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岐阜を走る路線バスといえば、織田信長がラッピングされた「信長バス」が有名ですが、清流ライナーと呼ばれる真っ赤なボディの「連節バス」も有名です。
連節バスというのは国内の何ヵ所かで走っていますが、日本ではまだあまりメジャーではなく、海外メーカーの車両が多いです。岐阜バスの清流ライナーはエボバス製の車両で、日本の規格外サイズのため特殊車両扱いとなっています。全長18mに目が行きがちですが、全幅2550mmのワイド感も半端ないです。車線内を目一杯使って走行するため、乗用車の立場で追い抜く際は気を遣います(特に忠節橋のあたりとか)。
清流ライナーは土休日に限り、岐阜駅を起点として市内をループする線があります。バス好きの息子とともに岐阜駅のバスロータリーまで散歩に行った際に、このループ線によく乗っています。月2回くらいは乗っていると思います。
実際に清流ライナーの連節バスに乗ってみると、特徴的な形状をしたシートや、非常口が無い代わりに緊急脱出用ハンマーが備え付けられていたりと、日本規格の路線バスと異なることをすぐに感じることができます。ホーンも聞いたことのない独特な音でした。初めて乗った時は、曲がる度に連結部分が軋む?大きな音にビックリしました。連結された後部車両最後部にエンジンがあり、駆動輪も後部車両のタイヤなので、分類上は一般的なバスと同様リヤエンジンリヤドライブ(RR)です。ハンドル操作がとても難しそうな車両ですが、通行量の多い片側2車線道路でもスムーズに車線変更していくドライバーさんの運転技術に敬服します。こういう特殊な車両は、色々な座席に座ってみて乗り味の変化を楽しむのもいいかもしれませんね。個人的には、車内の様子や曲がる時の動き方を観察できる最後部座席がおすすめです。エンジンの振動はそこまで気になりません。
清流ライナー市内ループ線は、岐阜駅を出発して岐阜城や川原町などの観光地を回り、約40分かけて岐阜駅に戻ってきます。最近は大河ドラマの影響か岐阜城周辺の駐車場は土日混雑するので、清流ライナーに乗って岐阜城周辺を散策するのもよいかと思います。
このバス、100名以上の輸送能力を持ちながらも土日はガラガラです。岐阜城最寄りのバス停で降りていく人が多く、広いバス車内に乗客が私たち親子だけの貸し切り状態になることもしばしばあります。私たちは途中下車することなくそのまま岐阜駅まで帰ってきます。移動が目的ではなく、乗ることが目的なので。
清流ライナー市内ループ線は乗車一回大人220円です。
以上、バスに乗る休日の紹介でした。
Posted at 2021/01/09 17:22:17 | |
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交通 | クルマ