
皆さん、こんにちは。
スタッフTAKASHIです。
以前、伊藤梓さんがコラムで紹介してくださったマツダの
「バーチャルからリアルへの道」活動↓↓↓
>>【コラム】伊藤梓のモタスポ調査隊 Vol.19~バーチャルからリアルへ! マツダの取り組みが面白い!~
先日の筑波サーキットでのトレーニングに続き、
「講習会があるので参加しませんか?」とお声がけ頂いたのでのワタクシ行ってまいりました。
取材会場を聞いてビックリ。なんと
広尾です。
駅を降り立ち外苑西道路を歩けば、Gクラスがまるでヤリスクロスかのように大量に走っており、ランボやブガッティのショールームも。ほへぇ。
思わず変な声が出てしまいましたが、なぜサーキットもないセレブな街の広尾で講習会が開催されたかというと、今回の会場が
「ブリヂストングローバル研修センター」だったから。
\ じゃーん /
実はブリヂストンさん、この研修センターで
「Bridgestone eMotorsport Institute」というドライビング・シミュレーター(シム)を使った一般向けのレッスンプログラムを実施しており、マツダの
「バーチャルからリアルへの道」に協賛しているご縁から、今回こちらの施設を使った講習会となったそうなんです。
※Bridgestone eMotorsport Instituteの詳細は文末でご紹介していますmm
「バーチャルからリアルへの道」の詳細は
伊藤さんのコラムにお任せしますが、簡単にいうと、バーチャル(シムレーサー)のスゴ腕の人たちに、リアルのモータースポーツに触れてもらおうという企画。
今回の講習会では、本プログラムに選ばれし6名(この日は1名欠席の5名)がレース初参戦(マツ耐)に向け、
サーキット走行のルールやノウハウを
事前にシミュレータを活用して習得し、当日のレースに落ち着いて、自信を持って挑む準備をするというのが目的です。
まさに事前にレースのシミュレーションができるシムならではですね!
実はワタクシTAKASHIも今年のマツ耐に参戦するべくただいま準備中。
サーキットやレースの攻略法を盗んでやろうという
スケベ心を携え鼻息荒く行ってきたのでした。
まずは座学から。講師は前回に続きレーシングドライバーでロードスターを操るスペシャリストでもある
加藤彰彬さん。
レギュレーションを読み込みながら、当日のポイントやレースの注意点、心構えまで細かく伝えていきます。
TAKASHI的に思わずハッとさせられたのが、加藤さんの
「ドライバーだから運転に集中するのだけではなく、ゼッケン貼りやホイールナットの増し締めなど、準備からみんなで一緒にやる」という趣旨のお言葉。
彼らはシムの世界ではトップクラスの実力がある
“選ばれし6名”ですが、本プログラムで大事なのは
“共挑の精神”。レーサーとしての基本をイチから学んでいきます。ゲームでナットの増し締めなんてないもんね。
そのほか、
ホウレンソウや
団体行動の意識、
コミュニケーションの大切さなども説かれており、ワタクシも社会人となり早○年。あの頃の初心を思い出させて頂きました。人としての基本ですね。メモメモ
と、ここで取材陣は一足早く、ブリヂストンが誇るシミュレーターを体験させてもらうことに。
待ってました!と鼻息荒く体感させてもらいましたよ‼️フゴフゴ
プレイしたのは
「iRacing」。コースは
筑波サーキット(TC2000)で、車両はもちろん
マツダ「ロードスター」のレーシングカー。
実は先日コソ練でTC2000をリアルに走ってきたので、
意気揚々とピットアウトしたのですが、見事に
1ヘアで壁に激突。お約束ですね(笑)。
壁に突き刺さったリプレイを晒しておく。
写真:カー・アンド・ドライバー 山本善隆氏
シム、むずいぜ☆
ちなみにこちらのブリヂストンさんの施設、
シムの講師陣がめちゃくちゃ豪華なのも特徴で、この日の講師はなんと
武藤壮汰選手と
樺木大河選手!
武藤選手(右)は、
iRacingのレーティングで日本最上位。あのF1きっての名門
「ウィリアムズ」のeスポーツチームに
実際に所属されている日本トッププロの1人です!
すげー
バーチャル界のリアルF1ドライバーじゃないですか。
樺木選手(左)は、グランツーリスモなどで結果を残し、2022年からリアルへと転向した、まさに
バーチャルからリアルへの道のリアルな体現者。今回の参加者のロールモデルといったところで、お二人とも優しく丁寧にアドバイスを送っていた姿が印象的でした。
ちなみにクラッシュをしたワタクシに武藤選手が、
「最初はタイヤが冷えているのでいきなり全開でいっちゃダメですよ(笑)」と一言。
昔のレースゲームで記憶が止まっているワタクシは、最新のシムがそこまでキチンと表現していることに驚きです(そのレベルですみません…滝汗)。
写真:カー・アンド・ドライバー 山本善隆氏
ちなみにちなみに言い訳をすると、ロードスターだと思って愛車と同じポイントでブレーキを踏んだら、なんとドライブしていたのが
2.0Lの北米仕様のレースカーで、ワタクシの1.5Lより速度が出ていたのでした🙌
ほぼ視覚情報とハンドルのフィードバックに頼るシム、
やっぱりむずいぜ☆
その後悪戦苦闘しながらも徐々に慣れてはいったものの、なかなかタイムが上がらず。そこで武藤選手にお手本を見せてもらうと、まぁウルトラスムーズ。
ワタクシがハンドルをこじり
アンダーステアと格闘しながら無理やりクルマを曲げているのに対し、武藤選手は
スーっと気持ちよくターンインしてクルマを転がしていきます。
違うクルマなんじゃないか?
聞けば、シム出身者が実車(リアル)に乗ると、
得られる情報量が増えるので対応しやすいけど、リアルに慣れた人がシムに乗ると
情報量が少なく戸惑って最初は上手くいかないんだそうです。
その後ちょこちょこアドバイスをもらいながら、結果は武藤選手から2秒半落ち。
真横でアドバイスをもらって即実践できるのがシム最大のメリットですね。
あっワタクシ、今回の走行で見事に
2台廃車にしましたよっと。失敗しながら色々トライできるのもシムならではです。
\ クラッシュ上等 /
そしていよいよ今回の参加者たちへバトンタッチ。
まずは
“慣熟走行”から始め……ってあっさりワタクシのタイムを2秒以上も上回っていきます。さすが選ばれし6名(5名)です。
聞けば、今回は
「iRacing」というソフトを使っていますが、みんなそれぞれ得意なソフトがあるようで、
「iRacingムズイ〜」という声が最初チラホラ聞こえてきたものの、すぐに
違いやクセを把握して
ドライビングをアジャストしていきます。このあたりの
順応性の高さはさすがシム出身者といったところでしょうか。
続いて、より実車に近い練習をということで、ギアチェンジをパドルシフトから
シフトレバーでの操作へと切り替え、
ブレーキも左足ではなく右足で踏むように指示が。
ここで参加者に異変が!!
先ほどまであんなにスムーズに操作していたのに、突然スピンをしたりミスをするように。
しめしめと
悪魔なTAKASHIが後ろでニヤつくのも束の間、ここでも恐ろしいスピードで順応していき、
次の周にはほぼいつも通りの走りになっていました。
参りました。悪い顔してごめんなさいmm
マツ耐は2時間半という時間の中で、ガソリンをセーブしながらゴールを目指す耐久レース。
燃費がカギを握るので意図的にペースを抑えられ、その分
初心者にも参加しやすいのが人気のヒミツ。
最後のステップでは、
回転数縛り(5500rpmを上限)をした上で、
ガソリンを7Lに設定し、
15分の中でラップ数とガソリン残量を競う模擬レースが行われました。
さっきまで和気藹々とした雰囲気だったのが、
“勝負”ということになった途端急に緊張感が漂います。やっぱりみんな根っからのレーサーですね(笑)。
コースティング(早めにアクセルオフ)をして燃費を稼ぐ走り方は、普段なかなかゲームでやったことがない参加者も多く最初は戸惑っていたものの、徐々にコツを掴んでいき、ここでも
順応性の高さが印象的。
今回は筑波サーキットとモビリティリゾートもてぎの2つを使用しトレーニングをされていましたが、講習後参加者は口々に、
今日学んだことや燃費走行などを本番までシムで研究・練習すると仰っておりました。
やっぱすぐに反復や練習を繰り返せるのがシムのいいところですね。そりゃ上手いわけだー。
参加者の皆さんの
“リアル”な初戦は6/16(日)にモビリティリゾートもてぎ!
そして翌月の7/28(日)は筑波サーキットTC2000!
彼らを応援しつつその活躍を楽しみにワタクシも取材したいと思います!
ワタクシもコソ練するぞおおおお🔥🔥🔥
(帰ってプレイステーションの電源を久しぶりに入れたのはナイショ)
ではでは〜ノシ
写真:マツダ
<Bridgestone eMotorsport Institute>
週末の習い事感覚でできるのがいいですね!
>>Bridgestone eMotorsport Instituteの詳細はこちら