2022年08月12日
まだ正式発表すらされていない新型シエンタですが、すでに各地でスパイショットが撮られてネットに晒されているように、生産はとっくに始まっています。7月末に近所のトヨタディーラーを4件回った時に、そのうちの1件で「数日以内に展示用の実車が入ってくる予定です。大々的に宣伝できるのは正式発表後ですが、購入検討中のお客様にバックヤードでお見せするくらいなら出来ると思います。」と営業マンに言われました。そこのディーラーとは別のディーラーで購入してしまったのですが、購入したディーラーでも聞いてみたら「まだうちのお店には来てないですが、近くの工場(新車をプールしておく場所)には入っているそうなので、一緒に見に行ってみますか?」と誘っていただきました。もちろん実車を見てみたかったので、お願いしました。ついでに新型シエンタとほぼ同じハイブリッドシステムを搭載していると思われる新型アクアの試乗車を運転させてもらいました。
ボディサイズがかなり違うので、運転感覚に違いはあるでしょうが、やはりトヨタのハイブリッドは出足がスムーズで運転していて気持ちがよかったです。電気自動車の方がよりスムーズで力強いパワーを持っていることは知っていますが、街中〜遠出までオールマイティーに使える利便性や快適性、女性でも気軽に運転できることなどを考えれば、ハイブリッドは未だに魅力の高いパワートレインだと思いました。アクアも足踏み式パーキングでありながら、クルコン使用時は停止保持まで対応しているとのことで、新型シエンタのハイブリッドZと同じシステムでした。電動パーキングが付いていないながらも、クルコンを使用すればオートブレーキホールドと同様の機能が働くようになっていたので、これなら渋滞時でも安心・快適な走行が可能な環境だと思いました。アクアの試乗も兼ねながら工場へ向かいました。
山の途中を曲がったところに、そこそこ大きな工場があって、外からでも普通に見える場所に新車がプールされていました。コロナ前だったら、そこに山ほどの新車が並べられていたそうですが、満車状態からしたら1/3くらいしかなかったと思います。しかし、そんな中にも新型シエンタがずらっと10台以上並べてありました。もちろん撮影NGでしたので、写真は一切ありませんが、実車を見た感想を述べてみたいと思います。
まず、正直な第一印象を述べると、、、(購入された方には申し訳ありませんが)けっこう安っぽい車に見えてしまいました。ボディ色がホワイトが大多数だったというのもあるかもしれませんが、お世辞にも高級感を感じさせるような高品質感みたいなものは残念ながら少ない車だと思います。個人的な印象なので見る人によっても感想は大きく違うとは思いますが、まだ先代モデルの方が安っぽく見えない気がしました。ボディサイドに多用された黒い樹脂パーツ?がそう思わせるのかは自分でもよく分かりませんでしたが、何も知らない状態で見て感想を聞かれたら「200万円くらいの車でしょ?」って思ってしまうと思います。ホイールが標準のスチールホイールのモデルばかりで、しかもカバーが外された状態の情けない姿だったのは、かなり影響しているとは思います。ホイールにはこだわりがないと言いながら、納車された時にやっぱり見た目の安っぽさが気になったら、真っ先にホイールは変えたくなるかもしれません。
ただ、エクステリアに関してマイナスな印象ばかりかと言うと、そんなこともなく、パッと見の高級感みたいなものは少ないものの、特にフロントフェイスのオシャレ感は期待通りありました。一つ一つのパーツに高級感があるわけではなくても、全体的なデザインでカジュアルなオシャレさを強調した車のように感じました。ただ、今回のフルモデルチェンジでエクステリアはデザインを大きく変更してきたので、正直、先代の方がカッコいいと感じる人も決して少なくないと思います。でも、先代を気に入って長く乗ってくれる人もいたり、新型の方が好きで乗り換えてくれる人もいれば、トヨタとしてはどちらでもメリットがあるから、これはこれで正解なデザインと言えるのかもしれません。
インテリアに関しては、鍵は開けてもらえなかったので、車外から覗くことくらいしかできませんでした。そのためメーターデザインとか詳しいところはよく分かりませんでした。とりあえず、内装ブラックとフロマージュが半々くらいありましたが、ベージュ系のフロマージュ内装は明るい雰囲気が好きな人には適していると思います。ただ、こちらも樹脂パーツが多用されているように見受けられ、正直なところ軽自動車とそう大きく変わらない質感のように思いました。最も窓越しに見ただけなので、実際に車内で見たり、触れてみたら印象が変わってくるのかもしれませんが、質感には正直あまり期待しない方が良いように思います。ブラックの内装は、可もなく不可もなくといった無難な仕上がりでしたので、特別こだわりがなければブラックを選んでおくのが無難でしょう。勝手な思い込みでしたが、内装色の選択がシートカラーのことかと思ったら、インパネとかドアパネルのカラーのことだったみたいですね。シートカラーは日差しが強かったせいで見えにくかったですが、置いてある車両はすべてブラックに見えました。ただ、ディーラーで見せてもらった動画内では、カーキの内装色にカーキのシートが採用されていたように見えたので、実際にはシートカラーも変わってくるのかもしれません。(ここら辺のことは詳細がよく分からないので、ディーラーでよく確認されるか、正式発表を待たれるのがよろしいかと…)
インパネのデザインは、ディスプレイオーディオを10.5インチにしたら、かなり見栄えが良くなっていたように思いました。標準サイズだと、どうしても見栄えは残念な感じになってしまいます。あとは、シフトノブがハイブリッドだと小型の電子式シフトが採用されていて、すっきりとした見た目になるのが好印象でした。2列目以降はプライバシーガラスということもあって、外から見てもよく分かりませんでした。
初めて実車を見られるワクワク感よりも、見に行った日があまりの炎天下だったので、暑さにやられて倒れそうだったので、早々に撤退しました。あまり有意義な感想もなく、ただの第一印象を書くことくらいしかできませんでしたが、そのうちディーラーにも展示車が入ると思うので、そしたら写真も撮りながらじっくり見てきたいと思います。
Posted at 2022/08/12 14:08:54 | |
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