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2022年12月07日 イイね!

【コラム】伊藤梓のモタスポ調査隊 Vol.5~2022年のF1を振り返り!~

【コラム】伊藤梓のモタスポ調査隊 Vol.5~2022年のF1を振り返り!~こんにちは!
自動車ライターの伊藤梓です。

モータースポーツ好きの皆さん、今年のモータースポーツシーズンが終わって、抜け殻になっていませんか?

はい、もちろん私も絶賛抜け殻中です😭

しかし、今年は久しぶりに現地でF1を観戦できたこともあって、F1ファンとしてはとても充実した1年でした。





今回は、今年のF1を振り返りつつ、来年に向けて期待を膨らませようと思います!


今シーズン、とにかく圧倒的な力を見せたのは、昨年チャンピオンのレッドブルのマックス・フェルスタッペン選手。






序盤はマシントラブルなどもあったものの、シーズンの折り返しである8月のサマーブレイクに入った時点で、2位のフェラーリのシャルル・ルクレール選手とはすでに80ポイントもの差がついていました。

あとは「いつチャンピオンを獲るか」というタイミングを待っていたのですが……。まさか日本グランプリでチャンピオンを決めてくれるとは!





おそらくF1のワールドチャンピオン(さらにホンダのパワーユニットが搭載されたマシンのワールドチャンピオン!)を現地で見られるのは一生に一度あるかないか。

現地観戦組としては、それをこの目に焼き付けることができて本当に幸せでした✨





今シーズンは終わってみればレッドブルが強かった印象がありますが、実は序盤の数戦はレッドブルよりもフェラーリが速さを見せていました。





昨年は全くトップ争いに加わることができなかったフェラーリですが、今年レギュレーションが変わり、新しいマシンになってからは、また強いフェラーリが帰ってきました!

ただ、マシンは強くても、戦略やチームオーダーなどがうまく機能しないのもまたフェラーリ……。

中盤以降は、ピットストップのタイミングやタイヤ交換の失敗など、目もあてられないほどの失態が続き、どんどんチャンピオンからは遠ざかってしまいました。

マシンとドライバーに競争力はあるので、来年はまたトップ争いに加わってほしいですね!





そして、昨年は最後の最後までレッドブルとチャンピオン争いを繰り広げていたメルセデス。

今年はマシンのレギュレーションが変わって、大きなダウンフォースを得るのがウィングではなく、車体の下に空気を流して地面に吸い付けるグランドエフェクトになったため、それぞれのチームのマシン形状がバリエーション豊かになりました。

その中でも特に異質だったのがメルセデス。本来ラジエーターやオイルクーラーなどが入っていて大きく外へ張り出しているサイドポッドが、メルセデスのマシンにはありません。





最初はこの「ゼロ・ポッド」形状でベストな空力を生み出すハズが、実際にはうまくいかず、上下に振動するポーパシングが激しく起きてしまい、上位とまともに戦うことができませんでした。

しかし、後半も残り数戦になってから、ようやく表彰台に登ったり、優勝できるようになってきたのです。このままうまく来年に繋げられれば、いよいよレッドブル、メルセデス、フェラーリの本格的な三つ巴が見られるかもしれません!





来年は、ドライバーが大きく入れ替わったことでさらにレースが面白くなりそうです。

日本人ドライバーの角田裕毅選手は、仲良しコンビだったピエール・ガスリー選手がアルピーヌに行ったため、来年は新しくニック・デ・フリース選手と組むことになります。





ニック選手は、F2やフォーミュラeのチャンピオンに輝くなど、素晴らしい成績を収めているドライバー。

実は、今シーズン、ウィリアムズのアレクサンダー・アルボン選手が虫垂炎になった時に、急遽助っ人ドライバーとして呼ばれたのがニック選手でした。

初めて乗るウィリアムズのマシン。しかし下位を走ることが多いチームにも関わらず、見事なドライビングで9位入賞を果たしたのです!





アルファタウリにとっては心強い味方になりそうですが、角田選手にとっては強力なライバルになるかもしれませんね。

他にもチャンピオン経験のあるベテランのフェルナンド・アロンソ選手がアストンマーチンに行ったり、様々なF1チームに呼ばれる最強の助っ人ドライバー、ニコ・ヒュルケンベルグ選手がハースの正式ドライバーになるなど、ニュースがたくさん!







上位ではバチバチの三つ巴が起き、そしてこれまで中位〜下位だったチームも新たな体制でパワーアップしそうですね。

そして、来年の日本グランプリも開催が決まっています!

暫定では9月24日に設定されているので、私はもうすでに休みを入れておきました(笑)。

来年は現地観戦もめいっぱい楽しめますように!





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伊藤梓(いとう・あずさ)
クルマ好きが高じて、グラフィックデザイナーからカーグラフィックの編集者へと転身。より幅広くクルマの魅力を伝えるため、2018年に独立してフリーランスに。
現在は、自動車ライターのほか、イラストレーターとしても活動中。ラジオパーソナリティを務めた経験を活かし、自動車関連の動画などにも出演している。

YouTubeチャンネル『伊藤梓の気ままな日常』ではF1を(ほぼ)毎戦、予選・決勝をYouTubeで実況生配信中!
チャンネル登録よろしくお願いします!
Posted at 2022/12/07 11:01:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 伊藤梓のモタスポ調査隊 | 日記
2022年12月02日 イイね!

アメリカ最大のカスタマイズ&アフターパーツ見本市、SEMA SHOWに行ってきました!

アメリカ最大のカスタマイズ&アフターパーツ見本市、SEMA SHOWに行ってきました!こんにちは、みんじど特派員のKです。

11月1日〜4日にアメリカのラスベガスで開催されたビッグイベント、SEMAショーに今年も行ってまいりました。





SEMAとは「スペシャルティ・エクイップメント・マーケット・アソシエーション」の頭文字を取った略称。直訳すると「特別装備市場協会」と余計にわかりにくいので、ノーテンキに「セマ」と覚えるのが正解です。





ホットロッドを中心とするアメリカ発祥のカー・カルチャーを礎に発展したショーですので、会場のあちらこちらにビルダーが丹精込めて製作した米国伝統のカスタマイズカーが展示されます。











一方、われらが日本のクルマも長い年月をかけ、クルマ大国アメリカで一定の地位を築いてきました。

その立役者といえるのが、1969年にデビューした日産の初代フェアレディZです。アメリカではダットサン240Zとして知られていますが、今年は新型ZがSEMAの主役を張る記念イヤーとなりました👏


日産のオフィシャルブースではGT4カテゴリー向けに開発された「Nissan Z GT4」の実車を初披露。そのほか、フォーミュラD参戦車両NISMOのパフォーマンスパーツ装着車両なども展示されました。








日産ブースで、もうひとつ注目を浴びていたのが、こちらのサニートラック。なんとリーフの電動パワートレインが移植されたEVトラックなのです。





顔面がハコスカに変えられた、いわゆるハコトラ仕様で、アメリカでダットサンの知名度を飛躍的に高めたレーシングチーム「BRE」のカラーリングも採用されています。

日産の今と昔を一台にぎゅぎゅっと詰めこんだ宝箱や〜と、ひとり感動してしまいました。





アメリカで歴史を積み重ね、人気を獲得してきた日本メーカーとしては、もちろんトヨタも忘れてはなりません。

個人的に今年のショーで最も印象に残ったトヨタ車が、Mobil 1のブースに展示された、こちらの66年式スタウトです。

スタウトはハイラックスのご先祖様とも言えるピックアップトラックで、ドラマ『北の国から』の黒板五郎さんが乗っていたことでも知られています。





そんな古式ゆかしいワークホースを、強烈にワイドなスポーツトラックに変身させてしまったのが、プロドリフトドライバーのライアン・トゥーク選手。

エンジンはトヨタの直4である3S-GE型ヘッドと5S-FE型ブロックのコンボ仕様で、最高出力は650馬力だそうです!











この両車は同じ1930年式のフォード・モデルAをベースとしながら、好対照を描く二台。

かたや伝統的なホットロッドでV12エンジンを搭載するかと思えば、もうかたや225kWのモーターと84.6kWhのバッテリーを搭載するEVスワップ車です。

今年のSEMAは昨年以上にEVスワップの展示車両が増え、EVだけの専用展示スペースも設置。活況を呈していました!





日本では3月に劇場公開されたバットマンシリーズ最新作「ザ・バットマン」の劇中車であるバットモービルが、しれっと展示されていました。






68年式のマスタングがベースになっているそうで、リヤミッドシップにむき出しで搭載されたV8ツインターボがイカツかっこいいですね!







ここ数年のトレンドであるオーバーランダーも、さらに展示車両が増殖。今年一番印象に残ったのが、こちら「EARTH ROAMER(アース・ロウマー)」のデモカーでした。

シボレー・シルバラードがベースの「SX」と、フォードF-550がベースの「LTi」という二台が展示されていたのですが、とにかくデカい!




荷台に架装されたキャンパーボディはヴァキューム・インフューズド製法で作られたカーボン製で、中は完全に家です。

家電の動力源となる大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載し、バスルームも完備。スケールの大きさにのけぞってしまいました。





ショー終了後には展示車両の搬出を兼ねた、恒例のナイトクルーズをラスベガスの公道上で開催。そのままドリフトのデモランが開催されるアフターパーティ「SEMA IGNITED」へとなだれ込みます。





じつはSEMAショーは、来年の2023年から五ヶ年計画で規模をさらに拡大すると発表されました。

会場となるコンベンション・センターでの展示会はもちろん、さらに街ぐるみの催しを展開し、SEMA “SHOW”からSEMA “FEST”へ発展する予定なのだとか。

来年は同じ11月にF1のラスベガスGPが開催予定となっており、今年のSEMAの期間中にはローンチパーティが開催されました。来年のレースに先んじてF1マシンがラスベガス・ストリップを爆走するデモランも行われたのですが、僕は残念ながら見ることができませんでした(泣)。





ちゅーことは、もしかして来年はSEMAとF1のジョイント企画もあったりするのん!?と、鼻息荒く想像をふくらませて帰国。さらなる規模拡大に邁進するSEMAに、いまからワクワクが止まりません!


写真:平野 陽

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みんじど特派員 K
自動車専門誌の編集プロダクション勤務を経て、フリーのエディター兼ライターとして独立。
決して表に出てこないが、恐らく誰もが一度は読んだことがあるほど多くのメディアに寄稿する、まさに自動車メディア界のドクターK(?)。
SEMAショーなどの海外取材はもはやライフワークと化しているが、オオタニサーンの応援がメインじゃないかと疑われている日々。
Posted at 2022/12/02 11:01:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 走行会・イベント情報 | 日記

プロフィール

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