
DCT
デュアルクラッチトランスミッション
自動車などの有段自動変速機の一種である。
ギアが2系統あり、それぞれにクラッチが
あることからこの名がある。
BMWやメルセデスベンツ、ランボルギーニ等をはじめとした欧州各メーカーは、
新型のスポーツモデルを中心に、順次DCTから電子制御された多段トルコン式
ATへの切替えが始まっている。
マツダはCVTに傾倒せず多段トルコン式ATを推進したのは正解だったのかも。
DCTの利点
MTに準じた高い伝達効率を実現している。
DCTの欠点
MTと比べてクラッチ、フライホイール、ねじりダンパ、変速機構が重複し、
大きく重くなる。
DCTではトルクコンバータのクリープは本来発生しないが、違和感を感じさせ
ないように、電子制御で半クラッチとすることで実現しているものが多い。
そのため、長時間渋滞でクラッチの摩耗や焼付きを発生させやすくなってしまう。
ホンダ i-DCDの場合には、ハイブリッド・モータでクリープを実現している。
但し、長時間渋滞では電欠になるため、電欠となった場合は電子制御で
半クラッチとすることで実現しているが、さらに渋滞が続くとクラッチの
摩耗や焼付きを発生させやすくなってしまう。
DCTの賛否点
DCTは、MT愛好者のようにダイレクトで良いとする声がある一方で、
トルコンのあるATと同様の感覚を期待すると僅かな変速ショックが問題となる。
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トルクコンバーター DCT CVT
Mazda SKYACTIV Drive Automatic Transmission
Posted at 2025/08/10 14:43:24 | |
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