
こんにちは!
YouTubeにて
『AUTO SOUL JAPAN(旧みじゅ【車と洗車ちゃんねる】)』というチャンネルで活動しております黒木美珠です!
2024年3月30日、日本初開催
「ABB FIAフォーミュラE世界選手権」の観戦に行ってきました。
ワタシ自身「SUPER GT」は毎年観戦していますが、フォーミュラレースは初観戦!
静かなEVのレースがどのようなものなのかとても楽しみにしていました。
フォーミュラEとは、世界各地の特設サーキットで行われる電気自動車(EV)のレースシリーズで、レースは
「E-Prix」と呼ばれます。
2023-24年のフォーミュラE シーズン10では、11チームが参戦し、各チーム2台のマシンと2人のドライバーで選手権を戦います。日本メーカーからは日産自動車が唯一参戦中。世界最大級の自動車メーカーや、新興EVメーカーと戦います。
※写真:日産自動車
また、サステイナビリティをメインコンセプトに掲げており、各メーカーはレース対応の新テクノロジーの開発とテストに取り組みながら、地球温暖化問題にも取り組んでいるそうです。
今回走行する、フォーミュラE車両の
「Gen3」のマシンは後輪駆動で、フロントとリアにそれぞれモーターを搭載し、両方から回生エネルギーを得ています。
会場で一つ前の世代の
「Gen2」のマシンを間近で見たのですが、ブレーキが
「軽自動車用!?」と思うくらいとても小さくて驚きました。これは回生ブレーキでの減速を主としているからだそうです。
そして、レース中に要するエネルギーの約40%を回生ブレーキによって生成するため、世界で最もエネルギー効率の高いレーシングカーと言われているそうです。バッテリー残量などの駆け引きでも勝負が分かれるフォーミュラE。静かな熱い戦いが楽しみです。
※写真:日産自動車
会場は東京ビックサイト。同会場で開催された「ジャパン・モビリティ・ショー2023」では
駐車場難民が大量発生していたので、今回も停められないことを危惧し、開場は7:00のところ6:45には会場に到着し、無事近隣駐車場に停めることができました。
いざ入場!フリードリンク用のコップをもらいました。会場の至る所に給水スポットが設置されており、自由に給水することができました。ちょっとこのシステム、日本のレースというより海外のレースみたいで新鮮に感じました。
開場したばかりということで人も少なく、屋内展示ブースをゆったり写真撮影をしたり、展示品を眺めることができました。
屋内ブースでは本格的なシミュレーターがずらりと並び、タイヤ交換のタイムアタックチャレンジが楽しめるコーナー、特設ステージでのアーティストのライブなど、レース開始までの空き時間も楽しめる工夫がたくさんありました。
その中でワタシが特に惹かれたのは会場の一角に設置された
着物を着たマネキンです。こちらは東京大会開催を記念して全11チームそれぞれのイメージカラーを反映してデザインされたそうです。
日本らしいおもてなしを表現するのにぴったりの演出で感動しました!
ワタシは着物文化が好きなので、ぜひ市販化して欲しいなと思いました。
グランドスタンドへ向かう途中、特設コースに横切られ、
信号としての意味をなさない信号機を見かけました。
「そうだ、ここはサーキットじゃなく公道なんだ」と公道で開催されているというのを実感する瞬間でした。なんだか不思議な感覚です。
会場にも観客が増えてきた頃、いよいよ予選開始!
フォーミュラEの予選は、まず2つのグループに分かれそれぞれ10分間のセッションでラップタイムを計測し、各グループの上位4名が
「デュアル」と呼ばれる1対1のノックアウト方式でタイムを競う予選形式です。
予選から見応え抜群!
日産から出場しているローランド選手は予選グループAでトップタイムを記録し、デュエルでも順調に勝ち上がり、今季2度目のポールポジションを獲得しました!
国内メーカー唯一参戦中の日産が記念すべき初めての日本開催でポールポジション獲得し、会場のボルテージも一気に上がったように感じました。
予選が終わり、レースまで数時間ほど時間が空くのですが、その間の楽しみも充実していました。
時間帯もお昼時ということで、ワタシは今回フードトラックでランチを取ることに。
軽いものからガッツリメニューまで、おいしそうなメニューがたくさんあり目移りしましたが、チキンライスを選びました。チキンも大きくタレにパンチがあってとっても美味しい!
ボリューム満点でお腹も満たされました。フードトラックブースでも粋なおもてなしが♡
飲食用に設置された長机一つ一つに桜が活けてありました。日本開催と春開催ならではのおもてなしにキュンとしました。
お昼を食べた後も、まだレースまで時間があるので屋内ステージへ。
今回すごく楽しみにしていたステージがあります。それは日本最大級のアイドルオーディション
「PRODUCE 101 Japan The Girls」に出演していた佐々木つくしさんが所属する
「Fabulous Sisters(ファビュラス シスターズ)」のステージです。
Fabulous Sistersは、ダンス世界大会
『WORLD OF DANCE』にて2連覇を達成し、世界的にも実力が認められたダンスグループです。
ワタシはアイドルオーディションでつくしさんのダンスに魅了され、そこからFabulous Sistersにも興味があったので生でパフォーマンスを見られるのを楽しみにしていました。
とにかく美しかった!!!(感激)
息のあったパフォーマンスが圧巻でした。なんだかダンスというよりも、「芸術」のようなパフォーマンスで感動しました。
レースの空き時間も楽しめる工夫がいっぱいです。
大変お待たせいたしました。
レース以外のコンテンツが盛りだくさんでしたが、いよいよレース開始です。
私は日本メーカーで唯一参戦中のチーム日産を応援します。ポールポジションを獲得したことでかなり期待が高まります。
15:00。ついにレーススタート。
ポールポジションを獲得した日産はレース中盤まで安定してトップを守り続けてくれました。
レースが動いたのは中盤に差し掛かった頃。
それまでトップを守り続けた日産でしたが、2位にダウンしてしまいました。ですがまだレース中盤。バッテリー残量なども加味して温存しながら走り最後は1位に返り咲いてくれると信じ応援していましたが、残念ながら惜しくも2位。
この展開にはしっかりと戦略があったようで、レース中盤の2位ダウンはバッテリー残量が厳しく、空気抵抗の大きい先頭をマセラティのギュンターに譲るためだったそう。
ですが、終盤で逆転を狙ったものの、猛追も及ばず2位でゴール。惜しかった〜〜〜〜(泣)
ちょっと悔しい結果にはなりましたが、最後まで諦めずに喰らいつく姿勢に感動をもらいました。レースって面白いですね!
※写真:日産自動車
記念すべき日本初開催のフォーミュラEを会場で観戦することができとても貴重な機会でした。
EVレースならではのバッテリー残量という制限や駆け引きがすごく面白かったです。エンジン車ならではのサウンドがなくても、EVにはEVならではの戦い方や楽しみ方があるということを知れたレースでもありました。
サスティナブルな社会に向けての取り組みをしながら、各メーカーの技術進歩、レースファンへ新たな楽しみを提供してくれるフォーミュラEに今後も注目していきたいです!
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黒木美珠(くろき・みじゅ)
車系YouTuber / Webライター / 自動車ジャーナリスト志望 / elfアンバサダー
YouTube:AUTO SOUL JAPAN(旧みじゅ【車と洗車ちゃんねる】)
「愛車をきれいに大事に乗りたい。」という想いから洗車を研究&洗車チャンネルを始動。
2021年に愛車のホンダ「ヴェゼル」90日連続車中泊で日本一周しその模様を配信。
現在は洗車、車両紹介、カーイベントの取材など車全般を幅広く配信中。
現在の愛車はホンダ「シビックタイプR(FK8)」とスバル「フォレスターSTIスポーツ」。
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