサートは見られなかったんだけどね。
だけど遂に新型GRカローラ、乗ってきました!

alt


TAKASHI:おぉ! これって2022年に500台限定で発売されたモデルの「進化型」ですよね? ってことは今度も限定ですか?

山田:いいフリしてくれるなぁ。

TAKASHI:えっへん。だってみんなが買いたいモデルですから。

山田:今度はきちんと、カタログモデルです!

TAKASHI:やったー! 新型が出るってウワサもありますけど(汗。

山田:それはひとまず、置いといて。まだ工場出荷の目処とかはハッキリしないところもあるんだけど、限定ではないとのことでした(※後日あえなく受注停止になりました…涙)。

alt


TAKASHI:で、速くなってましたか? 良くなってました!?
これって同じ進化型となったGRヤリスと、いろいろ共通しているんですよね!!??(超前のめり)

山田:どうどう。詳しいレポートは「月刊 自家用車WEB」をぜひ見ていただきたのだけど、前期型と比べて全方位的に手が加えられたね。

出力も上がっているんだけど、それよりもモータースポーツを楽しむための用意が整って来た! という感じ。

一番いいのはやっぱり、GRヤリスで採用された8速ATがGRカローラにも用意されたことだよね。

alt


TAKASHI:「GR-DAT」(Direct Automatic Transmission)ですね。
私は乗るなら断然MT派ですけど、これで沢山の人がGRカローラを楽しめますよね。

山田:うん。やっぱりGRカローラは5ドアハッチだからさ。家族がいる人にとっては、希望の1台になると思うんだよね。

TAKASHI:確かにGRヤリスだと3ドアだし、シビックタイプRもATはないですもんね。

alt


でも、そもそもGRカローラって普段乗りできるような乗り心地なんですか?
前期型も日常的に使うには、ちょっと(だいぶ?)硬かったような……。

山田:今回のテストコースはデコボコな雪道で、しかもタイヤがスタッドレスだったから、正直乗り心地はきちんと評価できない。

でも、ボディにはすごくシッカリ感があって、足周りも短いストロークの中できちんと動いていたよ。段差を乗り越えたときとか、アシが伸びたあとの着地なんかとても良かった。

alt


TAKASHI:それは期待しちゃいますね。

山田:うん。ボディ自体に変更はなかったから、そもそもカローラの剛性が高いのかも。すごくいいクルマになっている感じがした。
 
TAKASHI:ところでカオつきも、かなりアグレッシブになりましたね。

山田:バンパーが“ぐわっ”としたよね(笑)。

これは右側にエンジン冷却用のサブラジエター(RZにメーカーオプション)、左側にGR-DAT用のオイルクーラーを置けるスペースを作ったから。ラジエター脇はブレーキダクトになってるんだ。

alt


スポーツカーって改良するとハイパワーになるのがセオリーで、今回もGRカローラはそのトルクを400Nm/3250~4600rpm(+30Nm)まで上げているんだけど、大切なのはそのパフォーマンスをきちんと持続させることなんだよね。

alt


TAKASHI:速いクルマじゃなくて、タフなクルマにすることが大切なんですね!

山田:良いこと言う(笑)。

TAKASHI:GRカローラはGRヤリスよりも一回り大きいボディに同じ出力のエンジンと4WDシステムを搭載しているわけじゃないですか。

だとするとやっぱり、GRヤリスの方が速いんですか?  山田さん的にはどっちがオススメ?

山田:当日は進化型GRヤリスにも試乗できたんだけど、直接同じステージで乗り比べることはできなかったんだ。だからどっちが速いかは、わからない。

alt


TAKASHI:わからないこと多いですね(冷たい目)

山田:今日はグサグサくるね(笑)。
でも、条件が違うのにフィーリングだけで判断できないよ。

TAKASHI:じゃあ、フィーリングでお願いします!(笑)

山田:軽いなぁ。TAKASHI君も言ってた通りカローラはボディが大きいでしょ? だからその分ホイルベースも80mm長い。これが雪上路面だと、扱いやすさにつながっていたよ。

alt


積極的にアクセルを踏んでオーバーテアが出たときも、サイドで曲げたときも、流れだしが穏やかでコントロールしやすかった。GRヤリスは雪上やダートだと、このときの動きが素早いんだ。
そこが楽しいんだけどね。

alt


TAKASHI:だとしたらドライのサーキット路面だと、アンダーステアが強い傾向なんですかね?

山田:低速コーナーはそうかもね。でも高速コーナーだと逆に、慣性重量が大きくなってリアが流れるのかな? って思った。

というのも今回の改良は主にサーキットでのポテンシャルアップで、富士スピードウェイのAコーナーや100Rみたいな高速コーナーで、「腰砕け感を抑えるセッティングをした」って開発陣が言ってたんだ。

具体的にはダンパーがリバウンドスプリング内蔵式になった。スプリングも16%ハイレートになって、リアのトレーリングアームの取り付け点を従来よりも上げて、よりトラクションが掛かるようにしたって言ってた。

alt


TAKASHI:ちょっと難しいかも(汗。

山田:ぜひともサーキットで試してみたいよね!

TAKASHI:「GR-DAT」と「6速iMT」はどっちが好きですか?

alt


山田:これも甲乙付けがたいんだよねぇ。この6MT、ショートストロークなのにとっても扱いやすいんだよ。タッチは硬めでカッチリしてるんだけど、コクコク入ってミスしにくい。

TAKASHI:オートブリッパーも便利だし、刺激的ですよね。

山田:かたや8速ATは、左足ブレーキが使えるから運転の幅が広がる。シフトとクラッチの操作がないから、運転に集中できるし。

惜しいのはレブリミッターに当たるとエンジン保護のリタードが入ることで、そこは次の課題にしているとのことだった。

TAKASHI:「GRーFOUR」のモードはどれが一番好きですか?

山田:個人的には駆動配分を50:50に固定する「グラベル」モードが運転しやすかった。

alt


TAKASHI:「トラック」モードは前輪を60~30、後輪を40~70まで連続可変させてくれるんですよね? そっちの方が走りやすそうに思えるけど……雪だったから?

山田:それもあるだろうね。開発の坂本(尚之)さんは「ドライバーの好み」だと言ってたよ。

TAKASHI:自分にはどっちのモードが合ってるのかなぁ? 早く乗ってみたいなぁ。

alt

写真:トヨタ自動車

===================
alt

山田弘樹(やまだ こうき)モータージャーナリスト
自動車雑誌「Tipo」の副編集長を経てフリーランスに。編集部在籍時代に参戦した「VW GTi CUP」からレース活動も始め、各種ワンメイクレースやスーパー耐久に参戦。
こうした経験を活かし、現在はモータージャーナリストとして執筆活動中。愛車は86年式のAE86(通称ハチロク)と、95年式の911カレラ(Type993)。
日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
2025年05月01日 イイね!

【コラム】紗利亜の素顔 Vol.2〜初めてのラリーチャレンジ❣️〜

【コラム】紗利亜の素顔 Vol.2〜初めてのラリーチャレンジ❣️〜こんにちは!

レーシングドライバー、歯科医、モデル(ミスユニバースジャパン2022準GP)として活動中の及川紗利亜(オイカワ・サリア)です。

みんカラコラムの第2回では、「TOYOTA GAZOO Racing Rally Challenge 八ヶ岳 茅野(TGRラリチャレ八ヶ岳 茅野)」に小倉学園チームから出場させていただいたので、そのレポートをお届けします❣️

今回は私にとっての初めてのラリー。戸惑うこともありましたが、チームの皆さまやコ・ドライバーの山本さんのご協力のもと、楽しみながら全てのステージを走り切ることができました☺️

alt
小倉学園ヴィッツ サリアスペシャル(#172)
ドライバー:及川紗利亜、コ・ドライバー:山本磨美


八ヶ岳茅野大会は、グラベル(未舗装路)を走る区間が存在します。
初めてのラリー、さらに初めての未舗装路ということで、出走する前は不安でいっぱいでした💦

しかし、走り始めると想像していた以上にタイヤがグリップして、少しヒヤッとする場面もありましたが、コ・ドライバーの山本さんの冷静な声かけもあり順調に走ることができました。

ただ、舗装路の区間は上りの山道で、ローパワーのヴィッツを上手く走らせる事がとても難しく、上位陣と差が開いてしまいました……。

でも、ギャラリーステージはジムカーナのようなコースレイアウトになっていて、気持ちよくアクセルを踏み切る事ができました❣️

alt


KYOJOカップなどのサーキットレースは練習時間も設けられており、しっかり準備をして決勝に挑みますが、ラリーは事前の走り込みがなくレッキで作成したペースノートが頼りになるため、瞬時に判断してクルマを速く動かすことに集中していかなければなりません。

さらに、路面のグリップも、整備されたサーキットとは違い一定ではないため、グリップしそうな場所を見つけていくための経験が必要だなと感じました。

alt


結果は「C-2(Challenge): Vitz 1500cc 限定クラス」12台中7位でした。初めての参戦で、ラリーの楽しさやクルマを速く走らせる難しさを実感しました。


次戦の利府ラウンドでは、上位に食い込めるようテクニックを磨いて挑みたいと思います❣️

alt

>>当日の走行の様子はこちら


小倉学園チームからは小倉学園の小倉基宏校長も出場されています❗️
3年前からラリーを始められた校長先生から、本番前日の“壮行”夕食会でたくさんのアドバイスをいただきました❗️

特にチームで行う競技だからこそ、互いに尊敬し合い、感謝を伝え合うことの大切さを教えていただきました☺️

alt


そして小倉学園/群馬自動車大学校の学生メカニックさんたちにマシンをメンテナンスしてもらい、安心して本番に挑むことができました❣️

alt


コミュニケーションを積極的にとってくれる学生さん達だったため、チーム一丸となって競技に挑むことができたと思います。皆さんラリーが好きで、私の方がラリーについて教えてもらいました❣️

左から鈴木征輝くん、笠原恵くん、永井榛くん、南雲勇駆人くん、ありがと〜‼️

alt


TGRラリーチャレンジは、ラリー初心者に優しい安全面を考慮したコース設定になっているため、私もラリーという競技を安心して楽しみながら行うことができました。

また、実は今回初めて長野県にお邪魔しました。
自然が豊かで八ヶ岳もとても美しく、さらにお蕎麦やお味噌も美味しい😋
ラリーをしながら観光ができてとても楽しい週末になりました。ラリーに参加しながら観光をするというのもオススメです🌸

alt


今回のお昼は荻野屋さんの「峠の釜めし」でした🥰

alt


TGRラリーチャレンジでは各地を転戦するため、モータースポーツやクルマに興味のなかった人への新たなアピールにつながるのもラリチャレの魅力だなと思います。

さらに、ラリーを通して地域を活性化することは、持続可能なモータースポーツへの普及にもつながるのではないでしょうか?
サーキットにはない地元密着の雰囲気がとても新鮮で、次戦の利府(6月1日)が今からとっても楽しみです❣️

alt


オフィシャル、エントラントの皆様方お疲れ様でした。応援してくださった皆様、ありがとうございました!

そして、サポートしてくださった小倉学園の皆さま、千明自動車さま、本当にありがとうございました。
さらに応援したいと思ってもらえるようなドライバーになれるように頑張ります💪

さて、私の今後のスケジュールですが、

<5月>
5月10日 FCR-VITA(KOYJOクラス)第2戦(富士スピードウェイ)

<6月>
6月1日  TGRラリーチャレンジ利府大会(宮城)
6月29日 TGRラリーチャレンジ渋川(群馬)


の予定です。

また4月23日には、「ミス・ユニバース 2024」の世界大会優勝者ヴィクトリア・ケア・テイルヴィヒさんが世界ツアーで日本に来日中とのことで、お会いしてきました!
私も世界で活躍できるように頑張りたいなと気が引き締まりました🫶

alt



alt
及川紗利亜(おいかわ・さりあ)
2022ミス・ユニバースジャパン準グランプリ
歯科医師
Smile Asiaブランドアンバサダー
Instagram:@sariaoikawa
X:@SariaOikawa

幼い頃、アメリカで研究を行っていた整形外科医である叔父の姿を見て、国際的に活躍できるような医療人になりたいと思い、歯科医師となる。

その後、2022ミス・ユニバースジャパンに参加し、準グランプリに輝く。

モータースポーツは、大学時代に自動車部に入部し、愛車のマツダNB型ロードスターをカスタマイズしサーキットタイムアタックや、カートレースに参加してきた。2024年から富士スピードウェイで開催される女性だけのガチンコレース「KYOJO CUP」に参戦中。

Profile Photo:Yoko Atsumi
Posted at 2025/05/01 10:21:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | 紗利亜の素顔 | 日記
2025年04月28日 イイね!

【コラム】伊藤梓のモタスポ調査隊 Vol.24~今年のF1日本GPも大盛況だった!~

【コラム】伊藤梓のモタスポ調査隊 Vol.24~今年のF1日本GPも大盛況だった!~皆さん、こんにちは!
F1大好き自動車ライターの伊藤梓です🏎️

今年もやって参りました、F1日本グランプリ!
私自身は、人生5回目となる現地観戦をしてきました。

日本グランプリは、昨年から秋開催から春開催へと変更になり、今年は4月4日〜6日に開催されました。
今年も、鈴鹿サーキットはちょうど桜が満開で、世界最高峰のF1マシンと桜が美しいコントラストを生み出していました。🌸

私は金曜日のフリー走行から現地入りしたのですが、とにかく驚いたのは人の多さ!

数年前までは、金曜日であればどこも空いている状態で、買い物やイベント、鈴鹿サーキットに併設されている遊園地なども楽しめたのですが、今年は金曜日からどこもいっぱい。

それもそのはず、今年の日本グランプリの観客動員数はなんと3日間で26万人を超えたとか。昨年からみても約4万人増加しており、近年でもっとも観客が訪れた日本グランプリとなったそうです。




コロナ明けから観客が増えているなぁとは思っていたのですが、NetflixでF1のドキュメンタリーが放送されるようになってから、さらにこれまでレースに関心がなかった人たちや若い世代の人たちが一気に増えているように感じます。

そして、今年は日本人にとって驚くべき大ニュースが!レーシングブルズに所属していた角田裕毅選手が、なんと日本グランプリからトップチームのレッドブルレーシングに移籍することが決まったのです!

トップチームに所属するということは、ワールドチャンピオンになるのも夢ではないということ。角田選手のセンセーショナルな移籍も、さらなる観客動員につながったのかもしれませんね。


写真:本田技研工業


しかし、この発表があったのは日本グランプリの一週間前。

鈴鹿サーキットでは、すでにレーシングブルズのスーツを着た角田選手の大きな看板や旗などがディスプレイされており、日本グランプリ当日までレッドブル仕様のものに変更するため、鈴鹿サーキットは大忙しだったようです……(スタッフの皆様、大変お疲れ様でした!)。






私が金曜日に到着した頃には、すべてレッドブル仕様になった角田選手のディスプレイが展示されており、レッドブルのブースでも日本仕様のチームウェアなどが販売されていました。

日本グランプリ特別仕様の白いチームウェアやキャップは、すでに金曜で売り切れてしまったものも!デザインがかっこよくて人気だったのはもちろんですが、ファンの方の角田選手への期待感がひしひしと感じられました。




F1の現地観戦では、マシンが実際に走っている様子を間近で見られる感動はもちろんのこと、さまざまなブースが出店しているものを体験できるのも大きな楽しみです。その中でも私が特に気になったブースをご紹介します!

まずは、レゴグループのブース。



これまでも、レゴグループは原寸大のF1マシンをブロックで制作したりと話題を呼んでいましたが、今回はファミリー向けに楽しめるブースが設置されていました。

「ピットレーンエリア」と呼ばれるブースの中は、まるでF1のピットやガレージのような雰囲気になっていて、真ん中にはF1の形を模したプレイテーブルの中にレゴブロックが入っています。




設計図を見ながらブロックを集めて組み立てていくと、なんと小さなF1を作ることができます。

さらに自分がブロックで作ったF1をかっこよく撮影できるブースも。たくさんの子供たちが目をキラキラさせながら組み立てている様子が印象的でした。




そして、そのブースの横には、ポップアップストアがあり、各F1チームのマシンのキットが販売されていました。
これがかわいくてかっこいいのなんの!

すべてのチームを揃えたくなること間違いなし!私も思わず購入しちゃいました(笑)。




組み立てるキットの難易度が分けられていて、「レゴテクニック」というもっとも大きいものだと、慣れている人でも組み立てに7〜8時間もかかるのだとか。

この「レゴテクニック」は、エンジンまで再現されていて、ピストンが動いたり、ステアリングを切るとタイヤも動いたりと、とてもよくできています。

「いつか私もほしい……」と思いつつ、今回は対象年齢が10歳以上の「レゴスピードチャンピオン」をチョイスしました。これが無事組み上げられたら、「レゴテクニック」にも挑戦してみようと思います(笑)。




角田選手のディスプレイ以外にも日本人として気になったのは、ハースとTOYOTA GAZOO Racing(TGR)のコラボレーション展示




TGRは昨年からハースと車両開発分野で協力すると発表しており、TGRのドライバーやエンジニア、メカニックの人材育成の場としても考えているようです。

また、現在のハースのチーム代表は小松礼雄さんであり、チームジャパンとしてハースも応援していきたいですね!




実際にブースに展示されていたハースのマシンのリアウィングにはTOYOTA GAZOO Racingの文字がしっかりと刻まれていました。ブースでは旗も配られていて、旗をもらった子供たちが嬉しそうに旗を振っていました。




金曜日は、グランドスタンド席以外は自由席になります。
フリー走行は、自分の取った席とは違う1・2コーナー付近で観戦することに。

ここではストレートからすごいスピードで突っ込んでくるマシンと難易度の高いコーナリングがはっきり見られるのでおすすめ!

さらに2コーナーの下には、名物の「焼肉ランチ」が売っているので、ここでご飯を買ってからフリー走行を見るのが最高のコースとなっております(勝手に)。




今回、角田選手がレッドブルに移籍しましたが、実はこのレッドブルのセカンドドライバーのマシンは、これまでなかなか結果を残すことができていないマシンでした。

それもあって、「いきなりチームとマシンが変わって、角田選手がすぐに結果を出すのは簡単じゃないだろうな」と思っていました。

ところが、フリー走行1回目(FP1)が始まると、角田選手は思いのほか良いペースで、FP1では6位となりました。

正直かなり順位が後ろになることも覚悟していたので、初走行にしては素晴らしい結果にホッとひと安心。

ところがFP2では、予期せぬ事態が!マシンから飛び散る火花によってコースサイドの芝が燃えてしまい赤旗に。

これが何度も続き、FP2では各チームがタイムを出したり、データを収集することが難しくなってしまいました。ここで角田選手が新しいマシンで経験が積めなかったことは大きな痛手。

芝が燃えたことで、鈴鹿サーキットでは夜通し防火対策を行ったそうです(スタッフさんたち、本当にお疲れ様でした!涙)。




そして、いよいよ土曜日の予選。

予選の1回目(Q1)では、7位で通過した角田選手でしたが、Q2ではトラフィックなどによってタイヤをあたため切れず、Q2は突破できず15番グリッドからのスタートになりました。

もちろんQ3に進んでほしい気持ちはありましたが、今のレッドブルのポテンシャルと、レッドブルでの初ドライブということを考えると、十分な結果だと感じました。

そして、Q3では上位陣の熱い戦いが繰り広げられました。最近、絶好調なマクラーレンは、ぶっちぎりで1-2フィニッシュを決めることが多かったので、個人的にも「鈴鹿も予選はマクラーレンが1ー2かな」と思っていました。

案の定、マクラーレン2台は他を寄せ付けない速さでラップし、ピアストリ選手がトップタイムを出すと、次にノリス選手がなんと鈴鹿のコースレコードを更新してトップに! これには会場もどよめきました。

しかし、ここで驚くべき能力を見せつけたのは、マックス・フェルスタッペン選手。


写真:本田技研工業(写真は昨年のもの)


正直、今シーズンのレッドブルのマシンは調子が良くなく、マックスも日本グランプリのフリー走行も予選中も苦労している様子でした。
Q3の最後のアタックでも、どのセクターもファステストを更新できず。

しかし、「どうやらマックスが良いタイムでまわっていそうだ」という実況の声が。「そんなまさか……」と思いながら、掲示板を見つめていると、なんと最後の最後にマックスの名前がトップに躍り出たのです。

これには、会場も盛り上がった、というよりは、「え!?」「は?!」というような、ただただ信じられないと驚愕する声がそこかしこから上がっていました。


やはりマックスはマシンがどんな状態でもその能力を引き出し切れる、希有な才能の持ち主に違いありません。そのタイム更新を見て、私も鳥肌がぶわーっと立つくらいの感動と驚きを覚えました。

もちろんマックスのタイムは、コースレコード。今回のマックスのすさまじい走りを間近で見てファンになったという人も多かったでしょうね。




そして、いよいよ決勝。毎回何か起こりがちな鈴鹿ですが、1周目では接触もクラッシュもなくクリーンなスタートに。

そして、角田選手はこの1周目で前を走るローソンをオーバーテイク!
レッドブルのマシンをなんとか乗りこなそうとする角田選手の姿は輝いていて、同じ日本人として誇りに思いました。

ポールポジションを獲得したフェルスタッペン選手は、そのままポールトゥウインを飾りました!
マクラーレンはなんとかフェルスタッペン選手に追いすがったものの抜くことはできず、ノリス選手が2位、ピアストリ選手が3位となりました。

角田選手は12位でポイントを取ることはできませんでしたが、サーキット中があたたかい拍手で見送っていたのが印象的でした。




おそらく中継で見ていた人たちは、「展開の少ないレースだな」と思っていたかもしれませんが、現地でレース観戦していると、毎回自分の目の前をF1が通るだけで「うおー!」と気持ちがワクワクするものです。

サーキットの盛り上がっている雰囲気や、ドライバーが日本にいてレースをしているんだという感動や、そして何より信じられない速度で走る美しいマシンの姿とその音。

何度見ても飽きず、何度見ても湧き上がるようなワクワクを感じられる現地観戦は、「やっぱり最高!」と改めて感じた日本グランプリでした。来年も絶対現地観戦するぞー!



===================
alt
伊藤梓(いとう・あずさ)
クルマ好きが高じて、グラフィックデザイナーからカーグラフィックの編集者へと転身。より幅広くクルマの魅力を伝えるため、2018年に独立してフリーランスに。
現在は、自動車ライターのほか、イラストレーターとしても活動中。ラジオパーソナリティを務めた経験を活かし、自動車関連の動画などにも出演している。

YouTubeチャンネル『伊藤梓の気ままな日常』ではF1を(ほぼ)毎戦、予選・決勝をYouTubeで実況生配信中!
チャンネル登録よろしくお願いします!
Posted at 2025/04/28 09:01:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 伊藤梓のモタスポ調査隊 | 日記

プロフィール

「快晴の中、S耐第2戦鈴鹿が間もなくスタート‼️ YouTubeでもライブ配信中ですよ〜>>https://www.youtube.com/watch?v=cMO3ckXWIIY #s耐 #鈴鹿サーキット
何シテル?   04/27 11:04
2021年夏、「ピットイン」改め『みんなの自動車部♪- みんカラスタッフブログ・スピンオフ!』始めました! Facebookグループ(https://ww...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/6 >>

1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation