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2025年03月04日 イイね!

\一緒に走ろうぜ!/ サーキットデビューにもピッタリな走行会が5月8日に筑波サーキット(TC1000)であるよ

\一緒に走ろうぜ!/ サーキットデビューにもピッタリな走行会が5月8日に筑波サーキット(TC1000)であるよ皆さん、こんにちは。スタッフTAKASHIです。
お久しゅうございますmm

暖かくなったと思ったら雪⛄️
一体どうなってるんだ⁉️という気分ですがいかがお過ごしでしょうか?

三寒四温とはよく言ったもので、少しずつ春の訪れが近づいているのかもしれませんが、本日はそんな春の陽気の真っ只中(多分)に開催される走行会のご案内です🚗💨

\一緒に走ろうぜ!/
花粉がツライとか言わない🤧


主催するのは、当ブログで以前ご紹介し、一緒に走行会を開いてくださった「877モータースポーツ」さん。
877はバナナと読みますが、コース上にバナナが散乱しているわけではありませんのでどうぞご安心ください🍌

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そんな877さんの走行会の特徴は圧倒的なホスピタリティの高さ‼️

クリアラップが取れるように同時コースインは8台以下に抑えられ、キッチンカーは2台も出店、さらにプロカメラマンによる走行写真のプレゼントに加え、講師同乗走行(先着20名様)や初心者講習会ありもありなので、玄人さんから初心者さんまでみんなが楽しめちゃいます🤩

クラスは申告タイム順に分けられているので、速い人にビクビクしながら走ることもないですし、今回は安全性も高く危険な箇所が少ない筑波サーキットTC1000での開催なので、まさにサーキットデビューにピッタリの走行会となっています!

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<877走行会>
場所:筑波サーキット(TC1000)
日程:5月8日(木)
時間:8:00〜16:00
走行時間:11分×5セット
クラス:8クラス編成(申告タイム順)
参加費:16,5000円(保険料込み)
申込:公式サイトより
その他:講師同乗走行(先着20名様)、初心者講習会、プロカメラマンによる写真撮影あり


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一人だと不安だけどサーキットを走ってみたいそこのあなた、これを機に走行会デビューしませんか??
私も参加予定ですので、お声がけいただければ「みんカラステッカー(ミニ)」をあげちゃうかも(忘れたらごめんなさいmm)

>>877走行会の詳細は公式さんへ!


Posted at 2025/03/04 14:01:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | 走行会・イベント情報 | 日記
2025年01月20日 イイね!

【コラム】そうだ、ニュルへ行こうよ! Vol.29~EVとG16Eコンバートのハチロクには無限の可能性があった(後編)〜

【コラム】そうだ、ニュルへ行こうよ! Vol.29~EVとG16Eコンバートのハチロクには無限の可能性があった(後編)〜みなさんゴキゲンよう!
モータージャーナリストの山田弘樹(やまだ・こうき)です。

千里の道も、一歩から。初心者でもクルマを目一杯楽しんで、最後の最後は「ニュルブルクリンクへ走りに行こう!」というこのコラム。

今回はワタクシ山田が、最新のハチロクに乗った時のお話の後編です。EVになったハチロクはこれからのEVに対するヒントが隠されています。

◎こちらも合わせてチェック!
>>【コラム】そうだ、ニュルへ行こうよ! Vol.28~EVとG16Eコンバートのハチロクに試乗! これは大アリ!(前編)〜


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編集部TAKASHI(以下・TAKASHI):前回は「G16E」を搭載したハチロクの楽しさを教えてもらいました。そして今月は……

山田弘樹(以下・山田):「EVになったハチロク」です!

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写真:トヨタ自動車


TAKASHI:2023年に土屋圭一さんの愛車“マメ号”と対決していた車両ですね。

◎こちらも合わせてチェック!
>>【マメ号 vs BEV】86/BRZスタイルで実現した勝負の行方は!? 40th記念車&新グレードも



でもー。ハチロクがEVになったら、面白みがなくなっちゃいませんか?


山田:TAKASHI君も、懲りないねぇ……。

TAKASHI:なんだなんだ、その遠い目は! って前回と同じことしないでください。だってさすがに、EVにしちゃうのはちょっとやりすぎでは……?

山田:いやいや大切なのは、EVで何をするかなんだよ。

TAKASHI:と言いますと?

山田:EVってさ、CO2を排出しなかったり、静かであることばかりが注目されるでしょ?

でもモーターとバッテリー、そしてここが大事なんだけど、最新の電子制御にはもっともっと沢山の可能性が秘められているんだ。

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TAKASHI:ペトロヘッドな私の脳みそではいまひとつピンと来ません。詳しくお願いしますmm

山田:たとえばこの「AE86 BEV Concept」……長いから「BEVハチ」にしよう。このBEVハチ、走らせると笑っちゃうくらい面白いんだよ。

キーをひねるとね、クランキングした後「ボボボボボ…」ってアイドリングする。

TAKASHI:そこまではなんとなく想像つきますね。でも、そんなの子供だましじゃないですか。“ベブハチ”なんてカワイイ名前に騙されませんよ!!🐶

山田:おっ、いいねその辛口! そしてクラッチを切って、ギアを1速に入れる。

TAKASHI:ふぇっ?

山田:そうなんだよ。BEVハチには本物のトランスミッションが付いてるんだ。残念ながらAE86の「T50」じゃなくて、GR86用の6MTなんだけどね。

TAKASHI:へー!

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山田:そしてね、クラッチを無造作につなぐと……エンストするの!

TAKASHI:キターッ! そういうしょうもないギャグ機構大好きです。急に親近感が出てきました(笑)。でも、なんでわざわざEVに機械式のMTを装着したんですか?

山田:それこそが、この企画のミソなわけ。本物のトランスミッションを操ることが、「クルマを操る楽しさ」を感じるための大事な要素だと開発陣は考えたわけだね。シフトの手応えや、クラッチを切ったりつないだりする感覚。

もちろんこうした感触を、スイッチで疑似的に再現してもよかったんだろうけど、手っ取り早く本物入れちゃったわけだ。この大胆さがいいんだよ。

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写真:トヨタ自動車


TAKASHI:で、運転してどうなんですか?(前のめり)

山田:もう、本当に「うはは!」って笑っちゃうよ。

そもそもこのBEVハチはさ、シャシーバランスもすごくいいんだよね。コンポーネンツはレクサス「NX」のPHEV用パーツを流用してて、18.1kwhのバッテリーが後部座席からトランクにかけて収まってる。

TAKASHI:ハチロクのボディだから、普通のEVみたいにフロアにバッテリーが敷けないんですね。

山田:そうだね。でもフロントにコンデンサーや補機バッテリー、駆動モーター&インバーター、そしてトランスミッションを配置しているから、前後重量配分は48:52とすごくバランスがいいんだよ。

とか言って、今回は一般道だからそこまでよくわからなかったんだけどね。とにかく走らせるだけで、面白かった!

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写真:トヨタ自動車


TAKASHI:フロントに駆動用モーターということは……まさかトランスミッションとプロペラシャフトを介して後輪を駆動するんですか!?

山田:エグザクトリー!

だから操作感や乗った感じはすごくガソリンエンジン車っぽくて、しかもそこにサウンドがシンクロする。

もちろん“生音”には敵わないんだけど、逆に「ここまでやるか!」って感じで楽しいんだ。

ちなみにモーター出力は95kw(約129PS)/150Nmと、ハチロクの4A-Gとほぼ同じ。車重は1070kgだからハチロク(960kg)より110kgも重たいけど、現代的なライトウェイトスポーツカーとして考えれば軽い方だよね。

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写真:トヨタ自動車

TAKASHI:ロードスターで一番重たい「S Leather Package V Selection」と同じ重さですね。

アクセルを踏んだ感覚は、どうなんですか? モーターが低速トルクをモリモリ出して、どこからでも加速しちゃう的な?

山田:ちがうんだよ。敢えてガソリン車っぽい制御を与えてるんだ。

TAKASHI:強大なモータートルクでドカーン!!な最近のEVとは真逆ですね!

山田:高回転までエンジン……じゃなくてモーターを回して行くと、トルクが落ちこむように制御されてるんだ。シフトアップを促されるという仕組み。

実際は街中だけの試乗だったから、1速でしか疑似レブリミットまで回せなかったし、トルクの落ち込みを感じる間もなくシフトアップしちゃったけど、それでもすごく楽しかった。

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写真:トヨタ自動車


TAKASHI:まるでEVでガソリン時代のハチロクを再現したって感じですね! ただのコンバートモデルじゃなかったのか〜。

山田:それそれ。実際BEVハチを運転した元ハチロクオーナーだったり現ハチロクオーナーたちも、この運転感覚にはかなり肯定的だったらしいよ。そして「こういう形でハチロクを残せるなら、ありかも」って意見が多かったみたい。

TAKASHI:なるほど、4A-Gの代わりに「G16E」を搭載するのと同じで、ハチロクを残すためのEV化でもあるんですね。

山田:その通りだよ。そしてBEVハチはさ、これからのEVに対するヒントでもあるんだよね。EVでも、楽しいクルマは作れるぞ!

ヒョンデの「アイオニック5N」とかもそうだけど、本当のクルマ好きが作ったEVは楽しいんだよ。そして、どんどん楽しくなっていくと思うよ。

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写真:ヒョンデ


TAKASHI:パワートレインで区別しなくてもいい時代が来そうですね!

で、現役ハチロクオーナーでもある山田さんの意見は?

山田:どちらかを選べといわれたら、今は愛車を選ぶよ。だって手塩に掛けた5.5AGだからね。

でも今後バッテリーが進化してもっと小さくなったり、航続距離が伸びたり、もっとパワーが出せるようになったり、もっと面白い制御ができるようになったら、ありかもしれないなぁ。

なんかうまく言えないんだけど、「アキラ」の世界観というか。ノスタルジックなのに、未来的な感覚が面白そう。

TAKASHI:なんだかBEVハチ、未来を切り開いて行きそうですね! 乗ってみたいなぁ。

個人的に将来的にロードスターがEVになっちゃったらどうしようって心配していたけど、悪くないかもしれないですね。

山田:クルマ好きが未来を作って行くのだよ。

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山田弘樹(やまだ こうき)モータージャーナリスト
自動車雑誌「Tipo」の副編集長を経てフリーランスに。編集部在籍時代に参戦した「VW GTi CUP」からレース活動も始め、各種ワンメイクレースやスーパー耐久に参戦。
こうした経験を活かし、現在はモータージャーナリストとして執筆活動中。愛車は86年式のAE86(通称ハチロク)と、95年式の911カレラ(Type993)。
日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
2025年01月07日 イイね!

【コラム】みじゅのクルマ放浪記 Vol.6 ラリーやらずして“車好き”って言えない!? 全日本ラリーでモータースポーツの未来を見てきた!

【コラム】みじゅのクルマ放浪記 Vol.6 ラリーやらずして“車好き”って言えない!? 全日本ラリーでモータースポーツの未来を見てきた!こんにちは!

YouTubeにて『AUTO SOUL JAPAN(旧みじゅ【車と洗車ちゃんねる】)』というチャンネルで活動しております黒木美珠です!

2024年10月18日から10月20日にかけて、岐阜県高山市を舞台に「第51回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2024 supported by KYB」が開催されました。

この大会は2024年JAF全日本ラリー選手権の第8戦に位置づけられており、今回はJN-6クラスに参戦している57号車「Start Yourt Engin ヤリス ハイブリッド」を運転する清水和夫さんのチームを取材しました。




ラリーといえばエンジン音やエギゾースト音を山々に響かせながら、ドライバーが泥や砂利を巻き上げながら駆け抜ける光景が思い浮かぶのではないでしょうか??

しかし、ラリー競技にも変化の波が押し寄せています。環境への配慮と高い性能の両立が求められる現代のモータースポーツでは、ハイブリッド車が活躍する場面も増えているのです。

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ラリー競技は、一般的なサーキットレースとは異なり、街や地域全体を巻き込んで展開される特別なモータースポーツです。サーキットレースではどの観戦ポイントを選んでも競技は施設内で完結しますが、ラリーではそのステージが地域の風景や日常と融合し、独自の魅力を生み出します。

今回、特に印象的だったのは、古い街並みをラリーカーがリエゾン区間として走る光景でした。リエゾンとは、タイム計測を行うスペシャルステージ(SS)間を移動するための区間のことを指します。

伝統的な建物が並ぶ道をゼッケン番号順にラリーカーが次々と現れるたび、観客からは歓声が上がり、その瞬間を写真に収めようと夢中になっていました。

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そんな中、私が写真を撮っていると、大阪から来たという観光客の方に「すごいクルマがたくさん走っていますが、今日は何かのお祭りですか?」と尋ねられました。

土日に開催されているラリーイベントのことを伝えると、その方は「観光のつもりできたけど、ついでに見たら面白そう」と笑顔を浮かべ、その後、楽しそうに観戦を続けていました。

サーキットで行われるレースのように特定の施設内だけで行われる競技では、わざわざ入場料を支払って会場へ足を運ばなければ、モータースポーツに触れる機会はなかなかありません。

一方で、ラリーは地域そのものがステージとなり、偶然出会った一般の人々をも巻き込んで、「何だかよくわからないけど、楽しい! かっこいい!」と感じさせる力を持っているのだなと感銘を受けました。これは、モータースポーツの中でもラリーだけが持つ、特別な魅力と言えるのではないでしょうか。




ラリーの全行程を終え、結果は見事2位入賞でした。サービスパークに戻ってきた清水さんの表情は、どこか達成感に満ちているようでした。

そんな清水さんに、まずはラリーについて伺いました。

「ラリーは、やはり楽しいですか?」と尋ねると「ラリーやらずして“車好き”って言えないだろうね」と清水さんは笑顔で答えてくれました。

思わず笑いながら「それだと、“車好き”の中にも当てはまらない方が意外と多いかもしれませんね(笑)」と返すと、清水さんはうなずきつつ、自身の視点を語ってくれました。

「僕はラリーもレースも両方経験しているけど、どちらも違った魅力があるんだ。レースの世界で300キロのスピードを楽しむところがあって、ラリーは逆に、30キロくらいの凸凹道を走る楽しさがある。共通しているのは、路面の状態とタイヤのグリップを感じ取ることかな。

その間にある車なんて、ある意味どうでもいいんだよ。イギリスの車好きはよく『ホイールトーク』って言うけど、ドライビングはタイヤとの対話なんだ。FFでもハイブリッドでも4WDでも、結局はみんな同じさ」





この言葉に、清水さんの“車”に対する真摯な向き合い方が伝わってきます。

続けて、私は以前から興味を持っていたハイブリッドシステムの開発について「清水さんがハイブリッドでのラリー参戦を続けていることで、システムの成長にどんな影響があるのでしょうか?」と聞いてみました。

清水さんは「ハイブリッドの技術は、もともと燃費向上を目指して開発されたものなんだけど、ただ“燃費がいい”だけじゃ面白くないだろう?」と答えます。

「モータースポーツで鍛えることで、ドライバビリティも含めて“走る楽しさ”が見つけられるんだ。環境に優しくて、なおかつ走る楽しさも備わっているなら、それに越したことはないよね」と教えてくれました。

私自身、社会の課題としてカーボンニュートラルという大きな目標が掲げられる中で「走る楽しさ」を犠牲にせずに進んでほしいと願う気持ちがあります。新たな技術を導入しつつも、ドライビングの喜びを探求し続ける、その場としてのラリーの意義を、今回の取材で改めて実感しました。

これからも、カーボンニュートラルと走る楽しさの両立を目指しながら観客を魅了するラリーの役割を担っていく、そんな未来を期待せずにはいられません!


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黒木美珠(くろき・みじゅ)
車系YouTuber / 自動車ライター
YouTube:黒木美珠のAUTO SOUL JAPAN(旧みじゅ【車と洗車ちゃんねる】)
「愛車をきれいに大事に乗りたい。」という想いから洗車を研究&洗車チャンネルを始動。
2021年に愛車のホンダ「ヴェゼル」で日本一周しその模様を配信。
現在は洗車、新型車の紹介、カーイベントの取材など自動車全般に関わるトピックを幅広く配信中。
歴代の愛車は、ホンダ「ヴェゼル(RU1)」、「シビックタイプR(FK8)」、スバル「フォレスターSTIスポーツ」。

【みじゅのSNS】
YouTube: https://www.youtube.com/@mijyu_kuroki/videos
Instagram: https://www.instagram.com/mijyu_official/
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Posted at 2025/01/07 09:01:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | みじゅのクルマ放浪記 | 日記
2024年12月27日 イイね!

【コラム】そうだ、ニュルへ行こうよ! Vol.28~EVとG16Eコンバートのハチロクに試乗! これは大アリ!(前編)〜

【コラム】そうだ、ニュルへ行こうよ! Vol.28~EVとG16Eコンバートのハチロクに試乗! これは大アリ!(前編)〜みなさんゴキゲンよう!
モータージャーナリストの山田弘樹(やまだ・こうき)です。

千里の道も、一歩から。初心者でもクルマを目一杯楽しんで、最後の最後は「ニュルブルクリンクへ走りに行こう!」というこのコラム。

今回はワタクシ山田が、最新のハチロクに乗った時のお話を前編・後編に分けてお伝えします。
クルマ好きが作る未来とは?

◎こちらも合わせてチェック!
>>【コラム】そうだ、ニュルへ行こうよ! Vol.27~ついに伝説のハチロク「TRD N2 AE86レビン」に乗った!~


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山田弘樹(以下・山田):今月はハチロクづいていて、EVと「G16E」にコンバートしたAE86に乗ってきました!

編集部TAKASHI(以下・TAKASHI):あっ、KINTOのレンタカーだったヤツですよね!?

山田:そうそう、「クラシック」ってやつね。実は一般受付もしていて、申し込みはもう終わっちゃったんだけど。乗れた人たち、すごくラッキーだよ。

TAKASHI:「G16E」って「GRヤリス」や「GRカローラ」に搭載されている1.6L直列3気筒(のNA仕様)ですよね? ハチロクに3気筒って純血主義のマニアが怒り出しそうな……(汗)。

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写真:トヨタ自動車


それにせっかくのハチロクをEVにしちゃうのってアリなんですか…? ハチロクの良さが消えてしまいそう……。

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写真:トヨタ自動車


山田:ふぅ。青いなぁ…。

TAKASHI:なんですか、その遠い目は!

山田:いやオレも、最初はまったく同じ意見でした(笑)。

TAKASHI:ということは、よかったわけですね?

山田:そーなんだよ!

どっちの話から聞きたい?

TAKASHI:そりゃ、G16Eですよ! 今回トヨタはなんで、ハチロクに現代のエンジンなんて積んじゃったんですか?

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写真:トヨタ自動車


山田:それはね、大好きなクルマにずっと乗り続けたいオーナーたちを、トヨタが応援したいと思ったからなんだよね。

TAKASHI:現代のエンジンを積めば、確かに部品がなくて困ることはないですよね。なるほどなぁ。マツダもNAやNBロードスターに、SKYACTIV-G積んだらいいのに……。

山田:簡単に言わないの(笑)。

とはいえ4A-Gも、そろそろ貴重な存在になってきたからね。それに環境性能や燃費性能も上がる。

トヨタは別にハチロクだけをひいきしているわけじゃなくて、ほかにもそうしたクルマのオーナーを助けたいと思っているんだ。その象徴として、まずハチロクが選ばれたというわけ。

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TAKASHI:なるほどぉ。でも肝心なハチロクユーザーが、“サンキトウ”を積むことを認めますかね?

山田:それがね、意外と肯定的な意見が多くて、開発陣も拍子抜けしたらしいよ。それと既に試乗を済ませた人たちの声を拾っても、ネガティブな意見はなかったみたい。

TAKASHI:へー! で、ハチロクオーナーでもある山田さん的にはどうだったんですか?(前のめり)

山田:オレは、やらない!(笑)。

TAKASHI:ズコーッ。おーい!www

山田:でも、アリ!

TAKASHI:どっちなんですかッ!笑

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山田:まぁまぁ、聞きたまえ。

ポテンシャル的には最高出力が約129PS/6000rpmと、ほぼ同等かそれ以上。なんせ4A-Gはグロス値で、G16Eはネット値だからね。

そして最大トルクは200Nm/6000rpmだから、むしろ下からモリモリ。街中なんか、すごく走りやすいんだよ。

ハチロクをノーマルで乗っている人なんてあんまいないと思うけど、4A-Gは低速トルクが今のエンジンと比べたらスッカスカだからね。

TAKASHI:信号ダッシュで、ターボの軽自動車に負けるんですよねッ!(ニヤニヤ)

山田:おい!(真顔)

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TAKASHI:でもピストンは、ターボエンジンのときのままなんですよね?

山田:それがG16Eって、その状態でも圧縮比が10.5もあるんだよ。

TAKASHI:さすがほぼレーシングエンジン(笑)。

じゃあ低速トルクがある上に、回してもパンチが出る感じなんですか?

山田:そうなんだよー。

ちなみにカムに手を入れたり、ECUチューンすればもっとパワーは出せたようだけど、素の4A-G感に近づけるために、敢えて抑えたんだって。

TAKASHI:コストも抑えられますしね。

山田:あとは、チューニングの楽しみも残したいみたいだよ。いじったら、結構速くなるみたい。ワクワクするね。

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TAKASHI:で、サウンドは?

山田:3気筒丸出し!(笑)


TAKASHI:え゛ぇぇぇぇ(笑)。

ハチロクの4A-Gって、“スカーン!”と回って気持ちいいイメージなんだけどなー。

山田:しかもバランサーシャフトを取ってしまっているから、高回転まで回すとインパネが“ビーッ!”ってビビる。がっはっは!

TAKASHI:笑っちゃダメですよ(と言いながら爆笑)。

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山田:あと3気筒で軽くなった分、ハンドリングもいいんだって。当日は街中で乗っただけだからわからなかったけど、確かに重ステでも動きが軽かったな。

これはGRヤリスでも言ってるんだけど、オレは3気筒きらいじゃないのね。確かに高回転まで回すとブルブルするけど、等間隔爆発だから排気干渉もないし、1シリンダー当たりの容量もでかいから(539cc)、トルクがあって音にも迫力がある。

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写真:トヨタ自動車


TAKASHI:かなり肯定的ですね。結構意外です。

山田:ただね……

TAKASHI:ただ?

山田:やっぱり「4A-G」ではないんだよ。だから、オレはやらない。
オレにとってハチロクは、4A-Gを積んだFRなんだ。だから速くするなら、4A-Gをチューンする。

でもね、そもそもオレが若いころのハチロクなんて、なんでもアリだったんだよ。直6積んだり、ローターリー載せるヤツもいた。

ハチロクはフリースタイルなのもひとつの魅力だから、長く乗り続けるために「G16E」を選ぶのは大アリなわけよ。

TAKASHI:ヤザワがいますね。ところで肝心な、お値段は?

山田:まだ実験段階だからそこは明らかにされてはいなかったんだけど、ハチロク乗りの肌感からいうとたぶん200万円以上、この完成度だと300万ちょっと掛かると思います!

TAKASHI:ひゃー! ムリムリむりむりッス。

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山田:「だったら4A-Gフルチューンするわ」とか、「7AーG狙うわ!」って声があっても不思議じゃない。ちなみにオレの赤パン(赤いパンダトレノ)は5.5AーG積んでます(自慢。

いっぽうで「大好きなハチロクを、心配なく乗りたい。オレはそれでいーんだよ」って人もいる。トヨタ流に言えば、それもマルチパスウェイなわけよ。

TAKASHI:またヤザワ…。笑

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山田:開発陣もこのまま販売するのではなくて、「素材としてエンジンを提供して、あとはハチロクが得意なチューナーで取り付けをやってもらってコストを抑える方法も模索している」と言ってたよ。オレとしては、メーカーにしかできないトコロだけ、しっかりやって欲しいと伝えた。

あとはチューナーもいいけど、GRガレージやトヨタディーラーのプロショップで扱うのも考えて欲しいって言いました。だってG16Eを積みたいと思うようなユーザーは、トヨタから安心が買いたいんだからね。

あっ、EVハチロクのこと言う文字量なくなっちゃった(笑)。

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写真:トヨタ自動車


TAKASHI:ほんとですよ、ハチロクのことになると熱くなっちゃうんだから!笑

次回はきんちんと、EVハチロクのこと教えてください。そこんとこ、よろしく!

山田:ヤザワかよ。


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山田弘樹(やまだ こうき)モータージャーナリスト
自動車雑誌「Tipo」の副編集長を経てフリーランスに。編集部在籍時代に参戦した「VW GTi CUP」からレース活動も始め、各種ワンメイクレースやスーパー耐久に参戦。
こうした経験を活かし、現在はモータージャーナリストとして執筆活動中。愛車は86年式のAE86(通称ハチロク)と、95年式の911カレラ(Type993)。
日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
2024年12月11日 イイね!

【コラム】みじゅのクルマ放浪記 Vol.5 ラリージャパンのチケットを買って観戦してきた!

【コラム】みじゅのクルマ放浪記 Vol.5 ラリージャパンのチケットを買って観戦してきた!こんにちは!

YouTubeにて『AUTO SOUL JAPAN(旧みじゅ【車と洗車ちゃんねる】)』というチャンネルで活動しております黒木美珠です!

今回は「ラリージャパン24観戦ツアー」と題し、みんカラスタッフのMORIさんとラリージャパンを満喫してきました!

写真多めで振り返りますので、今年行けなかった方はぜひ来年の観戦の参考にしてください!




今年のラリージャパンの開催期間は11月21日から24日。私たちは23日(土)と24日(日)の2日間で行ってきました。

都内から新幹線で豊橋駅まで向かい、ラリージャパンのメイン会場である豊田スタジアム最寄りの豊田市駅に到着。




駅を出ると、目の前のメインストリートが歩行者天国に!
ラリーカーの展示や子ども向けカート体験、大型ディスプレイでのパブリックビューイングなど、会場に入らなくても街全体がラリー一色に染まり、ワクワク感が溢れていました。




スタジアムに向かう途中には、WRC特別仕様のマンホールも発見。細部にまでこだわりを感じられる演出に感動しました。




そしていよいよ豊田スタジアムに到着!
スタジアム周辺のイベント広場では、ランドクルーザーのオフロード体験走行や子ども向けアトラクションが盛りだくさん。家族連れでも存分に楽しめる雰囲気がありました。




入場すると、まず目に飛び込んできたのはヒョンデとトヨタのラリーカー展示。ゲートを抜けた瞬間、一気にテンションが上がります!






この日のレース(SSS)は19時スタート。それまでの時間、ブースを回ることにしました。

まずはライフガードのブースへ。可愛いラッピングが施されたラリーカーが展示され、エナジードリンクを無料配布していました。私たちもいただき、元気をチャージ!






次に訪れたのはヒョンデのブース。無料のガチャガチャを回すと、可愛らしいステッカーをゲットしました。




会場内にはフードトラックが多数出店しており、食べ歩きも満喫。さらに特設ステージではドライバートークショーやお笑いライブが行われ、どの時間も楽しめる仕掛けが満載でした。




続いて「サービスパーク」と呼ばれるラリーカーの整備エリアへ向かいます。




看板を頼りに進むとゲートがあり、少し緊張しながら通過……。広大な敷地内にはヒョンデ、トヨタ、フォードの大きなブースが並び、それぞれのチームがマシンのメンテナンスを行っていました。






まるで海外のラリー会場にいるような雰囲気!

一般チケットでもこんなに近くで裏側を見られるのは、ラリー観戦ならではの醍醐味ですね。




スタジアムに戻り、「FORUM8 Rally Japan スペシャルデモラン」を観戦します。このデモランでは、通常のラリーカーとは一味違う車両が続々登場しました。

まず現れたのはトヨタのノア!




「ミニバンがラリー!?」と会場がざわつきましたが、走り出すと軽快なドリフトと見事なドーナツターンを披露し、拍手喝采!




他にもランクルやトライトンの対決、日野レンジャーと呼ばれるトラックのラリーカーが登場し、会場は驚きと興奮に包まれました。










あっという間に19時。特設コースで行われるラリーカー同士の競争がスタートです。




3階自由席からでも迫力満点!




どの座席からも見やすく、ラリー初心者でも快適に観戦できる環境が整っているのがスタジアムの良いところですね。




360度ドーナツターンやジャンプを織り交ぜたアクロバティックな走行は圧巻で、会場全体が驚きと感動に包まれました。勝利チームのために打ち上げられた花火が、土曜のレースを締めくくりました。





観戦終了後、スタジアム外に設置されたラリージャパンのイルミネーションを眺めつつ駅へ。
駅構内もラリー一色で、街全体が一体となって盛り上がっている様子に感動しました。
こうして私たちの1日目は終了。翌日も楽しみです!




2日目も最寄りの豊田市駅から1日がスタートしました。




歩行者天国に足を踏み入れると、昨日カート走行体験が行われていた場所では、この日はラリーカーの同乗体験が行われていました。

日替わりで異なるイベントが催されており、観客を飽きさせない工夫が随所に見られます。




昨夜のラリー観戦では底冷えし体がすっかり冷え切ってしまったため、コンビニで防寒対策を整えました。




一緒に行動しているMORIさんも登山用の靴下を履いて準備万端。この時期のモータースポーツ観戦は、防寒対策を万全にしておくことが重要だと痛感……。




会場に着くと、面白いブースを発見しました。2000円で挑戦できるラリージャパンオリジナルのアパレルグッズが当たるガチャガチャです。早速、私たち2人も挑戦しました。




結果は、私はTシャツ、MORIさんはロンTが当たり大満足の結果に。最終日にもかかわらず、サイズやカラーが豊富に選べたのは嬉しいポイントでした。








いよいよ豊田スタジアムSSS(スーパー・スペシャル・ステージ)の時間がやってきました。

本日は、昨日とは異なる視点から楽しむため、ドーナツターンが間近に見える角度の席を選びました。




指定席で確実に席を確保するのも良いですが、自由席を選んでいろんな角度から観戦するのも新たな発見があり、非常に面白い体験でした。






ラリーカーが開催前にタイヤを温めるために行う蛇行運転や急加速・急ブレーキの動きには、生き物のような躍動感があり、一瞬たりとも目が離せませんでした。このようなシーンは、ラリー観戦ならではの醍醐味といえるでしょう。








観戦後は遅めの昼食を済ませ、再び座席に戻りました。そして、セレモニアルフィニッシュと表彰式が行われるクライマックスの時間を迎えました。ラリージャパンの全行程を振り返りつつ、感動的な締めくくりを堪能しました。







ラリージャパンは、初心者や幅広い年齢層の方でも十分に楽しめる工夫が盛りだくさんのイベントでした。

モータースポーツというと少し敷居が高いと感じる方もいるかもしれませんが、ラリージャパンは観客を飽きさせない魅力的なプログラムが充実しており、初めてモータースポーツを体験する方にもぴったりです。

次回は、私自身もさらにラリーについての知識を深め、より充実した観戦を目指したいと思います!




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黒木美珠(くろき・みじゅ)
車系YouTuber / Webライター / 自動車ジャーナリスト志望 / elfアンバサダー
YouTube:AUTO SOUL JAPAN(旧みじゅ【車と洗車ちゃんねる】)
「愛車をきれいに大事に乗りたい。」という想いから洗車を研究&洗車チャンネルを始動。
2021年に愛車のホンダ「ヴェゼル」90日連続車中泊で日本一周しその模様を配信。
現在は洗車、車両紹介、カーイベントの取材など車全般を幅広く配信中。
現在の愛車はホンダ「シビックタイプR(FK8)」とスバル「フォレスターSTIスポーツ」。

【みじゅのSNS】
YouTube: https://www.youtube.com/@mijyu_kuroki/videos
Instagram: https://www.instagram.com/mijyu_official/
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Posted at 2024/12/11 10:51:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | みじゅのクルマ放浪記 | 日記

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