
7月の夏休みを利用して家族で1泊2日のドライブ旅行をしてきました。
息子が最近忍者に興味を持ち始めたようなので、甲賀伊賀の辺りに行ってみようとなり、さらに妻からは「安土城跡に行ってみたい」というリクエストが。伊賀へは以前訪れたことがあるので、今回の旅行先は甲賀と安土に絞り込み、2日間かけてじっくり巡ることにしました。
1日目:甲賀観光
行きは新名神ルートで。いつも電光掲示板で「混」か「満」の印象が強い鈴鹿PAですが、この日はたまたま「空」だったので休憩がてら寄ってみました。
館内では8耐マシンと地元の名産品が迎えてくれます。ちなみに息子は「みちまるくん」のファンです。
鈴鹿トンネルを抜けて甲賀土山ICで下り、R1沿いの道の駅「あいの土山」へ。土山宿の宿場町を少し散策しました。
近畿地方で初めて登録された道の駅で、2025年8月にリニューアルされたそうです。多くの人で賑わう道の駅とは対照的に、旧街道沿いの伝馬館や本陣跡の辺りは静かで情緒ある雰囲気に包まれていました。
今回旅行の目的地の一つである甲賀流忍術屋敷へ向かいます。
一般的な観光スポットのように目立つ案内看板があるわけでもなく、細い路地の先に隠されるように建てられた一見すると普通の民家。ここは甲賀流の由緒正しき名家の出自である望月出雲守の旧邸で、現存する日本唯一の忍者住居だそうです。落とし穴やどんでん返し、からくり窓などの仕掛けをスタッフの方に丁寧に解説していただき、巧妙な防衛建築技術についてとても勉強になりました。
腹ごしらえのため、忍術屋敷近くの甲南PAへ立ち寄りました。一般道から裏口利用できます。利用客用の駐車場が3台分しかありませんが、空いててラッキーでした。
その後は、たくさんのタヌキの置物に迎えられながら信楽町の山間ドライブへ。産業会館のミュージアムで信楽焼の歴史を学びつつ、緑に囲まれた陶芸の森を散策し、夕方前には宿泊地である草津駅前のホテルに到着しました。
草津駅は商業施設が充実しています。滋賀県で最も乗降客数の多い駅だそうです。
2日目:安土観光
朝はホテルで少しゆっくりして10時出発です。草津から下道を1時間弱ドライブし、安土城跡の駐車場に着きました。
入山口を抜けると、メインストリートの大手道沿いに有名な戦国武将たちの屋敷跡が現れます。山頂の天主台跡まで続く石段は約400段あり、一段一段の段差が不規則のためしっかりと登り応えを感じることができます。一般的にお城の最も高層にあたる部分を「天守」と書きますが、ここ安土城においては「天主」という特別な表記が使われることを知りました。天下人への強いこだわりと野望が再現されていますね。
石段を登り下りして汗をかいたので、麓の観光案内所で冷たいデザートをいただきました。
ジェラートと書かれていますが、シャリシャリ食感のシャーベットでした。
せっかく安土に来たので、すぐ近くにある観音寺城跡にも行ってみました。観音寺城は安土城の石垣建築のルーツといわれ、城下町では日本最古の楽市令が出されるなど、歴史的に非常に重要な役目を果たしています。繖山(きぬがさやま)の山頂にあり、麓から歩くと約1200段の石段を登る必要があります。今回は時間と体力の関係で、車で登れる最も楽な裏参道ルートを選択しました。有人の料金所で通行料を支払い、急勾配の林道をインプレッサで登って行きます。
道中には「警笛鳴らせ」の標識が。
離合困難な山道を登り切ると凸凹した駐車場に辿り着きます。観音正寺の境内を通過し、登山道を進んで行くと石垣の遺構が姿を現します。
苔むした石垣と、ひっそりと花を咲かせるアジサイとのコントラストがいい味を出しています。今回は本丸周辺しか回れませんでしたが、本来の観音寺城は斜面にかけて石垣が立ち並ぶ壮大な山城なので、機会があれば麓から歩いてじっくり遺構を観察したいですね。
散策を終えて安土の町を後にし、R8⇒R21で帰路につきました。
2日間にかけて甲賀と安土の歴史を巡ってみました。家族旅行という名目でしたが、戦国時代を深く知るきっかけにもなったと思います。歴史上で華やかな表舞台となった安土城、その礎ともいうべき観音寺城、そして主君を影で支えた甲賀忍者の存在、歴史のつながりが見えてくると面白いものです。
Posted at 2026/09/05 17:31:09 | |
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