ある休日の朝、息子が公園に行きたいと要求してきます。
いつもなら近所の公園に行くところですが、どうやら広い所へ行きたいそうです。息子もたまには広い所で思う存分走り回りたいという思いがあるのでしょう。
人気の無い広場となると、私の中で一つ思い浮かぶ所があります。
冒頭写真の場所、本巣市根尾にある淡墨桜です。
日本三大桜の一つに数えられる観光名所ですが、シーズンオフの時は非常に静かな場所です。桜の脇が広場になっていて、去年の秋くらいに息子を連れて行ったらすごく喜んでいたのを思い出したのです。
思い立ったらすぐに出発の準備です。水筒と軽食を持って、あとはトランクに息子の愛車であるストライダーを積んで行きました。
淡墨桜はR157酷道区間の少し手前にあり、すぐ近くにある道の駅とともにR157の一つの終着点のような所となっています。温見峠を目指す人にとっては最後の休憩所ともいえる場所です。
道は空いており自宅から1時間足らずで到着。遠足にはちょうどいい距離です。
シーズンオフの時は桜の丘まで車で登って行けますが、あえて丘の下の駐車場の目立たない所にとめてみました。決して怪しい車ではありませんよ(^^;
約1年ぶりに淡墨桜を拝みました。
昨年観た時は秋だったので、落葉寸前の状態だったと思います。9月の暑さ残るこの時期は周りの草木と同化しているように見えますが、太い幹は遠目でもしっかりと存在感を出しています。
桜の観賞はほどほどに、今回の遠足の本当の目的は広場の方です。誰もいません。
「息子よ、今だけこの芝生は君のものだ。思う存分走り回りなさい」
息子は脱兎のごとく芝生の中を猛ダッシュしていきました。
しばらく親子で追いかけっこを楽しみました。
広場の端から端まで何往復したでしょうか。息子の足の速さと体力に驚きを隠せず、お父さんは疲れちゃいました。日頃の運動不足があらわれてますね(-_-;)
結局持って来たストライダーで遊ぶことはなく、ずっと走り回っていました。運動会の練習のつもりなのかな?
公園の遊具とかも危険視される中、こういう何もない広場というのは子供を気軽に遊ばせられる貴重な場所なのかもしれません。
そろそろ帰ろうと連れて行こうとするも、イヤイヤと拒否します。
息子はこの広場がお気に入りとなったようです。
「アネシスに乗ってまたいつでも来れるよ」と何とかなだめます。最近は言うことを聞いてくれるようになったかな。
さっきまで広場に固執していたのに、駐車場のアネシスを見つけるとすぐに乗り込もうとするあたり、息子もまたアネシスがお気に入りのようです。
アネシスのエンジンは今日も快調に回っております。
Posted at 2021/09/18 11:56:57 | |
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