
前々から一度は訪れたいと思っていた小樽の海岸「オタモイ海岸」。ネットで「オタモイ海岸」のことを調べていたら、「オタモイ遊園地」という文字が。
遊園地?・・・こんなところに遊園地なんて自分自身聞いたことがありませんでした。よくよく調べてみると、戦前にこの地に遊園地があったようです。遊園地と言っても今のような遊園地ではなく娯楽施設のようなもののようで、今の遊園地とは違うようです。
このご時世なので人があまり行かない秘境のような場所がないかと、たまたま家にあった地域の情報誌「HO」のバックナンバーを見ていたらなんと「オタモイ遊園地」のことが記載されいるではないです!。その情報誌を買った時はあまり興味がなく目に留めることがなかったのですが、なんというタイミング。
その情報誌の記載内容です。
戦前にこんな建物がこんな断崖絶壁の海岸にあったなんて、なんとも信じがたいです。写真を見ると「千と千尋の神隠し」に出てくる建物のようでとても神秘的です。
すぐにでもこの遊園地のあった場所を確認したい気持ちになり、すかさず次の休みに出かけました。
オタモイ海岸に降りていく途中に海岸の散策路の駐車場がありました。
そこに車を止めて、散策路の森に入っていくと
むむっ!

遊園地の唐門がありました。ここに移設されたようです。すでに神秘的!
オタモイ海岸の駐車場です。
なにもありません。車が5~6台停まっているだけでした。どうやらこの駐車場の下がシーカヤックの発着場のようでそれで車が停まっているようです。
駐車場の入り口付近に「オタモイ遊園地」の案内が。

確かに、情報誌と同じような写真が看板にありました。
なんか竜宮城のような感じです。
案内板によるこの駐車場には「弁天食堂」という大衆食堂があったようでが、全くその痕跡はありませんでした。
この案内板の奥に写真で見た断崖絶壁に建てられた「竜宮閣」という高級料亭があったようです。
ただその入り口には、崖崩れ「立ち入り禁止」の文字が。
ここまで来てもう少しだけ先を見てみたい気持ちに。「立ち入り禁止」の文字はありますが、その柵のすき間から歩道にかけて踏み固められた道がありました。ここは自己責任で少し奥まで行ってみることに。
柵を抜けると、遊園地の入り口の階段があります。雑草ですごいことになっていますが、すでに神秘的です。
先に進んでみます。
確かにかなり危険そうです。
唐門が見えてきました。
唐門です。老朽化が進んでいますがその形はしっかり残っています。
唐門を抜ける「竜宮閣」のあった場所が見えてきました。
「竜宮閣」の入り口付近にある唐門。
かつて「竜宮閣」あった場所です。建物は戦後、漏電で焼失してしまったためなにもありません。赤い柵で囲われいるだけでした。
この日は空がとても青く綺麗でしたので余計に寂しく感じます。
この先にはオタモイ地蔵尊のお堂があります。危険なので引き返すことにしました。
今度は海岸に降りてみて下か見てみてみることに。ただ海岸までの歩道近辺にはマムシがいるらしく危険の看板がありましたので注意して降りて行きます。
唐門と竜宮閣の跡の赤い柵を見上げます。下から改めて見ると、とんでもない場所に建っていたたのがよくわかります。
建物の基礎部分と写真で写っていた唐門の近くにある鉄塔だけが残っています。
それにしてもオタモイ海岸はとても美しいです。積丹に勝るとも劣らないくらい美しいです。

崖の先端に「青の洞窟」が見えます。
海の色がブルー!
ブログ一覧 |
お出かけ | 日記
Posted at
2021/10/09 23:16:56