• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

全国各地のサーキット情報を探せるみんカラサーキットはこちら!

みんカラユーザー主催の走行会・サーキットイベントはこちら!

みんカラYoutubeチャンネルはこちら!

みんなの自動車部♪のブログ一覧

2024年06月12日 イイね!

【コラム】そうだ、ニュルへ行こうよ! Vol.22~マセラティGT2に乗った!! 奥が深いジェントルマンレースの世界(前編)~

【コラム】そうだ、ニュルへ行こうよ! Vol.22~マセラティGT2に乗った!! 奥が深いジェントルマンレースの世界(前編)~みなさんゴキゲンよう!
モータージャーナリストの山田弘樹(やまだ・こうき)です。

千里の道も、一歩から。初心者でもクルマを目一杯楽しんで、最後の最後は「ニュルブルクリンクへ走りに行こう!」というこのコラム。

今回はなんと、マセラティのレーシングカーでサーキットを走ってきちゃったお話です。だいぶ盛り上がったので前後編に分けてお届けします。

++++++++++



山田弘樹(以下・山田):ちょっと前の話になるけれど、モデナで「マセラティGT2」に乗ってきました!

編集部TAKASHI(以下・TAKASHI):モデナマセラティGT2ですか!?

ちょっとアタマがバグってきます(汗。

山田:マセラティのホームタウンはイタリアの「モデナ」なんですね。そこで、マセラティGT2というレーシングカーに乗ってきたということ。




TAKASHI:モデナといえばフェラーリのイメージでした。「360モデナ」とかありましたよね。

山田:懐かしいね(笑)。フェラーリの現在の本拠地も同じモデナ県の「マラネロ」。ちなみにエンツォ・フェラーリの生家はフェラーリ・ミュージアムになっています。

TAKASHI:なるほど! ところでマセラティGT2ですが、そんなスポーツカーありましたっけ……? 新車ですか?

山田:いやいや、マセラティGT2は「MC20」をベースにGT2規格で作られたレーシングカーなんだ。確かにややこしいから、MC20 GT2でいいと思うんだけどね。マセラティもこの一台に、気合いと期待を込めているというわけでしょう。

ちなみに写真で見ると、こんな感じ!



>>『Car Watch』での試乗記はこちら!



TAKASHI:うわっ! めちゃくちゃガチなレーシングカーじゃないですか!? すごっ…。よくこんなの乗ろうと思いますね……。私ならチビりそう……。

山田:いや、最初話が来たときは「まぢか…汗」とフリーズしたよ。

国際ライセンスを持っていて、レース経験があるジャーナリストをマセラティが探していて「乗ってみませんか♪」ってお誘いが来たんだ。

TAKASHI:なんだかずいぶん軽いノリですね。さすがイタリア🇮🇹🍕

山田:いい意味でね(笑)。一応マセラティも、審査はしているみたいだから。決まればすごくスムーズなのはいかにもイタリアだよね。




TAKASHI:でも山田さん、ご存じの通り「みんじど」は初心者のためのコラムですよ?

さすがにマセラティGT2には現実味が薄い気がするのですが……?

山田:いやいや、だからこそ紹介したいんだ。TAKASHI君はクルマ大好きだからこういうの見ると、素直にワクワクするでしょ?
きっとみんなの中にも、そういう気持ちってあると思うんだよね。

TAKASHI:でも「オレには関係ないや」みたいな気持ちになっちゃいそうな……。

山田:そうそう。とてもじゃないけど買えないし、乗りこなせる気もしないから「関係ないや」って思っちゃう。

でもさ、見ているだけでもシンプルにドキドキするじゃない?
そして、「もし運転したら、どーなっちゃうんだろう!?」って思わない?




TAKASHI:思いますっ!(単純)

山田:そういう気持ちが大切なんだよ、ってみんなに伝えたかったんだ。

TAKASHI:ちなみにお値段は……?

山田:44万ユーロです。

TAKASHI:いまは1ユーロが約170円だから……ひゃー!




山田:でもね、実はひとつ下のGT3規格の「フェラーリ296GT3」は50万ユーロでもっと高いんだよ。

TAKASHI:どちらにしろとんでもない額……。
50万円なら世帯持ちで家のローンが残っているサラリーマンの私でも買えるんですが(笑)。

でも、下記カテゴリーより車両価格が安いって確かに面白い逆転現象ですね。

山田:狙いもそこにあるんだ。いまGTカーレースで世界の中心になっている「SRO」って組織があるんだけどね、そこが先鋭化しすぎたGT3カテゴリーの反省から、GT2シリーズを2018年に立ち上げたんだ。




TAKASHI:日本だとSUPER GTのGT300クラスに参加しているGT3マシンたちが、SROのレギュレーションで戦っていますよね。

山田:そうそう。GT3カテゴリーは最初、先鋭化しすぎて衰退してしまったGT1/GT2クラスの反省から作られたんだ。
マシンのコストを落として、ジェントルマンドライバーが参加しやすいカテゴリーにしたんだよね。

でもその人気が高まったことでメーカーが積極的に参入して、マシンの開発競争も激化してしまった。あとドライバーも複数で参加するんだけど、プロ同士の組み合わせがほとんどになっちゃったんだ。

TAKASHI:GT300クラスがGT3車両を導入したのも、いちからクルマを作っていくJAF-GTマシンよりコストが抑えられるからでしたもんね。レースって、そうやって同じ道をたどるんですねぇ……。

山田:でも、盛り上がるのはいいことだから。だからこうやって、時期を見て方向性を正して行く必要があるんだよね。




TAKASHI:なるほど。じゃあGT2マシンって、GT3よりも低コストなんですか? 格式は上なのに、マシンは遅い……?

山田:ボクも完全には把握できていないんだけど、コストは正直同じくらいかな。でも、格式的には上だからバジェットが抑えられていることになるよね。

あと車両のベースが“スーパースポーツ”になるから、マシンパワーはGT2の方が高い。今回乗ったマセラティGT2だと600馬力オーバーかな。BoP(バランス・オブ・パフォーマンス)によってパワーは上下させられるから、最大でそのくらいということだけど。




TAKASHI:ろっ…ろっぴゃくばりき!?(白目)

全然アマチュアレベルじゃないじゃないですかッ!(震)

山田:いやいや、空力性能を制限して、コーナリング性能を抑えているみたいなんだ。中・高速コーナーで速度が出過ぎなようにしているらしい。




TAKASHI:で! で! 乗ってどうだったんですか!?(フゴフゴ)

山田:それがさ、すごく乗りやすいんだ。

TAKASHI:またまたぁ。マセラティにリップサービスしてないですか??笑

山田:そんなことはない(笑)。もちろんスポーツドライビングの基本は必要です。

でもね、それをマジメにやったドライバーなら普通に乗れる。そこから速く走らせられるかは、また別です。

TAKASHI:きちんと作られたレーシングカーって、すごく乗りやすいって話を聞いたことがあります!




山田:それそれ。そしてSUPER GTみたいなプロフェッショナルレースとは違って、ワンメイクのカスタマータイヤを使うから、ジェントルマンドライバーでもがんばれば扱えるんだよね。

これは全てのスーパースポーツにも言えることだけど、公道用タイヤを履いているよりも、スリックタイヤを履いたレーシングカーの方がグリップ感はずっと高いよ。

TAKASHI:確かにいまどきのスーパースポーツって、ちょっと無理がありますよね(苦笑)。

ただ走っているだけならいいけど、その性能を発揮する場所なんてサーキット以外にないですし……。

山田:そういう意味で言うとサーキットまで自走して行けるポルシェ「911 GT3 RS」のようなクルマはとても便利だよね。あとはこのマセラティGT2みたいに、サーキット専用で走らせる方が、よっぽど安全にスポーツカーを楽しめると思う。

TAKASHI:あっ、今月の文字数既にオーバーです(笑)。

山田:もっと面白い話が沢山あるから、続きは次号にて!



===================
alt

山田弘樹(やまだ こうき)モータージャーナリスト
自動車雑誌「Tipo」の副編集長を経てフリーランスに。編集部在籍時代に参戦した「VW GTi CUP」からレース活動も始め、各種ワンメイクレースやスーパー耐久に参戦。
こうした経験を活かし、現在はモータージャーナリストとして執筆活動中。愛車は86年式のAE86(通称ハチロク)と、95年式の911カレラ(Type993)。
日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
2024年06月04日 イイね!

【コラム】みじゅのクルマ放浪記 Vol.4 〜大盛況のモーターファンフェスタ2024」に遊びに行ってきた!〜

【コラム】みじゅのクルマ放浪記 Vol.4 〜大盛況のモーターファンフェスタ2024」に遊びに行ってきた!〜こんにちは!

YouTubeにて『AUTO SOUL JAPAN(旧みじゅ【車と洗車ちゃんねる】)』というチャンネルで活動しております黒木美珠です!

4月21日に富士スピードウェイで開催されたモータースポーツの祭典「モーターファンフェスタ2024」に遊びに行ってきました!


モーターファンフェスタとは、メーカー、レースの種類問わず色々な車両を見ることができる、モータースポーツファンはもちろん車好きにはたまらないイベントです。

当日はAM8:00に会場入り。
天気予報は雨でしたが、到着時は曇り。このままなんとか持ってほしいです……!

車の祭典ということで、車好きらしい格好をしたかったので手持ちの洋服の中からホンダのパーカーとHRCのニットを着て参加^^
moussyというアパレルブランドとHRCとコラボした商品で、この春に一目惚れしたばかりのお洋服です。




モーターファンフェスタは、富士スピードウェイの広大な敷地をほぼ全て貸し切っており、パドックやピット、広場でのイベントはもちろん、駐車場で大規模なオフ会も催されていたりと、とても盛り上がっていました。広くて全部を一つ一つじっくりみていたら時間が足りないくらいのボリュームです。

それにしても、一つのイベントでこれだけジャンルの違う車を見ることができるのはとても面白いですよね。



イベント広場では朝から行列ができていました。

国産車、輸入車さまざまなメーカーの新型車や、EVが集まり試乗ができる「新型車大試乗会・乗り比べ試乗会」が開かれており、毎年大好評とのことで朝イチにはその日の予約が埋まってしまうほどの争奪戦だそう!

確かにこれだけ多種多様なクルマを一気に見て、試乗できる機会はなかなかないですし、車好きには夢のような機会ですよね!
私も参加したかったです……!





続いて本コースストレートの地下をくぐり抜けて、P18、P19へ移動。


写真:モーターファンフェスタ2024運営委員会


こちらの写真はNSXのオフ会「Honda SPORTSDRIVE WEB Fan Meeting」の様子です。

歴代のNSXとS2000が並ぶ姿は圧巻で大興奮!!
現行のNSX Type Sも展示されており、人だかりができていましたよ!

ワタシも生でType Sを見るのは初めてで、やっと実物を見ることができすごく嬉しかったです。



写真:モーターファンフェスタ2024運営委員会

こちらはモーターファンフェスタ恒例のルノー車のオフ会「RENAULT/ALPINE DAY IN MFF」です。並んでいる車両は鮮やかなブルーやイエローなど、ベーシックな白黒よりもカラフルなボディカラーが多くみられました。

みなさん写真を撮ったり、ルノーオーナー同士会話を楽しんだり、思い思い過ごされおり、楽しい雰囲気が伝わってきます。



続いてはパドックに展示されている車両の中から、ワタシが気になったものをご紹介します。



こちらはホンダ 新型CR-V e:FCEVです。

みなさん、新型CR-Vに燃料電池車が登場するのをご存知でしょうか??

今回はその新型車がいち早く展示されていました。
先代モデルよりもシャープな顔つきになり、内装は最近のトレンドの水平基調なインパネ周りに。個人的にも好みのデザインになっていました。

新エネルギーとしての水素にも期待が高まりました。実際の使い勝手なども体感してみたいです。




こちらはアルピーヌA110です。

アルピーヌは今後すべての車両をEV化すると宣言していますが、こちらがおそらく最後のエンジン車となります。

私も一度乗車したことがあるのですが、「走りの楽しさとはこういうことだ」というのを示してくれるようなドライブフィールで虜になりました。車好きにとって喜びを与えてくれるモデルなのでまた運転したいです。





今回は新型車試乗会・乗り比べ試乗会とは別に、「カスタムカードライブ&バイ」という、実際に販売されている車を試乗することができるコーナーも設けられていました。

例えばマツダの認定中古車等がずらりと並び、実際に試乗しながらその場で購入することも可能だそうです。




その試乗ブースに、モータージャーナリストの清水和夫さんが実際に全日本ラリーに出場しているヤリスハイブリッドの試乗コーナーも設けられていました。

私自身、実際にラリーカーに乗った事はありません。

ラリーカーといえば色々と補強材がたくさん組み込まれていて、ドライバーの安全確保がより強化されたモデルだと思っていたのですが、実際に乗ってみるとその作り込みをよく感じることができました。

まず乗り込んでみると着座位置がとても低く、バケットシートも深いんです。

これによって腰回りや肩周りがすっぽりと収まってしまい、ある意味身動きが取りづらいようなシート形状になっていました。




フロアマットなどは当然無く、斜めに貼り出したステップが付いていました。このステップが高速走行時に足で踏ん張ると、かなり体が固定できるんですよね!
非常によく考えられていました。

そしてサイドミラーはまるでバイク用のサイドミラーかのような非常にコンパクトで簡易なものに変わっていますこちらはすべて軽量化のためにわざわざチューニングしたそうです。




今回は清水和夫さんが運転する助手席で横乗りを体験。そして1往復だけ私も運転させていただきました。レーシングカーと言えばマニュアルのイメージが強いですが、こちらのヤリスはオートマです。

清水さんに「マニュアル車とオートマ車ではラリーでの運転の仕方が違いますか」と伺ったところ、「アクセルワークシフト操作に意識が取られることがなくハンドリングの操作だけに集中ができることがメリットだ」とおっしゃっていました。

レースに関して初心者の私にとって、マニュアル車だとレース参戦に対してハードルの高さを感じてしまいがちなのですが、オートマであればMT操作が不要なので、モータースポーツに参入するハードルが低くなったように思います。はじめてのレースには非常に入りやすいのではないかなと思いました。




富士スピードウェイ本コースに戻ると、ちょうどD1グランプリのエキシビジョンが開催されていました。モーターファンフェスタではD1グランプリも1つの名物にもなっています。

一般道ではありえないようなタイヤの角度、車体の動き、迫力のサウンド、タイヤの匂いやもくもくとした白い煙。これらが他のモータースポーツでもなかなか見られない要素で、魅力の1つだと思います。

そんな大迫力のD1グランプリを間近で、しかも無料で見れるこのモーターファンフェスタは、新たなD1ファン獲得にも貢献していそうですね。




現に私がとっても惹かれてしまい、実際にD1グランプリもシーズン追いかけたいなぁという気持ちになりました。

そして、こちらはイベント内開催ということで、普段の対戦では行わないようなデモ走行として、8の字に回ったりする演出も行われました。これも本戦ではなくモーターファンフェスタだからこそ見れる特別な機会だったように思います。





続いて「スーパーグリッドウォーク」といわれる、レーシングカーや展示車両をグランドスタンド前ストレートコースに一気に並べてお客さんにその周りを歩いてもらうイベントが開催されました。

こちらでは車好きの方が写真を撮ったり、ドライバーの方と記念撮影したりと、非常に盛り上がりを見せていました。




皆さん富士スピードウェイの本コースストレート脇の芝生を歩いたことがありますでしょうか?

なかなかコースを歩く事はないと思うのですが、実際に歩いてみると面白いものが落ちていたりします。今回見つけたのは巨大なタイヤカスです(笑)




おそらくレースのタイヤカスだと思うのですが、長さ5〜6センチ位になる大きなタイヤが落ちています。一般道ではめったに見られない落とし物ですよね。こうやってグリッドウォーク最中に、コースの特徴などを見て回れるのもグリッドウォークの魅力の1つかなと思います。

グリッドウォーク終了後には並べられていた車両がゆっくりとパレードラン走行をしていきます。参加している車両はどれも個性豊か!
そしてジャンルが全く違うので、次はどんな車が来るんだろうとワクワクしながら見ることができます。





モーターファンフェスタを取材するのは今年で3年目。毎年新しい発見と車好きにとってたまらないイベントだなぁと実感しています。

もしかしたら、今まで興味がなかった車のジャンルも新たに好きになるきっかけになるかもしれません。ぜひ来年のモーターファンフェスタは皆さん会場に足を運んでみてはいかがでしょうか??


===================
alt

黒木美珠(くろき・みじゅ)
車系YouTuber / Webライター / 自動車ジャーナリスト志望 / elfアンバサダー
YouTube:AUTO SOUL JAPAN(旧みじゅ【車と洗車ちゃんねる】)
「愛車をきれいに大事に乗りたい。」という想いから洗車を研究&洗車チャンネルを始動。
2021年に愛車のホンダ「ヴェゼル」90日連続車中泊で日本一周しその模様を配信。
現在は洗車、車両紹介、カーイベントの取材など車全般を幅広く配信中。
現在の愛車はホンダ「シビックタイプR(FK8)」とスバル「フォレスターSTIスポーツ」。

【みじゅのSNS】
YouTube: https://www.youtube.com/@mijyu_kuroki/videos
Instagram: https://www.instagram.com/mijyu_official/
Twitter: https://twitter.com/mijyu_official
Threads: https://www.threads.net/@mijyu_official
Posted at 2024/06/04 09:01:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | みじゅのクルマ放浪記 | 日記

プロフィール

「下田選手が出演するYouTube『運転大好き!わくわくチャンネル』がスタート‼️ お笑いコンビ香呑(かのん)さんがMCだそうですよ>>①https://youtu.be/y2n87A7-a1M ②https://youtu.be/oIpcuRjtNKQ
何シテル?   07/29 18:18
2021年夏、「ピットイン」改め『みんなの自動車部♪- みんカラスタッフブログ・スピンオフ!』始めました! Facebookグループ(https://ww...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/6 >>

      1
23 45678
91011 12131415
16171819202122
23242526272829
30      
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation