
久しぶりにブログを書いてみました。
以前から行きたいと思っていた「神秘の湖」へ行くことができたので、その時のドライブ日記を夏の思い出として書きます。
神秘の湖というのは岐阜県白川村にあります。白川村というと白川郷やホワイトロードといった観光地が有名ですが、この湖は海なし岐阜県の秘境という声もあるようです。
神秘の湖へ行くには一本道の県道を通るしかありません。この県道、冬は完全閉鎖され、冬以外も工事通行止めとなっていることが多く、年間を通してほとんど通行することができない「開かずの県道」となっています。ふと岐阜県の道路情報を見ていたら、2022年は7月と8月の土休日のみ湖へ続く県道を開放するという情報を見つけました。チャンスは今しかないと、天気の良さそうな週末をねらって今回ドライブを決行しました。
実は神秘の湖へドライブする一週間くらい前、アネシスのエンジンが不調でした。息継ぎ症状というやつが発症していました。プラグコードが一部導通不良になっていたみたいです。
ディーラーで応急処置をしてもらい症状はおさまってよかったのですが、無理のない慎重な運転を心掛けました。エンジン不調の詳細については、そのうち整備手帳に書きます。
7月のとある土曜日、この日は美濃地方も飛騨地方も晴れの予報であり、絶好のドライブ日和でした。東海北陸道を快走し、ひるがの高原の辺りで降りた後は国道を北上していきます。目的地である神秘の湖へ辿り着くには、ここから険しい道を越えていかなければなりません。
国道から分岐する目立たない県道に入っていきます。この県道こそが神秘の湖へ通じる唯一のルートとなります。ストリートビューで何となく道幅を事前に把握していたものの、この時期は雑草がボーボーだったため、想像以上に道幅が狭く感じました。ガードレールの無い崖、狭いブラインドカーブ、洗い越し等々、険道の要素がたくさんありますが、ダートではないので我がアネシスでも走行自体は問題ありません。初見の洗い越しは段差加減が分からないので最徐行しました。
途中、照明の無い長めのトンネルがあり、今思えばこのトンネルが一番怖かったです。
離合不可な区間がちらほらあるので、対向車が来た時にどこでかわすかを常にイメージしながら運転する必要があります。他の車と全然出会わないなと思っていたらエクストレイルに追いつかれたので、「お先にどうぞ」をして先導車になってもらいました。初めて通る怪しい道では先行車がいると安心できます。対向車の予見にも繋がります。
国道の分岐から湖まで約13kmの道のりで、遭遇した対向車は行きで1台、帰りは3台だけだったと思います。こんな通行量でしたが、湖畔の駐車場はほぼ満車でびっくり。しかし人の姿はほとんど見えません。どうやら登山者たちの車だったようです。
適当な駐車場にアネシスをとめ、湖まで少し歩きました。
夏の山は虫よけスプレー必須です。得体の知れない羽虫が飛び交っていました。
ドライブしてきた山道は緑ばかりの光景でしたが、一転して目の前に青々とした光景が広がってきました。ここが目的地、神秘の湖です。
神秘の湖なんて書いていますが、実際は人工的なダム湖です。硫黄成分を含んだ不思議な色合い、ターコイズブルーという表現が最も近いのでしょうか。車のボディカラーでいうと、XVのラグーンブルーを連想させる色です。太陽の当たり方によって刻々と色が変化しているように感じました。周囲を山で囲まれているため、海のような広大感はありません。
そういえば、プライベートでは海をもう何年も見ていない気がします。
息子と二人でしばらく湖を眺めていました。
妻「SUBARUのCMみたいな写真が撮れたよ」
私「やるねえ」
神秘の湖の光景は息子の目にどのように映ったでしょうか。この青く澄んだ輝きをしっかり目に焼き付け、今日という日をいつまでも忘れないでいてほしい、私はそう願いました。
幼少の頃に見た光景って、いつまでも記憶に残ると思います。自分の幼少の頃を振り返ると、海や山の自然に触れた記憶があまりありません。父親によく連れて行ったもらった所は、オートレース場やボートレース場とかだったりします。決して親のことを悪く言うつもりはありません。人間誰しもガス抜きは大事ですから。
私は縁があって岐阜県に住むことになり、山深き自然と触れ合う機会が増えました。この歳になってようやく自然の美しさというものを体感できたような気がします。息子には小さい時から五感をフル活用して、自然の美しさをたくさん感じとって欲しいなと願います。
ほとんど貸し切り状態だった神秘の湖を満喫し、帰り道はスヤスヤ眠る息子の姿にホッとするのでした。きっと良い夢を見ていることでしょう。ドライブを決行して本当に良かったです。
スマホでパシャパシャ写真をたくさん撮ったら、翌日になってAIアプリが喋りかけてきました。
「海へ行きましたね」
以上、夏の思い出日記でした。
Posted at 2022/08/06 20:01:06 | |
ドライブ | 日記