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2023年06月26日

【コラム】そうだ、ニュルへ行こうよ!Vol.11 ~スポーツタイヤの選び方~

【コラム】そうだ、ニュルへ行こうよ!Vol.11 ~スポーツタイヤの選び方~ みなさんゴキゲンよう!
モータージャーナリストの山田弘樹(やまだ・こうき)です。

千里の道も、一歩から。初心者でもクルマを目一杯楽しんで、最後の最後は「ニュルブルクリンクへ走りに行こう!」というこのコラム。

今月は「タイヤの選び方」についてお話します。

++++++++++++++++++

みんカラスタッフ TAKASHI(以下:TAKASHI):山田さん! 今月は、「タイヤの選び方」について教えてくださいッ!!

山田弘樹(以下・山田):おッ、いいところから攻めてきたね。「初めてのスポーツタイヤ選び」という感じかな?

TAKASHI:はい。ミニサーキットやドライビングスクールに行くときに揃えなければいけないものって沢山あると思うんですけど、そのなかでも難しいのが「タイヤ選び」じゃないかなぁ? と思いまして。

山田:たしかに「うまくなりたいなら、あまりグリップが高くないものから始めた方が良い」とか、「タイヤだけは、いいものを選べ!」とか、色々な意見があって混乱するよね。



TAKASHI:山田さんのオススメは、どんな感じですか?

山田:まずは純正タイヤで走るのがいいと思う。普段と同じタイヤだから慣れているし、公道では確かめられない、本当の実力もわかるし。

でも使い切ると普段履くタイヤがなくなっちゃうから(笑)、それが「お代わり」できる予算を取っておくといいんじゃないかな。

TAKASHI:インチアップしていたりしたら、純正タイヤ(&ホイール)にもう一度履き替えて走ってみるとか?

山田:使ってないタイヤの有効活用法だよね。ただしくれぐれも、製造年月日の確認は忘れずに。
※参考:タイヤの製造時期の調べ方は?表記の見方や履替えポイントも解説



TAKASHI:さきほども仰っていましたけど、初心者が新たに履くタイヤとしては、ローグリップとハイグリップでは、どちらがいいんですか?

山田:ボクは「しっかりしたタイヤ」がいいと思う。

TAKASHI:ハイグリップタイヤじゃなくて?

山田:そう。トレッドや、ケース剛性が高いタイヤというのかな。



TAKASHI:うーん……難しいです(滝汗)

山田:初心者って、クルマが曲がらないと余計にハンドル切ってしまうでしょ?

ブレーキングがクリッピングポイントの遙か手前で終わってしまって、そこからハンドル切りながら、加速したりするでしょう?

TAKASHI:うぅ、心が痛い(笑)。アンダーステアですね……自分もそうでした。

山田:ボクだってそうでしたよ(笑)

で、そんなときにトレッドが剥離したり、ゴムがどんどん減ってしまわないタイヤがいい。そんなタイヤはないんだけど、“そうなりにくいタイヤ”がいいと思うんだよね。


写真:トヨタ自動車

TAKASHI:つまり「頑丈なタイヤ」ということですかね?

山田:そのイメージだね。ただグリップが低くて頑丈なタイヤってのを探すのもなかなか難しいから、結局のところハイグリップタイヤを選ぶ傾向にはなるんだけどね。

TAKASHI:じゃあ結論としては、ハイグリップタイヤがいいということですかね? 最初はローグリップタイヤで練習した方が、限界も低くなるし、上手くなれると思っていました。

山田:それはね、TAKASHI君みたいに「滑ることを踏まえて」走ろうとしている人向けの話。

自分なんかも若いころはとにかくアクセルターンがしたくて、ボロいタイヤを履き続けた。きちんと目的意識があるなら、ローグリップタイヤを選ぶのはアリだと思う。きっとリスク管理の意識もあるはずだからね。



TAKASHI:つまり「サーキット走ってみたいな」とか、「自分のクルマのアクセルを、一度床まで目一杯踏んでみたい!」という段階の人は、しっかりしたタイヤを履いて、まずはクルマを走らせることに慣れるのが先だということですね。

山田:うん。色々な意見があると思うけど、ボクはそう思う。もしくは最初に言ったとおり、自分のクルマが履いている純正タイヤね。

そしてハイグリップタイヤを履いて「なーにも起こらない」とか、「タイヤに走らされている感じがするなぁ」なんて思えてきたら、走ること自体が楽しくなってきた証拠だと思うから、次のタイヤ選びをすればよいと思う。



TAKASHI:具体的に「このタイヤがいいよ!」というのはありますか?

山田:いわゆるスポーツラジアルタイヤだと、ヨコハマの新しい「ADVAN NEOVA AD09」はゴムも構造も頑丈な印象。十分タイムも出るんだけど、一発よりも耐久性を重視している感じがするし、オススメです。

>>ADVAN NEOVA AD09のパーツレビューはこちら!


写真:横浜ゴム

あとはコストパフォーマンスという意味でも、ダンロップの「DIREZZA ZⅢ」はベストセラー。ブリヂストンの「RE-71RS」は……ビギナーにはちょっともったいないかなぁ(笑)

>>DIREZZA ZⅢのパーツレビューはこちら!
>>RE-71RSのパーツレビューはこちら!

TAKASHI:それでも、ビギナーにはみんなちょっと高くないですか?苦笑

私が買うならTOYOタイヤの「PROXES R1R」とか、実勢価格も安いし良いなぁと思いました。あとは新進気鋭の「シバタイヤ」もすごく気になります!

>>PROXES R1Rのパーツレビューはこちら!

山田:シバタイヤ、気になるねッ!

あとはタイヤを長持ちさせるという意味でも、エアゲージがあるといい。



TAKASHI:タイヤが決まれば、あとはヘルメットとグローブ。ブレーキパッドにフルード、4点式シートベルト……沢山かかるなぁ(汗。

山田:焦らず、ひとつずつ。だから「長く楽しめる趣味」になるんだよ。そうしたら次は装備について話そうか!

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山田弘樹(やまだ こうき)モータージャーナリスト
自動車雑誌「Tipo」の副編集長を経てフリーランスに。編集部在籍時代に参戦した「VW GTi CUP」からレース活動も始め、各種ワンメイクレースやスーパー耐久に参戦。
こうした経験を活かし、現在はモータージャーナリストとして執筆活動中。愛車は86年式のAE86(通称ハチロク)と、95年式の911カレラ(Type993)。
日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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Posted at 2023/06/26 11:01:09

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