こんにちは、スタッフKKです。
JAIA試乗会、ラストです。アメ車びいきの私が乗ったのは「シボレー カマロ」です。
現行カマロについてのまとめです。
グレードは3つあります。
●シボレー カマロ LT RS(569万円)
・クーペボディ
・直列4気筒DOHC 2.0Lターボ(275ps/400Nm)
・8AT
●シボレー カマロ コンバーチブル(656万円)
・オープンボディ(電動ソフトトップ)
・直列4気筒DOHC 2.0Lターボ(275ps/400Nm)
・8AT
●シボレー カマロ SS(729万円)\今回の試乗車/
・クーペボディ
・V型8気筒OHV 6.2L(453ps/617Nm)
・10AT
現行型のデビューは2015年でカマロとしては6代目。マイナーチェンジで細かなエクステリア変更を重ねてきました。ウィキによると北米での購入者の30%弱が20代で、トランスフォーマーの影響があるとか。
ではカマロを眺めていきましょう。
幅が広くルーフは低く、そして長いボディというプロポーションは、王道のクーペフォルム。この王道感がたまらなくて眺めるとにやにやしてしまいます。
逆スラントしたフロントフェイスはまるでロカビリーリーゼント。ロックロック!
マイナーチェンジでバンパー中央にあった「ボウタイ」マークはグリル内に。黒く塗られていたバンパー部分もボディ同色となり、落ち着いたお顔になりました。
ちなみにこれが前のお顔。ボウタイマークとバンパーの塗り分けの違いがおわかりいただけただろうか(言いたいだけ)。
リアフォルムに大きな変更はありません。
リアカメラミラー用のカメラがこんなところに。なんだか銃口感あります。
パタタタタッ
SSのタイヤサイズはフロント245/40R20、リア275/35R20でランフラットサマータイヤを装着。
ブレーキはLT RSとコンバーチブルはフロントにブレンボ、SSは前後にブレンボを装備。クセの無いタッチとフィーリングで、すぐに慣れることができました。
ホイールデザインが違うものの、素人目にはパッと見でLT RS(2Lターボ)とSS(V8)の違いがわかりません。しかしこちらを見れば一目瞭然。
ドーム型フードの中央にエアエクストラクター! これがあれば「SS」です。見た目の迫力アップだけでなく、エンジンルームから空気を放出し、冷却効果と空力性能を向上させる効果があります。
ボンネットを開ければドーンとV型8気筒OHV6.2Lエンジンがお目見え。見た目の迫力が素晴らしい。そしてエンジンフィールも素晴らしい。アクセルを深く踏みこめば「ヴォエエエエエエエ!!!」という、これぞまさにV8サウンドという咆哮とともに猛烈に加速します。これには間違いなく乗った人全員ニヤつくことでしょう。
しかし普段使いではものすごくジェントルで神経質さなど微塵もなく、常におだやかでやさしいキャラクター。そういう人好きです(謎)。
インテリアを見ていきましょう。非常にスタンダードな計器類の配置に安心します。シートに座るとボディに包まれるような、潜り込むような感覚。良くも悪くもクーペらしい居心地です。つまりは全方位の視界はあまり良い方ではなく、ボディサイズも大きいので慣れが必要そうです。そういうクルマです。
「ドライバーモードセレクター」は「ウェザー」「ツアー」「スポーツ」「トラック+」の4モードがあり、ステアリングアシスト量、スロットルプログレッション、トラクションコントロールなどがそれぞれの味付けになります。
個人的な好みでいうと、ノーマルがとっても快適なのであまりいじる気になりませんでした(白目)。
ドア周りもコクピット感あります。
CarPlay、Android Auto対応のシボレーMyLinkインフォテイメントシステムのディスプレイは8インチ。
シフトレバーはスタンダードなタイプ。操作系はすぐに慣れるはず。
特筆したいのがシートです。欧州車とはまた違う座り心地の良さがあります。また、着座すると足を前に投げ出すようなドライビングポジションになるのですが、運転席の快適性も当然ながら「助手席がすこぶる快適」です。個人的に様々なクルマの助手席の快適性チェックをしてきているのですが、カマロの助手席の快適性はトップクラスです。意外ですよね。私も意外でした。
後席は使えないことはないですが、狭いです。そういうクルマです(しつこい)。
スマホの非接触充電はなぜかリアシートの真ん中にあります。
「おいジャック、このインパネデザインで非接触充電はどこに設置するんだ? どこにもおけそうにないぞ!」
「ああボブ、じゃあここでいいだろう? それより腹が減った、ランチにしようぜ」
たぶんそんな感じでここになったんだと思います(適当)。
ラゲッジも使えないことはない位のサイズ。広くはありません。
注目はここ。 どこ?
なんとトランク内にトランクオープナーが付いています。なんと人が逃げる用。さすがメリケン。そしてどことなくキース・ヘリング風。
ということで、シボレー カマロ、いかがでしたでしょうか。乗り味、走り味はとってもマイルド。良い意味で乗用車感があって、運転フィールにクセが無く乗りやすいです。一方、日本では左ハンドルはやっぱり運転しにくいというのが正直な感想。交差点での右折とか見づらいし、駐車場のチケット取るのとかも地味に面倒だし、普段使いではいろいろありそうです。
などなど、現実的に考えるといろいろ良し悪しはありますが、気軽に乗れる巨大排気量のV8OHVエンジン搭載モデルは近いうちに消滅してしまうような気がします。ですので、気になる方は一度乗ってみて、悩むのなら買ってしまいましょう。そして買ってから考えましょう。
「ああ、今カマロに乗ってる」
って言えるのいいと思いますぜ~
おしまい
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Posted at
2022/02/15 11:41:02