
これ評判悪かったんですよね。ふと思い立ってネットフリックスで配信されていたのを見返してみました。
ネタバレがありますので、知りたくない人はここでページを閉じて下さい。
詳細は省きますが、大人になれでまた爆笑しました🤣
普通に面白いよ。
この話のポイントは近未来、高度なコンピュータ技術が発達したアミューズメントセンターに設置された、ドラクエ5のリメイクを主人公のサラリーマン?がプレイし終わったところでエンディングを迎えます。
体感ゲーム型筐体と一体になったドラクエ世界のシミュレーションの中には、主人公以外のNPCキャラが住んでおり、おそらく現在のAIよりも優れた性能のおかげかキャラクターたちはシナリオの筋とは別に自我を持っていて、プレーヤーが筐体を降りた後もシリアライズ(永続化)されて存在を継続しています。
映画の主人公のサラリーマンは、このドラクエシステムに侵入してきたクラッカーの放ったウイルスプログラムと対決して、ドラクエ世界の電磁的記録の崩壊から救い出します。
オープンワールド的な体感ドラクエシミュレーターには運営のパトロールも存在しており、ウイルスを撃退するワクチンプログラムが、ゲーム中で天空の剣を抜けなかった主人公の手に、ウイルスを撃退するバスターソードとして具現化する様は、大人になれで爆笑したあとにそれを上回る感動となって見るものを圧倒しました。
・・・なんでこれ、あんなに批判されたの??
すげーよくできてるよ。
ドラクエに没入した人と、ゲームの外側の世界の設定まで映画のシナリオだと受け入れた人の差かね??
映画の作り手はゲームの世界ももう一つの現実だと主人公の口に語らせてますし(私もその考えに賛同します)、決してドラクエを馬鹿にしてるスタンスではないですよね。
まあその辺は個人の感じ方で自由に解釈して良いと思います。そして物語はcontinueしました。あなたの物語に。
要するにその後の展開を自分は託されたのです。
託されたからには考えてみました🤩
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詳細な設定は不明ですが、自我を持つほどのAIの存在から、量子コンピュータの実用化を想定します。
ネットワークのデータ通信は、暗号化が公開鍵暗号から量子暗号にシフトしているでしょう。
この映画はSFなので、量子結合や量子もつれというような要素も積極的に導入します。
そして、お話は主人公(ハンドル名はリュカ、以下そう呼びます)がアミューズメントセンターから出て帰宅するところから再開します。
リュカはアミューズメントセンター職員から声をかけられます。ゲーム機の状況を監視していた運営から、話がしたいと伝えられます。
事務所に案内されると、ドラクエ運営のサポートセンターの人たち、さらに警察のIT部隊と名乗る者が現れます。もちろんオンラインミーティングです。
ゲームへの度重なる不正アクセスを受けていた運営は警察へ以前から相談しており、ネット犯罪専門部隊である警察やネットセキュリティ会社の担当も交えて、リュカは相談を持ちかけられました。
今回のウイルス作成者を捕まえるのに協力してほしいと。
ドラクエが好きなだけのITには特に詳しくないリュカは、なぜ自分に?と不思議に思う。
曰く、先ほどの強烈なクラッキングはこれまでで最大の不正アクセスであり、ウイルスプログラムとあれほど接触したプレーヤーはリュカが初めてだったという。
警察がいくら捜査しても、世界中の量子サーバーをいくつも経由して送り込まれたウイルスの出どころは全く掴めていない。
そこへきて先ほどの不正アクセス受けたリュカのアバターは、ウイルスプログラムと深く接触して侵入されかけ、強い結びつきを持ったという。
いわゆる量子結合や量子もつれによって、電子的データがウイルス作成者と量子の世界で結びついている可能性が高いらしい。
???
訳がわからない顔をするリュカに、運営の開発担当やセキュリティ会社の社員は、量子コンピュータの仕組み、量子の重ね合わせ、量子トンネル効果などを説明してくれたが、大した助けにならなかった。
分からないことは置いておいて、どうして自分が必要なのかリュカは尋ねた。アバターのデータはゲーム機の中に保存されているのだから、捜査のためならいくらでも解析すれば良いではないか。
ところが、生体情報を高度にセンシングして作られたアバターは個人情報の塊で、強力なセキュリティをかけられており、アバターの持ち主のバイオメトリックス情報がないとアクセスできないように暗号化されているというのだ。
運営開発元も手法は分かっていても解除はもとよりアクセスも操作もできない。現代の暗号化とはそういうものである。
リュカが協力するのはやぶさかではないと伝えると、ウイルス作成者を追跡する方法が説明される。
まずは先ほどプレーした筐体へ行く。電子データとその処理をしたコンピュータを含めて、量子結合でウイルス作成者の痕跡と結びついているのだ。
リュカは普通にゲームのプレーを始める。ただしデバッグモードで起動しているから、シナリオの動いていない、いわゆるただのオープンワールドだ。
開発元がアイテムの形で素人のリュカにも扱えるよう作られた、量子のもつれの方向を示すコンパスが手元に現れた。
リュカが握ると、コンパスが方向を指し示す。
その方向はインターネットにつながったすべてのコンピュータのCPUの量子の中の世界を示していた。
リュカが歩き出すと、ビアンカが、アルスが、フローラが、ヘンリーが、ゲレゲレが、レッドラゴンが現れ駆け寄ってきた。AIで自我を持つ彼ら彼女らは、リュカを覚えていた。
そして、この世界の真の破壊者を探す旅が、再び集った仲間と共に始まった・・・
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というわけで、現実のAIでは前走車がいない時の走行速度に対する奥行き座標を推論したりしてるわけですが、
5:15
8:20?
10:60
15:65
20:75
30:95
40:125
50:150
60:170
70:190
明確なのは30km/h以上ですね。
これらの数字に対して推論座標が何パーセント下回ったかで、その割合からブレーキかけてみたらどうなるでしょう?😋
Posted at 2022/09/02 20:04:47 | |
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