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2022年12月29日 イイね!

【コラム】伊藤梓のモタスポ調査隊 Vol.6~メディア4耐でピットレポーターをしてきました!~

【コラム】伊藤梓のモタスポ調査隊 Vol.6~メディア4耐でピットレポーターをしてきました!~みなさん、こんにちは!自動車ライターの伊藤梓です。

いよいよ2022年も終わりが近づいてきましたね。
12月になって主要なレースはシーズンオフに入りましたが、自動車メディアに関わる人間として、避けては通れない重要なレースが実はまだ残っていたんです……!

それが「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース(4耐)」





ここ数年はコロナ禍で2時間半レースに短縮されていましたが、今年は久しぶりに4時間フルでのレースになりました。

4耐は、筑波サーキットにたくさんの自動車メディアが集まり、ドライバー交代や給油を挟みながら、ロードスターを4時間乗り繋いで勝敗を競うレースです。





単なる勝ち負けだけではなく、メディアとしてのヒエラルキーが決まる(!?)威信を賭けた戦いでもあるのです。

有名なレーシングドライバーやモータージャーナリスト、編集部員など、ここでしか見られない顔ぶれが揃うので、観客として見に来てもお祭りレースとして楽しめること間違いなしです✨



テリー伊藤さんもチームを組んでいらっしゃいました!


以前は、私も編集部員として4耐に参戦していたのですが、コロナ禍によって無観客レースが続いた時に、レースのライブ配信が始まり、今はそのピットレポーターを務めています。

今年の4耐も一日中サーキットを走りまわり、各チームの状況を見てきました!
4耐はさまざまなチームが出場しているので見ていて本当に飽きません。

例えば、この“みんじどブログ”を運営している「carview!・みんカラチーム」は、編集部など社員だけで結成しているチーム。





最近は、どのメディアも本気で勝とうとしてプロのレーシングドライバーを連れてくるチームも多いので、carview!のように純粋な社員だけで構成しているチームは珍しいんです。

ただ、4耐はそもそも「編集部員のドライビングスキルを向上させる」という目的もあるので、本来はcarview!のようなチーム編成が正しいのですが、どのチームも負けず嫌いが集まっているので、あの手この手で順位アップを狙っているわけですね(笑)。

そんな中でcarviewチームは地道に自分たちの実力で走り切り、なんと3位表彰台に!
みなさん素晴らしい走りでした👏👏👏





さらに個人的に見ていて面白いなと感じたのは、eモータースポーツで活躍しているシムレーサーたちがたくさん出場していたこと。

しかも、みなさんとても速かったんです!

今回、最後までトップと激しい順位争いをしていた「SAMURAI WHEELS × GRAN TURISMO」チームは、特にシムレーサーの多いチーム。チームの名前の通り、グランツーリスモの大会で活躍する選手のほか、なんとポリフォニー・デジタルでゲーム開発している山田和輝さんも参戦。





山田さんは、予選にも出走していて、ロードスター界隈ではダントツと名高い梅田剛選手のタイムに、なんと0.1秒差で2位につけました。

山田さんは、実際の筑波サーキットは4、5回しか走ったことがないとか……!

もちろん、その代わりグランツーリスモでは何万周としているのだと思いますが、実車でも驚く速さを見せてくれて、シムレーサーの可能性を感じずにはいられませんでした。

そのほかにも、先ほど紹介したテリー伊藤さん率いる「テリー土屋のくるまの話」には、WRCのラリージャパンにも参戦したラリードライバーの新井大輝選手がエントリーしていたり、みんじどブログでもお馴染みのドリフトドライバー、下田紗弥加選手ホットバーションで走っていたりと、異種格闘技戦のようなバトルも見られてとても楽しかったです!(ちなみにお二人ともサーキットのグリップ走行でもめちゃくちゃで速かったです🔥)





最終的には、ティーポとデイトナの編集部で結成された「NEKO RACING TEAM」が優勝!

燃料をあと1周分も残さないギリギリの攻めはさすがでした。

今回、ティーポは通算10勝目で、4耐では最多勝。来年はハンデも重くなるので、その上でどこまで上がって来れるかが見どころになりそうですね!





こんな風に見どころがいっぱいのメディア対抗ロードスター4時間耐久レース。毎年チーム編成も入れ替わるので、ぜひ来年のレースにも注目してほしいです!

ちょっと気が早いですが、来年は9月9日(土)に開催予定です。今のところは、有観客の予定ですので、ぜひ筑波サーキットにも観戦に来てくださいね!

それまで「どんなレースなのか知りたい!」という方は、こちらから今年のアーカイブが見られますので、ぜひご覧ください(伊藤も出ています)。





私自身は、今年もモータースポーツ漬けで楽しませていただきましたが、来年はモータースポーツの魅力をもっともっとたくさんお伝えできるように頑張ります✨

また来年もよろしくお願いしますー!
みなさん、良いお年を🧡

===================

伊藤梓(いとう・あずさ)
クルマ好きが高じて、グラフィックデザイナーからカーグラフィックの編集者へと転身。より幅広くクルマの魅力を伝えるため、2018年に独立してフリーランスに。
現在は、自動車ライターのほか、イラストレーターとしても活動中。ラジオパーソナリティを務めた経験を活かし、自動車関連の動画などにも出演している。

YouTubeチャンネル『伊藤梓の気ままな日常』ではF1を(ほぼ)毎戦、予選・決勝をYouTubeで実況生配信中!
チャンネル登録よろしくお願いします!


Posted at 2022/12/29 11:01:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 伊藤梓のモタスポ調査隊 | 日記
2022年12月27日 イイね!

【フォレスターSTI Sport試乗】スバル車の完成度の高さよ…ドロドロ音と日本刀のような乗り味が最&高だった件

【フォレスターSTI Sport試乗】スバル車の完成度の高さよ…ドロドロ音と日本刀のような乗り味が最&高だった件11月某日、晴れ。

TRD、無限、STI、NISMOの4社による「2022ワークスチューニンググループ合同試乗会」にお呼ばれし、モビリティリゾートもてぎへ行ってきました。

これまで日産(セドリック430〜Z32など)、ホンダ(オデッセイRA8〜RB1←イマココ)のモデルも複数乗り継いできたクルマ大好きマンのみんカラスタッフMTとしては、よだれモンのイベントです。

中でも今回は、クルマ人生で一度も乗ったことがないスバル車、しかもSTI仕様のフォレスターにも試乗できるということで朝からdon’t stopワクワク。

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おまけに試乗一発目がフォレスター STI Sportということで、これはもう何かの運命と言うしかないんじゃないか。

\フォレスター STI Sport/
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これこれ、憧れのドロドロサウンド(聴こえろ)。

20代の頃、友人が乗っていたレガシィツーリングワゴン(1997年式BG5型
2000GT-B)でこのドロドロ音を聞いて以来ほんとに憧れで、当時スバル車でもないのにこの音を出したくて「ドロドロ音が鳴るマフラー」を探し求めた思い出がよみがえります。

この音、マフラーじゃなくてエキマニのレイアウト構造からくるものなんですよね(無知)

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フォレスターのSTI Sportは、2022年8月の一部改良タイミングで登場したファン垂涎のモデル。

スポイラー、ガーニッシュなどのエアロ系、タワーバーやドロースティフナーなどのフレキシブルパーツ、マフラー、18インチアルミなどなどSTI専用のアイテムてんこ盛りのスパルタンな仕様になってます。

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X-BREAKやSPORTも全然いいけど、やっぱりSTI Sportはオーラが違います

ブラックのアルミめちゃくちゃシブい。

\いざ試乗/
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運転席に座った瞬間にわかる、この極上のコクピット感

締めつけすぎず、かといって余分な遊びもない絶妙なホールド感が運転するワクワク気分をアゲてくれます。

走り出してみてノーマルのフォレスターとまず違うと感じたのはボディの剛性感

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STIのフレキシブルパーツが車体の揺れ(力の逃げ)をガードしているので、ちょっとしたカーブや蛇行の際もロール感ほぼなし。

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ガッチリ路面を捕まえてる感覚で、思った通りに曲がってくれるしで、自分の運転がうまくなったと勘違いするほど。

低速走行時にその特徴は顕著で、一般道や長距離ドライブでストレスや疲れがぐんと減りそうです。

ただでさえいいフォレスターの乗り味がさらによくなるので、見た目にはわからないですがフレキシブルパーツを付けるだけでも満足感が高まりそう!

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フレキシブルパーツはスポーツ系に付けてる人が多い印象ですが、SUVにも付けた方が確実に乗り味の違いがわかるようになるはず。

・意のままに操れる(気がする)愉しさ
・乗り心地
・安心感の高いコーナリング


少なくともこの3点は確実に実感できると思います。

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一昔前はスポーツ走行的なドライビングプレジャーを味わうならスポーツカーと相場が決まっていた気がするんですが、最近のSUVは引けを取らない、いやむしろひと味違ったスポーツ的な乗り味が楽しめるモデルが増えています。

その中でもSTI(スバル)は「安心安全がベースにあって楽しむ」を思想としているので、一般的なクルマLOVERSが普通に運転しても自然とその喜びを味わえる仕様になっているとのこと。

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私も試乗してみて、「質実剛健かつ切れ味鋭い日本刀みたいな乗り味」とでも言いましょうか(伝われ)。

とにかく他のクルマと比べて「メイドインジャパン感」をものすごく感じたんですよね。

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SUVに乗っていることを忘れて運転そのものに喜びを感じられるモデルであった、ということは忘れずお伝えしておきます。

SUVなのにスポーツカーみも楽しめる一スバル二鳥な一台つーの?

STIはもちろんですが、スバル車ってほんとにとってもいいクルマ!をリアルに体感できた試乗会でした。

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■試乗車スペック
【 フォレスター STI Sport(4WD) 】
全長×全幅×全高=4640×1815×1715mm
ホイールベース=2670mm
車両重量=1570kg
駆動方式=4WD
エンジン=1.8L 水平対向4気筒DOHC直噴ターボ
最高出力=130kW(177ps)/5200-5600rpm
最大トルク=300Nm(30.6kg-m)/1600-3600rpm
トランスミッション=リニアトロニック
使用燃料=無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費=16.5km/L
WLTCモード燃費=13.6km/L
サスペンション=前:ストラット
        後:ダブルウイッシュボーン
タイヤサイズ=前後:225/55R18
関連情報URL : https://www.sti.jp/
Posted at 2022/12/27 12:01:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ情報 | 日記
2022年12月16日 イイね!

【コラム】そうだ、ニュルへ行こうよ!Vol.6 ~初めてのサーキット車選び。とにかく走ることが大事!?~

【コラム】そうだ、ニュルへ行こうよ!Vol.6 ~初めてのサーキット車選び。とにかく走ることが大事!?~みなさんごきげんよう!

モータージャーナリストの山田弘樹(やまだ・こうき)です。

クルマ好きの、クルマ好きによる、クルマ好きのためのコラム「そうだ、ニュルへ行こうよ!」。

第6回目となった今回は、“初めてのクルマ”と“サーキットデビュー”について考えます。


++++++++++++++++++


山田弘樹(以下・山田):モータースポーツもシーズンオフに入って、そろそろアマチュアのシーズンインだね!

TAKASHI:ですね! 気温が下がってエンジンも絶好調。ベストタイム更新のチャンスですね。
この時期になると、リーズナブルな走行会が増えてくるのも嬉しいんですよね。

山田:そうなんだ? ところでTAKASHI君が初めてサーキットを走ったのはいつ頃?

TAKASHI:実は学生の頃、お台場にあったトヨタのテーマパーク「メガウェブ」でアルバイトしていたんですよ。

山田:ほぉ、クルマ好きだねぇ!

TAKASHI:はい(笑)。そのときバイトの先輩に誘われて、「南千葉サーキット」に連れていってもらったのが最初ですね。

山田:そのときは何に乗っていたの?

TAKASHI:クルマは持っていなくて。サーキットに専用のレンタカーがあって、それを借りて走ったんですよ。確か「サニー」でした(笑)



※イメージ


山田:ミナミチバサーキットっと……あっ、ホントだ。平日のフリー走行だと半日フルコースでも8800円!?

これ、面白そうだね。あっ、ドリフトレッスンとかもやってる。

TAKASHI:当時まったくの初心者だったけど、とても楽しかったです!
ヤマダさんが初めて走ったのはどこですか?

山田:峠……(笑)。というのは置いといて、初めて走ったのは日光サーキット。

学生のとき自動車雑誌の編集部でバイトしてて、そこでライターをやっていた人が走行会を開催していたんだよね。

「走りに来いよ」って言われて、42万円で買った虎の子のハチロクで行きましたよ。そしたら「初めてなのに速いじゃん」っておだてられて、本気にした(笑)。



※イメージ


TAKASHI:わはは(笑) 最初ってそんな感じですよね(笑)

山田:今日は「一番最初に乗るクルマ」について話そうと思うんだけどさ、TAKASHI君の初めて買ったクルマは何だったの?

TAKASHI:いま乗っているNDロードスターです(キリッ





山田:えー! 最初から「NR-A」(※)を買うなんて、気合い入ってるね(笑)

※サーキットを走るためのアイテムを最初から装備した、ナンバー付きのモータースポーツベース車。さらにロールケージなどの専用部品を装着することで「ロードスター パーティーレース」にも出走可能。

TAKASHI:諸経費入れて、乗り出しで300万円ぴったりでした(汗。
新卒にはなかなか辛かった…笑

山田:そんな気合い入っていたの? レーサーになりたかったの?

TAKASHI:いえいえ(笑)。速く走りたいというより、「サーキットを走ってみたい!」だったんです。

山田:いきなりサーキット走りたいって、フツー思うかな?

TAKASHI:小さい頃からクルマが大好きで、『グランツーリスモ』をずっとやってたんですよ。

それで「いつかは本物のサーキットを走ってみたいな」って思ってました。
だから、オイルやブレーキパッドとか消耗品だけきちんと変えればサーキットを走れるクルマがいいなと思って、NDロードスターのNR-Aを選んだんです。

山田:FRだしね!

TAKASHI:正直駆動方式は、あまりこだわらなかったんです(笑)カッコよくてNR-Aのパッケージングがいいなって思ったのと、あとはオープンカーだったから(笑)。

山田:どういう意味?

TAKASHI:実は奥さんとハワイに新婚旅行にいったとき、「マスタング」のオープンカーを借りたんですよ。ベタですけど(笑)





それがすごく気持ち良くて、二人とも「オープンカーいいね!」ってなったんですよ。

だからオープンカーなら許してくれた。ロードスターは奥さんもとっても気に入ってくれてます。

山田:すごっ! でも奥さんが納得してくれるのって、とっても大事だよね。

TAKASHI:はい。家族の理解がないとなかなか走りに行けないので(汗)

山田さんは、ハチロク(AE86)が一番最初のクルマですか?

山田:そこは話すと長いんだけど……。あるとき一大決心して「RX-7(FD3S)」を買ってね、それを峠で全損させました。

TAKASHI:ひゃー!



※イメージ


山田:そこからが貧乏生活の始まりで。諦めきれずに「NAロードスター」のSスペシャルを買ったんだけど、維持できなくて手放して。

悔しくて鬼のようにバイトして40万円貯めて、一番最初のAE86(2ドア トレノGT)を手に入れました。





TAKASHI:気合い入ってますね(汗。

山田:もう、クルマが全てだったんだよね。でも、そのおかげでガンガン走れた。友達からタダでもらった車高調は左右でダンパーが違ったりしたけど、嬉しかったなぁ。

タイヤも14インチだから安いし、それすらもお古をもらった。最初からLSDが入ってたから、ドリフトの真似ごともできた。初めてカウンター当てたときは感動したなぁ!

TAKASHI:そう考えると、昔はクルマが安く手に入ったんですね。っていつ頃の話ですか?苦笑

山田:ん~、90年代前半かな。いや、40万円のハチロクなんて高級車だよ。ボロいのは、20万円くらいで買えた。先輩からもらってるヤツもいたよ。

TAKASHI:へえぇ。そういうクルマ、なくなっちゃいましたね……。

山田:いや、ZC31/32の「スイスポ」なんか、50~80万円の間で結構あるよ。NA時代のスイスポ、好きです。



※イメージ


TAKASHI:やっぱり俺達のスイスポだなぁ(笑)

あれ? 山田さんFR派じゃないんですか?笑

山田:個人的にはね。FFなんて、むしろ贅沢品だと思ってた。

TAKASHI:どうしてですか?

山田:だってドリフトもできないのに、高いんだよ?
オレもTAKASHI君と同じで、速くじゃなくて、うまくなりたかったの。

TAKASHI:なんかおかしいです(笑)

山田:でもいまは、なかなか自由にクルマを選べないじゃん。86やBRZのチューコでも、100万円以上するもんね。自分が若かったら、でっきるだけ安いの買って、16インチでとにかく走る。……なんか古い感じするな(汗。

でも、無理して高いFRを買うくらいなら、安いスイスポでガンガン走った方が得るものが多いと思う。





TAKASHI:FRは、それからでも遅くないと。

でもなんで、そこまでして走りたかったんですか?

山田:オレが学生の頃は、グランツーリスモはなかったんだけど『ベストモータリング』っていうビデオマガジンがあったんだ。

免許取り立ての頃、コンビニで何の気なしに買って、家で見たらこれが面白くてぶっ飛んだ。

TAKASHI:“ベスモ”ですね! 私も小さい頃親戚にもらったビデオテープを擦り切れるくらい見てました。お小遣い貯めてDVDも買ったなぁ(笑)

山田:そう! 当時最新だったGT-R(R32)とかインプレッサ(GC8)とか、ランエボにレーシングドライバーが乗って、毎回サーキットでバトルするんだよ?

実際に走るクルマの映像はすごくリアリティあってさ、TAKASHI君みたいに「オレもこんな風に走りたい!」って思ったわけ。

TAKASHI:そういう、見ていてアツくさせる雑誌やビデオが多かったんですね。私も中学生の時は『option』が愛読書になってました。当然免許はないので、妄想ばかりが膨らみっぱなし(笑)

山田:いまはYouTubeで見られるから良い時代になったよね。そういうのに憧れてとにかく走ったなぁ。





もちろんクルマ選びも大事だけど、まずは何でもいいから、とにかく走ることが上達の近道かな。

せっかくだから、今度は南千葉サーキットに行ってみようよ!

今はもう夜な夜な峠を攻めるっていう時代じゃないし、リーズナブルかつ安全にたくさん走れる場所を紹介するのもこのブログとして意義があると思うんだ。

TAKASHI:いいですね! サクッと手軽に走りにいけることこそまさに「ニュルへ行こうよ!」ですね!
サーキットレンタカー、久しぶりに乗ってみたい!

※参考写真:トヨタ自動車、日産自動車、マツダ、スズキ
2022年12月14日 イイね!

いま話題のレーシングシミュレーター。D1ドライバーの下田紗弥加選手に活用法を聞いてきた!

いま話題のレーシングシミュレーター。D1ドライバーの下田紗弥加選手に活用法を聞いてきた!みなさん、こんにちは!
レーサーに憧れ3●年が経つスタッフのTAKASHIです。

先日、会社の先輩と筑波サーキットに走りにいく予定だったのですが、大雨で残念ながら中止に……。





滑りやすい雨の日は、それはそれで練習にもってこいですが、一歩間違えればクラッシュにつながるなどリスクも大きい……。

実際に過去私も、雨の日光サーキットでスピンして土手にまっしぐら
軽くヒットしておニューのホイールとバンパーにキズをつけてしまいました(涙)

以来、溝の少ない激安タイヤで無茶することはやめました。嫁氏にめっちゃ怒られた…。





しかし、走行機会が限られるアマチュアドライバーは1度走行機会を逃すと、なかなか次がない。これじゃなかなか上手くならないっ!

どうしたもんか……と悩んでいたら、当ブログでコラムを書いてくださっているドリフトドライバーの下田紗弥加選手が「私はシミュレーターも使って練習しているよ!」と教えてくれたので早速活用方法を聞いてきました!





ドリフトをシミュレーターで…?
これは下田さんと一緒にゲームができる💕 なんて下心全開で行ったら……


ドドドンっ!!!!





ガチだった(笑)

今回は下田選手のほか、このシミュレーター(以下SIM)施設「FガレージSIMスタジオ」 のオーナーである「ファーストガレージ」の川原代表(右)と、SIMのメンテナンス・サポートを行っている「ゼンカイレーシング」の林社長(左)にもお越しいただき色々とお話を伺ってきました(超豪華)





ファーストガレージさんは、フェラーリなどのスーパーカーを販売する傍ら、マクラーレンのスペシャルショップとしてレーシングカーのメンテナンスも手がけるレーシングチーム。





ゼンカイレーシングは日本発の本格SIMブランドで、電動アクチュエーターを備えた4.1軸機構のモーションSIMや、ドリフト専用SIM(!)なんかを手がけるなど、業界ではかなり有名な存在です。





そんなプロフェッショナルなお三方に、TAKASHIが素人丸出しでアレコレ聞いてきました。
ここからはインタビュー形式でどうぞっ!

+++++++



――:最近かなりレースSIMが盛り上がっているようですが、その背景は?

林社長:世界中で大きなeスポーツ大会が開かれるようになり、さらに新型コロナウイルスの蔓延で世界中のレースが軒並み中止になって、活躍の場を失ったレーサー達がドッと流れ込んで盛り上がりを見せています。

日本だと多くのユーザーが『グランツーリスモ』に“ハンコン”(ハンドルコントローラー)を付けて遊ぶというのがスタートだと思うんですが、やり込むとだんだん物足りなくなってくる。

そこからさらにリアリティを追求するユーザーが『Assetto Corsa(アセットコルサ)』などパソコンソフトに移行して、パーツやフレームもより大掛かりになっていくというのが一般的ですね。






――:ハンコン! 私も昔遊んでいました。私の場合、“ゲーム”というイメージが強くやっぱりリアルがいいなと思ってやめちゃったんですよね。私のハンコンは多分実家でホコリをかぶっています(笑)

でも確かに、F1ドライバーのマックス・フェルスタッペン選手やランド・ノリス選手も自宅のSIMで遊んでいるって聞きますもんね。



写真:ロイター/アフロ


――:下田選手がシミュレーターを取り入れたキッカケは何だったんですか?

下田選手:コロナの影響でなかなか思うように練習ができなくて導入した、というのもあるんですが、私の場合“追走”に課題を感じていてそれを練習したかったのが大きいですね。

追走は相手を探すのがそもそも大変なんです。ガソリン代やタイヤ代、コース使用料も倍必要になるし、追走ができるくらい上手な人とスケジュールも合わせなくちゃいけなくて。

SIMはエンドレスでずっと走れるし、時間帯を合わせれば海外の上手い人とも練習ができるのが大きいですね。






――:ぶっちゃけ、初期導入に結構お金かかりますよね……?

下田選手:今はファーストガレージさんの「FガレージSIMスタジオ」を使わせてもらっていますが、自宅に導入した時、総額80万円ぐらいかかりました。けど、練習用のドリ車を用意するだけでもそれ以上かかるし、一度組んじゃえば電気代ぐらいしかかかりません(笑)





――:確かに! タイヤ代もガソリン代も、コース使用料も必要ないですもんね(笑) ゲームで100万円は高いと思うけど、クルマを買うよりは遥かに安い。やっぱりゲームと思っちゃいけないのか…。

林社長:私はクルマ好きが高じてレースSIMを組み始めたんですが、そしたら知り合いにオレのも作ってくれ! と頼まれたのが「ゼンカイレーシング」創業のキッカケです。

うちのユーザーはジェントルマン・ドライバーの方も多く、彼らは普段自分のビジネスをやりながら忙しい合間を縫って練習をしないといけないから、費用対効果をとても大切にするんですね。

サーキットで練習する場合、現地に行ってメカニックも雇って……とかなりの時間とお金がかかる。遠方のサーキットならなおさら。SIMの場合、電源を入れれば世界中のサーキットで練習できるので、自宅にレーサーを呼んでトレーニングしてもらう人も多いんですよ。

川原代表:うちも最初は所属するレーサーのトレーニングのために導入したんですが、今では彼らがレッスンを行なったりと色々な使い方をしていますね。






――:なるほど。それだけSIMで走ることに効果があるってことなんですね。

林社長:費用がかからずに色々試せるというのが大きいですね。例えば、このコーナーをノーブレーキで行ったらどうなるのか? という経験をノーリスクで試せる。リアルだとクラッシュするかもしれないですが、SIMならいくらクラッシュしても痛くも痒くもない(笑)





下田選手:来シーズンのD1は、富士スピードウェイや筑波サーキット、オートポリスなど、普段ドリフト走行が出来ないコースもカレンダーに組まれているので、コース習熟にも活用しようと思っています。

クルマの挙動は、MOD(車両)の出来にかなり左右されるのでレースでは現場で合わせる必要があるのですが、ギア比などはかなりの精度でシミュレーションできる。

事前にある程度クルマを作り込んでおけば、現場での作業がとてもラクになって走りに集中できるので、今は事前準備という目的でも活用しようと思っています。

なのでSIMはまさに、サーキットへのどこでもドアなんです!キリッ

一同:大爆笑






林社長:じゃあ下田選手のD1マシンのMOD作りましょうか!笑

――:そんなこともできるんですか!?

林社長:クルマにロガーを積んで、そのデータを元に作成することも可能です。クルマだけでなく、サーキットも2〜3ヶ月あれば作ることもできますよ。うちは日産さんと組んで実際にリアルな横浜の街のコースを作ったりもしています。





――:凄い! 本当にどこでもドアだ(笑) 俄然、SIM興味が湧いてきました! 導入する上で注意するポイントは?

下田選手:ドリフトは腰で後輪の動きを把握するんですが、SIMは視覚に頼る部分が多いので、そこは慣れも必要ですね。SIMならではの特性を理解した上で導入した方が後悔は少ないと思います。





林社長:お金周りで言うと、組むだけなら50〜60万円ぐらいで作ることもできますが、モーターなどのパーツの出来でフィーリングが大きく変わるので、安易に安いモノにしない方がいいですね。ソフトが日本語に対応しているかどうかなども注意が必要です。

あと、クルマ(MOD)の作り込みなどセッティングと走り込みが必要になってくるので、買うだけで運転が上手くなる、というモノでは当然ないです(笑)






――:結局はリアルと一緒で走り込みが必要なんですね(笑)
+++++++

実はこの日、私は「第33回 メディア対抗ロードスター4時間耐久レース(4耐)」の直前。





と言うことで、私TAKASHIもロードスター(正確にはMX-3のレース車両)で筑波サーキットを走らせてもらいました。





乗ってみると、こりゃゲームじゃない……と言うのが正直な感想です。
無言でひたすら走ってしまった(笑)

下田選手が言うように視覚情報に頼るなどリアルと違う点や、ハンドルの重さやクセみたいなのはあるんですが、クセがあるのはリアルの車も同じ。

コースも本当にリアルなので、SIMでしっかりと走り込んで本物に乗れば、実走行では大きなアドバンテージになると感じました。

何より、私はブレーキの使い方が下手くそなんですが、そんな個人のクセをデータで見ながらすぐに指摘してもらえたのが大きかった!

ただ闇雲にサーキットを走るのではなく、自分の課題を発見し、それと向き合いながら練習すれば数段早いペースでレベルアップできそうです。

ちなみに気になる車酔いに関して私は全く影響がなく(鈍感?w)、林社長によれば、個人差はあるがモーションSIMの方が酔いやすく、固定SIMの方が酔いは少ないそうですが、FOVなど実車とのギャップを埋めていくことで酔いにくくしていくことも可能とのこと。





もう一度言います。鈍感じゃなく個人差ですよ!笑

ちなみに、今回のアドバイスを意識して走ったおかげなのか4耐では……


3位表彰台\(^o^)/



左の「ハイオクマンタン」パーカーが我々carview!・みんカラチームです。


ホントお三方には感謝しかありませんっ!





今年の4耐では、2位のチームの5人中3人のドライバーがSIM出身だったり、他のチームでもSIMのチャンピオンがプロ顔負けのタイムで周回してたりと、レースの世界でも着実にSIMの影響力は増している様子。

いきなりSIMを買うのはハードルが高いですが、〇〇分△△円で体験できる施設も増えているので、今までゲームと同じと思っていた方は、是非一度体感してみてはいかがでしょうか?

え?私?

お金貯めますっ!!(真顔)


ではではノシ

取材協力:
ファーストガレージ:http://www.first-garage.jp/
ゼンカイレーシング:https://zenkairacing.com/
下田紗弥加:https://drifting-sayaka.jp
Posted at 2022/12/14 11:01:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記 | 日記
2022年12月12日 イイね!

シビックタイプR専用タイヤは何が違う? ミシュランの開発者にインタビューしてきた【動画】

シビックタイプR専用タイヤは何が違う? ミシュランの開発者にインタビューしてきた【動画】みなさん、こんにちは!
みんカラスタッフのTAKASHIです。

先日……と言ってもだいぶ前になってしまったのですが(滝汗)、

シビックタイプRを鈴鹿サーキットで思いっきり走らせてもらいました。

驚きの走りやパフォーマンスは色々な所で語られているのでここでは割愛しますが、シビックタイプRはミシュランの専用タイヤを履いているのもトピックの1つ。

今回は、そんな特注タイヤの秘密についてミシュランの担当者にお話を伺ってきました!





乗った感想としては、とにかくグリップレベルが高いのに、それでいて挙動が穏やか非常にコントローラブル

私のようなアマチュアドライバー(しかも初鈴鹿!)でも、安心して攻めることができました。





ホント楽しかった!

シビックタイプRが気になっている方も、三度のメシよりタイヤが好きなタイヤマニアの方も、暇つぶしにご覧くださいませ〜。

シビックタイプRをもっと詳しく知りたい方はこちらもチェック!

【コラム】そうだ、ニュルへ行こうよ!Vol.4 ~新型シビックタイプRを鈴鹿サーキットで乗ってきた!~

新型シビックタイプRに試乗。バランスの良さと高い完成度、ドライバー中心の”ホンダスポーツ”の真髄が詰まっていた

ではではノシ


Posted at 2022/12/12 12:31:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ情報 | 日記

プロフィール

「快晴の中、S耐第2戦鈴鹿が間もなくスタート‼️ YouTubeでもライブ配信中ですよ〜>>https://www.youtube.com/watch?v=cMO3ckXWIIY #s耐 #鈴鹿サーキット
何シテル?   04/27 11:04
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