廃線後に　　美唄～常盤台（三菱鉱業美唄鉄道）と桜

「廃線跡に」すっかりシリーズ化となってしまいました。空知地方は昭和の時代、たくさんの炭鉱用の鉄道がありました。今回は約40年前に廃線になった美唄から常盤台までの三菱鉱業美唄鉄道を訪れました。ついでにソメイヨシノの北限といわれています「東明公園」にも寄りました。





自宅近くの桜もちょうど見ごろです。
　

今回行ったのは東明駅から常盤台駅までの5つの廃駅です。美唄駅は現役なので省略します。


まず、美唄駅から最初の駅「東明」駅です。
　

うれしいことにそのままの姿で現存していました。


　


この鉄道を走っていた蒸気機関車です。約100年前に造られここまできれい残っているとは驚きです。
　


ホームとホームからの景色。


　

路盤らしきもの。鉄道跡はサイクリングロードに転用されていました管理されていないのか荒れ放題です。


駅舎横の桜も開花です。この駅を利用していた人はいつもこの桜の木を見上げていたのでしょうか？ホームにいてその時の情景を思い浮かびます。





次の駅「盤の沢」駅跡です。
　

なんとホームが残っています。たまたま春だったのですぐ見つかりましたが夏場でしたら草木に覆われ見つからなかったかもしれません。

こちらも鉄道跡がサイクリングロードに転用されていましたが荒れています。



駅の山側に廃墟と化した郵便局がありました。
　

ホームを出て美唄側に向かうとちょっとした桜並木がありました。この時期の車窓からの景色は春を感じられてとても美しかったのではないかと思います。





「我路」駅跡です。ここもホームが残っていました。
　




次の「美唄炭山」駅跡は私有地になっているので遠目から。


すぐ横に創業中の「北菱美唄炭鉱」があります。





終点の「常盤台」駅跡です。



なにも残っていません。ただ公園になっていました。
　




炭鉱跡の遺構が管理されています。



竪坑巻き上げ機が2台。
　

電気管理の「開閉所」と貨車に積載するまで石炭を貯蔵するための「原炭ポケット」があります。といっても詳しいことあまり・・・。
　

こんな山の中にひっそりと遺構が残されていますが、この時訪れている人は他に一組だけでした。当時からするとあまりに寂しい光景です。




「東明」駅跡近くの「東明公園」です。ソメイヨシノの桜で有名で一度行きたいと思っていました。若い時は桜に見向きもしなかったのに、今は桜が咲くとあちこち見に行くようになりました。




陽が暮れる1時間前に着きましたがすでにクルマは満車状態で公園内の道路に路上駐車です。


夕暮れ時。
　







まだ5～6分咲きといった感じです。



暗くなってきてクルマが公園内の路上に溢れてきました。人も多い！


　

　　










夜桜いいもんです。もう少し居たかったのですが、後髪引かれながら帰ります。

最近、ライズの出番が少ない！