普段からドライビングシューズを履かれている方には「何を今更」と思われるでしょうが、めちゃめちゃ感動したので長々紹介させてください^v^
ロードスターに乗る機会として、高速を長距離乗ることが半分くらい占めています。一度に600~700kmくらい走る(これは実家までの片道)ことが多く、普通のスニーカーだと早い段階でかかとが痛くなります(下写真)。
普通のスニーカーを履いてアクセルペダルを踏んでいる模式図。かかとの一点に足の重さが集中するため、かかとまでクッションが入っていない靴では非常に痛い。
そんな折、冒頭のドライビングシューズの話題を目にして、
「運転のための靴があるのか!!」
と驚愕し、すぐさま調査部隊をネットの海に送った次第。
で、一番最初に目に止まったのがミズノのベアクラッチというドライビングシューズでした。
これナント!開発にはマツダが関わっていて、ミズノとのコラボ商品なんだそうです。「もうこれっきゃないじゃん」と、他社のシューズと比較することなくこのシューズを指名買いしてしまいました。
ところで、自分はファッションにあまりこだわりがなく、ここ数年は2足で3000円の靴を履いています笑
そこにきてこのベアクラッチさん、お値段ナント!12,100円!!!
自分の価値観を超越した高級品でございます。こんな高い靴を買おうと思ったのは生まれて初めてです。
しかし、「これは靴ではない。車のパーツであるぞ!」と天使が悪魔のささやきをしやがったせいで本日無事手元に到着しました。
到着したらいてもたってもいられず、早速100kmほど走り込んでみました。
まず、履いた感想ですがランニングシューズや、ロードバイクのビンディングシューズと似たタイト感がある履き心地でした。何より軽い!(片方240g?)
ベアクラッチの売りは、ドライビングシューズだけど街中も普通に歩ける快適性を両立させていること、とあったので運転の前に近所のスーパーまで歩いて行ってみました。
すると、スニーカーやウォーキングシューズのような快適性はないものの「歩けなくはない」と感じました。違和感があるとすればかかとの部分の感触です。かかとまでぐるっとソールが貼ってあるため、足を前に出してかかとが地面に着いた瞬間、普段とは違う感触に戸惑うくらいです。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、運転した感触はどうなんだい?という肝心の部分ですが、
「おい、ヤベーよこれ!すげーイイじゃん!」
この語彙力の無さ、誠にすみません!!
本当にこんな感じですごくテンションが上がりました。
運転前にペダルに足を乗せた瞬間、ペダルの硬さ、質感が鮮明に伝わってきました。素足とまではいかないですが、硬質な靴下みたいなイメージです。
そして、ペダルを踏む操作では足の動き、特に足裏の力加減に靴が追従してくれる不思議な感覚を覚えました。
1踏み目で、
「靴にも剛性という概念があったのか!!」
と思ったくらい、普段のスニーカーとは違いました。
靴の中で足が滑らない、靴裏が変形しない、靴がペダルからの情報をたくさん伝えてくれる、これらが履いてすぐに実感できました。
すごく細かいことを言うと、NDロードスターは今時の車なので、アクセルペダルにエンジンの振動が伝わりにくい(電スロだから当然?)のですが、ベアクラッチを履くとエンジンの振動を感じ取れる気がします。
振動が伝わると何がイイかというと、例えばエンジンとしては5速で走って欲しい速度域なのに6速で走っていたときなど、ノッキングの前触れのような振動が伝わってきます。
自分はまだNDを扱いきれていないので、いつもシフトインジケータで確認していたのですが、エンジンの振動が伝わってくれるのでその必要がなくなりそうです(ちょっと前までの車ならそういうインフォメーションがドライバーにビシバシ伝わってきていたのに。寂しいものです)。
それから、やはりかかとまでソールが貼ってあるおかげで、かかとが痛くなりません。高速の長距離運転が楽しみです。
さらに、ペダル操作が細かくできるようになったので、攻めた走りをしてもi-DMの青マーク(イイねの印)が出る機会が格段に増えました。
タイトコーナーを攻めてる時でも3回に1回くらいは青マークが出ていました。以前はちょっとでも攻めた走りをすると白マーク(下手の印)しか出なかったので超絶進歩です。
長くなりましたが最後に、いくつかペダルを踏んだときの参考画像など。
まずはアクセルペダルを踏んだ様子。