暗いニュースが続く中、暗いことを書きます。
みんカラで公開しようか迷いましたが、手続きを通じて初めて知ることも多かったので、備忘の意味をかねてブログに書くことを決めました。限定公開にはしませんでしたが、一般受けする内容ではないため、興味のある方だけ読んでください。
ここから本題です。
とある事情により、有料道路割引を受けることが可能となったため、その手続きを行いました。タイトルにも書いている「道路介護」という手続きです。普段の生活ではまず見聞きすることのない言葉だと思います。私は当事者になって初めてこの言葉を知りました。決して道路を守るといったような意味ではありません。
道路介護による割引適用を受ける方法は2通りあり、いずれも役所の福祉担当窓口で事前登録が必要となります。
①有人料金所で手帳を提示する
②割引利用登録したETCカードを使う
最近増えているスマートインターチェンジにも対応できるよう、②の方法で申請することにしました。
ここで悩んだのがETCカードの準備。手帳保持者である息子を乗せないで、一人ドライブで高速を利用する場合もあるため、ETCカードをもう1枚作ることにしました。管理の都合上、これまでメインで使ってきたETCカードとカード会社は同じにしたいところですが、同じカード会社から同一名義のETCカードを2枚以上発行することは通常できません。そこで、妻名義の家族カードからETCカードを作り、これを道路介護用のETCカードとすることにしました。家族カードであれば、家族内での使い回しは問題ありません。
役所での手続きは20分ほどで完了し、その場で高速道路会社へ送る申請書が発行されます。約2週間後、ETC割引適用開始日が書面で送られてきました。登録から2回目にくる誕生日が有効期限となるようで、有効期限が近付いたら役所で更新手続きをする必要があります。
私は利便性を重視してETCで申請しましたが、ETCカードを持っていても、あえて有人窓口で手帳を提示して割引を受ける人もいるそうです。高速道路の一般レーンが無くなる日が本当に来る?
道路介護の手続きをしたのと同じ日、県税事務所へ行って自動車税減免の申請もしてきました。国民の義務である納税を免れる手続きであるため、相応の審査があるのでしょう。申請書には、車を使って通院通所している施設名や利用頻度まで細かく書く必要がありました。手続き自体は15分ほどで終わり、療育手帳に減免申請済の印が押されます。申請から承認まで1ヶ月ほどかかりました。
私のインプレッサGE7(2000cc)の場合、年税額が0円となります。13年超の重課税適用後も0円らしく、100%減免を受けられるギリギリの排気量のようでした。あと、納付済である2021年度分から一部還付されました。
自治体によって程度差はあるようなのですが、療育手帳によって有料道路割引と自動車税減免を受けるには、第1種(岐阜県の場合A1またはA2)の区分判定を受けている必要があります。
息子のことについて少し書いておこうと思います。
3歳の時から療育手帳を所持していて、当初は第2種のB1判定でした。そして先日迎えた5歳の発達検査。3歳の時から少しは成長を感じてはいたものの、5歳の検査では3歳の時よりも高い水準を求められるようで、結果はA2でした。妻も私もショックを隠し切れませんが、現実を受け止めるしかありません。
息子の症状について深くは書きませんが、以下のような特徴があります。今となっては個性と捉えることにしています。
・トミカを綺麗に並べて遊ぶのが好き
・タイヤが好き
・噴水、川、滝など水の流れる所が好き
特に3つめの「水の流れる所が好き」については、過去の私のブログでもちょくちょく書いていたので、息子の特性にうすうす気づいていた方もいるかもしれません。
何かのテレビで見たのですが、「焚き火ブーム」という言葉があるそうです。焚き火を見るとリラックスできるそうで、焚き火の動画を長時間視聴していても飽きないというのです。私の息子の場合、噴水のある公園に連れて行くと、1時間くらいじっと水を見つめ続けています。焚き火と噴水、属性は違うけれど人の心に何らかの効果をもたらすことは間違いないようです。
最後に。
身体障害者手帳の割引制度は何となく知っている気でいましたが、療育手帳については当事者になるまで知らないことばかりでした。障害者本人としてではなく、介護者として福祉の援助を受けるのは複雑な心境ではありますが、使える権利は有効活用するべきです。私の息子は幸いにも五体は満足なので、車の乗り降りに不自由することはありません。障害にも色々な種類があり、外見だけでは分からない障害をもつ人もいるということを忘れてはいけないと思います。
Posted at 2022/03/19 19:08:11 | |
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