廃線後に　鵡川～様似（日高本線）　その１

　いつかは行かねばと思いつつなかなか行けることが出来なかった日高本線の廃駅を先日探索しました。日高本線は2021年に鵡川～様似間が廃止となりましたが、実質的には2016年の台風10号の災害により廃線状態となって代替バスが運行されていました。とはいえ廃線からまだ間もないので駅が残っていることに期待したいです。




路盤が波に削られ線路が消失しまっています（北海道新聞より）。




今回鵡川～様似間の廃駅24駅を巡ります。





起点の鵡川駅です。




日高方面の踏切跡は線路が完全に撤去され舗装されています。その踏切の鵡川駅方面には線路が残されていますが車止めが設置されています。







まずは「汐見」駅跡です。


ホームの上には伸びた雑草があり線路も撤去されてしまっているので一見駅があったようには思いません。


苫小牧方面、何とか路盤が確認できます。


日高方面。



駅の前は新たな道路が出来るのか工事中でした。



駅前通りの少し先に民家は点在しています・






今回の廃線に伴って廃止された廃駅ではありませんが1993年に廃止された「フイハップ浜」駅跡です。

　
トイレ？らしき建物があります。30年前に廃止されたので自然に還っていて草木ですごいことになっています。線路跡もどこにあるのやらという感じです。



駅前通り。数件の「海の家」？の廃屋があります。
　


廃墟感がすごい。
　


駅の前は確かにすぐに海です。
　


「フイハップ」駅跡横の踏切跡と道路横に線路跡が確認出来ました。






「富川」駅跡です。
　

駅舎の上部に富川の文字跡が確認できます。






駅前通り駅周辺は住宅街です。






ホームに入れませんので反対側の道路からホームを見ます。
　

ここも草がすごいです。




「日高門別」駅跡です。この辺りでは大きな町なので駅舎も立派です。
　



駅前通り。



駅舎内です。この駅は駅舎内が解放されていて、鉄道関係の展示物や馬産地ならではの競走馬の展示物といろいろとあります。

鉄道関係の展示物。
　　　


こちら競走馬とウマ娘の展示物。競馬好きの自分にとっては楽しめる駅跡でした。
　　　



遠目にホームを眺めます。


　

まだ列車が来そうな感じです。




「豊郷」駅跡です。駅名の文字跡がかすかに残っています。



ホームからの駅舎と苫小牧方面、様似方面。
　

　


駅前通り、民家が数件あるだけでなにもありません。






「清畠」駅跡です。こちらも駅名の文字跡がかすかに残っています。



この駅のホームから海がもう目の前です。
　


苫小牧方面。


様似方面。


駅前通り、こちらの駅跡近くは民家が結構あります。






冒頭の北海道新聞の記事の写真は「豊郷」～「清畠」間の線路跡です。適当にこの辺りの草むらをかき分け見にいきましたが・・・!!



なんとちょうど撤去直後。枕木の跡がまだ真新しい。
　　　　　


撤去は残念ですがホントに海岸の際を走っていたことがよくわかります。


線路脇に咲いているハマナスがなんとも言えず虚しい。




次に続きます。