
昨日、始動装置、スターターモーターについてやろうと思い、教科書を開きました。
で、最初に目に入った言葉
「オーバーランニングクラッチ」
いきなり、わからないので、とりあえず、調べました。
別名「ワンウェイクラッチ」
一方方向にのみ回転を伝える機構。
モーター→エンジン 回転伝達
エンジン→モーター 回転伝達せず
これでは、オーバーランニングクラッチの役割はわかりますが、
原理がわからない。
というか、全然わかんない。
調べました。
こういう図が出てくるのですが、やっぱりわからない。。。
寝ました。
そして、寝てる間になんとなく自分だったらこのお題をどうするか、
浮かんできました。
というわけで、今日は、歯車&オーバーランニングクラッチについてやります。
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おくるま学ぼうシリーズは、
本を読んだ(インプットした)内容を
いろいろ妄想しながら
なんらかの形でアウトプットして
-理解を深めて
-記憶の定着率を上げよう
という学習メモです。
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<自動車の基本とエンジン>
7. 始動装置
→スターターモーター (Starter motor)
エンジン始動用のモーター。
バッテリーの電力で動く。
そもそもモーターとは?
運動(motion)を引き起こす機械。
電気でも(電動機)、ガソリンなどの液体燃料でも。
ふむふむ。
動きを生み出すのね。
じゃあ、モーターの構成を簡単に。
回転するところ(電機子、アーマチュア(armature)、ローター(rotor))→運動(motion)を引き起こす
まわりの磁石(界磁(magnetic field)、ステーター(stator)→磁界を構成する
これが、直流だったり、交流だったりして、N&Sが引き寄せあったり、 NN / SSが反発しあったりして回転運動を起こす。電気がコイルを流れると、磁力が発生するため。
ここまで、理解。
◇スターターモーター(別名セルモーターcell motor)の構造
①電磁石を利用したマグネットスイッチ → 界磁
②アーマチュア(モーター) → 動くところ。回転する。
が一体になったもの。
◇回転運動の伝達
① イグニッションキーを回すと(この頃、廻してない。。押すのばっかり)
スイッチオン!
② 磁界発生→プランジャー(という棒)が引き寄せられて、ドライブレバー(というレバー)を手前に引く
③ レバーの逆側で、歯車がクランクシャフトにつながるディスクにくっつく
④ アーマチュア(電機子)が周りの磁界と反応して回転する
⑤ アーマチュアの回転がクランクシャフトを回し、エンジン始動
ここで大事なのが、
エンジン始動させたら、エンジン側の強力な回転をアーマチュア(電機子、モーター)側に伝えたくないということ。
壊れるから。
そこで、
「オーバーランニングクラッチ」
◇Overruuning Clutch (つかむ、しっかり握る)
その前に、歯車について確認。
なんか、クラッチについて学ぶ前に、歯車とは何かをやらないと
進めない気がする。
◇歯車(Gear)とは
「回転出来る二軸に固定する剛体に凹凸面(歯)を設け、一方の凸面が相手の凹面に次々に入り込み、滑り接触を行うことによって、1つの軸から他の軸に回転運動を伝える機械要素」と定義されています。
簡単にいえば、歯が次々に噛合うことによって動力を伝達する製品です。
メリット
滑らない→ロスない
歯の形状や間隔を調整することにより、回転数や、力を調整可能。
◇主な種類
① 平行軸歯車
② 交差軸歯車
③ 食い違い軸歯車
① 平行軸歯車
軸が平行になっている(力の伝達)
例)平歯車(スパーギア Spur Gear)
歯すじが直線で軸に平行な円筒歯車
大歯車 小歯車(pinionピニオン)という

はすば歯車(ヘリカルギア helical gear)
歯筋がねじれ(つるまき線)ているもの。軸推力(スラストaxial thrust)が発生する。
内歯車(internal gear)
円筒の内側に歯を配した歯車。平歯とはす歯がある。
② 交差軸歯車
軸が交差している。回転力の方向変更。
例)マイタ歯車(Miter gear)
歯車自体は同じものを交差させる。回転力の方向転換
かさ歯車(Bevel gear)
異なる歯車を交差。回転方向及び力の変換。
③ 食い違い軸歯車(Mismatched shaft gear)
軸が歯車を介して交差する(つまり実際には交差しない)。回転力や回転方向、回転速度を調節可能。
例)ねじ歯車&ウォームギア
ウォームギアは、ねじ歯車の一種、被駆動歯車が軸になっててこれをウォームという。
細かいことはちょっと横においておいて、
歯車はここが面白い!
リンク貼れず😭
→『からくりすと』
歯車を確認したところで、
Overrunning Clutchへ戻ります。
そもそもの命題
アーマチュアの回転をクランクシャフト経由でエンジンに伝えたいが、
その逆はしたくないための機構
アーマチュアから回転を受ける軸に、一工夫。
静脈内の逆流防止弁みたいなのを取り付ければ、
逆からの回転を受け付けなくなるのでは?
が、ウェットな弁は現実的ではないので、代わりのもの。。。
で、角度をつけた格納抗(っていうのかなぁ)にスプリング&ボールで
逆回転のみを空転させる。
やっと理解。
長かったここまで。
でも、わからないことが、わかる瞬間は表現しがたい喜び。
分からない時間が長ければ長いほど、アハ体験も大きいし。
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Posted at
2023/03/03 17:10:23