道路上のトンネルというと、山を貫いて作られた道のことを一般的にイメージしますが、都市部で地中を掘り込んで作られた道もトンネルと呼ぶので、全国共通の道路構造だと思います。
内陸の岐阜県は山が多いのでトンネルの数も多いです。東海北陸道を走るとトンネルの多さがよく分かると思います。
ヘッドライトのオンオフ操作が若干煩わしくなってくるので、トンネルが断続する区間ではトンネル外でもヘッドライトオンのままにしてます。
この高速を走る時だけはオートライトが欲しくなります。
トンネルには固有の名前が付けられていて、距離が長いトンネルだと全国的に有名になったりしますね。
岐阜県には高速、一般道問わず長いトンネルがたくさんあります。有名なものだと、
・飛騨トンネル(東海北陸道、10,712m)
・恵那山トンネル(中央道、上り8,649m、下り8,489m)
・タラガトンネル(国道256号、4,571m)
・猪臥山トンネル(県道90号、4,475m)
埼玉に帰省する時はC2の山手トンネルを通るのですが、このトンネルも相当長いですね。首都の入り組んだ地下にこれだけの長いトンネルを開通させられるのは、ものすごい技術だと思います。
地下トンネルといえば、現在建設中の外環道と中央道の接続部分のトンネル工事は、諸事情ありで難航していると聞きます。開通すれば帰省する時にも有用なトンネルとなりそうなので、長い目で待ち望んでいます。
トンネルに似たもので、山間部では洞門と呼ばれるものがあります。
土砂や雪崩から道路を守る構造物で、ロックシェッドやスノーシェッドとも呼ばれたりします。
車で通行する時は、日が差し込むちょっぴり明るいトンネル程度にしか感じませんが、外側から見ると山沿いに立つ神殿のように見えて個人的に好きな光景です。
トンネルは通過するのは一瞬ですが、そのトンネルが造られた背景やトンネル開通前の旧道を知ると、それまでの道がいかに困難な道であったかが見えてきて、トンネル開通のありがたみがより一層分かると思います。
下の写真は個人的に興味深いトンネルの一つです。
名前を九頭師坂トンネルといいます。
全長100mちょっとの短いトンネルですが、開通の背景には深いエピソードがあります。
元々存在していた古いトンネルが大雨で崩落し、長年放置されていたそうなのですが、地元民の熱望により50年の時を経て再び開通が実現したんだそうです。
入口付近、アネシスがとまっている辺りに立派な石碑が立っています。
現在では近くにR256が整備されているので、ここの峠道は通行量少なめです。
勾配きつめですが、見晴らしがよいのでおススメです。
トンネル工事には巨額の費用が積まれているので、開通した際には積極的に有効利用したいですね。
Posted at 2021/06/20 17:27:55 | |
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