2022年10月12日
昔の自分はバカで「一生1BOXは買わない。一生スポーツカーかステーションワゴンを乗る、商用車なんてぜってー乗らないし乗れたもんじゃない」的な思考でした。
適当な人生を歩む自分は、そんな言葉も忘れて、子供ができたらミニバンだ、スポーツカーは人が乗れないから買えないな、挙句の果てに今の所有者は商用車ときたもので、拘り派を気取っていた面影は1ミリもなく、人生と一緒でブレまくっています。
かくいう、私も50近いアラフィフなので、色々な大衆車(高級車はごく少数)を運転してきました。
その中でも、プロボックスは所有車の中だけでなく、運転したことのある車では、自分の中でコスパがナンバー1です。
理由として、絶対的に価格が安い上、耐久性、ドライバビリティ、ホスピタリティ、どれをとっても優れている点です。
この価格帯だと、何事にもあまり期待できないかな?と先入観を持ってしまいがちですが、運転したらそこそこいい感じ、というかむしろかなりイケてる感じです。
どこが良いかと問われると難しいのですが、強いて挙げればなにをとっても不可がなく、加点が多いところです。
比較する車両が微妙ですが、前に乗っていたポルテは少し速度があがるとリアがとにかく腰砕けで全然ついてこない感じです。
車速の伸びもプロボックスと同じ排気量なのに鈍さを感じ、ロールも大きく、ピッチングもなかなか収まらず、運転だけをクローズアップすれば、まったく楽しくありません。
(人をよく運ぶ、車のフィーリングに拘りがない、飛ばさない、お金をかけられない、などの方には最高の車です。)
プロボックスは、出だしは機敏(CVTなので良くできたAT車とは比較になりませんが)だし、速度の伸びも申し分なく、交差点やカーブで頭がスッと入り、通常速度であれば良く粘る足回りで、ピッチングの収まりもよく、よほどの車速でなければリアが腰砕けになる感じもありません。
寧ろこんな規格のタイヤ(155、80、R14)でここまでの走りをするとは(社畜走りも含む)ただただ、感心してしまいます。
当然に、高額な車なら評価軸はあがりますので、倍の値段でこのフィーリングだとNGですが、200万未満でここまで乗れるなら大満足です。
職場のプロボックスは10万kmオーバーの乗りっぱなしでも、以外とアジは残っており、たまに乗ると距離いっててもこんなに良い感じなんだと感心します。
それに、車体はフロント・リアともに絶壁で四角の見切りが良く、全体的な視界も良好、ヘッドスペースは不足気味ですが、不快となるほどは狭くなく、2人乗りまでならパッケージングが良いです。(リアシートは微妙ですが)
視界良く運転しやすく、キビキビ走って、足回りも好みのフィール、ガチガチ足回りは慣れればボヨンボヨンの車より全然快適であり、ポルテの時は運転が義務感(購入時の理由も嫁っちが運転し易く、嫁の友達が乗っていてることもあり、お気に入りだった模様、そもそも購入理由が安かった)でしたが、プロボックスは運転していて楽しいので、どこまでも乗っていたい感があります。
決して高級車ではないし、自家用車として万人受けする車ではありませんが、車好きからしたら、自分が気に入った車、しっくりする車を運転できることが一番です。
これからは、諸先輩方のお知恵を拝借しながら、もっともっとお気に入りとなるように少しずつパーツ等を導入し、大事に乗っていこうと思います。
Posted at 2022/10/12 22:51:37 | |
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