廃線のJR幌内線の終点駅である幌内駅(三笠鉄道村)から約2kg先にひっそりと残されている「幌内炭鉱」跡を見てきました。この目で実際に炭鉱跡を見るのは初めてです。休日ということで「三笠鉄道村」は家族連れの方が見受けられれましたが、こちらの炭鉱跡は途中1台のクルマとすれ違っただけで誰もいませんでした。
入口の施設案内版です。三笠市は市全体がジオパークですってその時知りました。一億年以上前のアンモナイトの時代から石炭の時代までが見られる場所だそうです。三笠市はどちらかというと地味なイメージがあり道外の方にとってはほとんど知れていないのではないかと思います。とても歴史が深く現代までいろいろなものが残っている偉大な場所なんだと感じます。
炭鉱についてほとんど知らないのでちょうど知るチャンスです。
変電所です。廃墟です。あまり管理されていないように感じがします。
神社本殿跡。老朽化と雪害で今は鳥居と狛犬しか残されていない状態です。
安全灯庫と坑口。案内版に説明がありますが、説明がないとなんだかわからないくらい倒壊しています。
音羽坑。
常磐坑。1975年に坑内にガスの突出があり、その後爆発が発生し13名の方が亡くなった事故がありました。
幌内炭鉱施設群。
捲揚台座(説明によると石炭や機材等を輸送するモーターの台座)。これだけだとなんかピンとこない。
こちら原動機室?(説明によると運搬用のコンベアを動かすための室)。
原炭ポケット(説明によると選炭前の石炭と石炭以外の不要な岩石を一時貯蔵する場所)。
シックナー(選別機)。
???
なんとも言えない廃墟・・・。
あまり管理がされていない感じがしますが。まだ春で雑草があまり生えていませんが夏もこの遺構はこのまま見られるのでしょうか?
帰りに近くの炭鉱住宅に寄りました。
近くには公園も残されかつては相当に賑わっていただろうと想像されますが、今は窓が板で塞がれていてゴーストタウンです。まさに北海道衰退の象徴的な場所です。
見ているだけで寂しくなります・・・。
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Posted at
2023/05/17 23:42:30