朝臣従三位のブログ一覧

報道によるとNHKは視聴者のターゲットをこれまで主に大河を観てきた中高年層から若年層に絞ったとか。

それは良いのですが「ジャニーズ」タレントを出すのだけは止めて欲しい。

今回の家康ものではたとえば「独眼竜政宗」の勝新太郎(秀吉)と渡辺謙(正宗)との名場面は到底望めません。

それは大部屋から苦労して上り詰めた多年錬磨の「俳優」とバラエティでも歌でもやりまっせという単なる「芸能人」との違いでしょう。

そういえば「硫黄島からの手紙」でも何故かジャニタレが出演していてその言葉遣いから態度まで違和感一杯でした。

陸軍一等兵の二宮某が「...じゃねえよ」などと口走るとか当番兵でもないのに陸軍中将と接触するはずもない。(身分的に雲の上の人です)

制作陣が「このジャニタレを起用すれば話題になる」とか「ジャニーズ事務所の顔を立てて」とかで決めてるのでしょうけどその結果「学芸会レベル」の作品です。

彼は昭和35年に日本社会党党首浅沼稲次郎を刃物で殺害し(写真をご覧になられた方も多かろうと)鑑別所内で自決した人ですが所持していた斬奸状にいわく

汝、浅沼稲次郎は日本赤化をはかっている。自分は、汝個人に恨みはないが、社会党の指導的立場にいる者としての責任と、訪中に際しての暴言と、国会乱入の直接のせん動者としての責任からして、汝を許しておくことはできない。ここに於て我、汝に対し天誅を下す。 皇紀二千六百二十年十月十二日 山口二矢

というものでした。

要人暗殺ということは決して社会的に容認されることではないでしょうが少なくとも今回の引きこもり犯のように「黙秘します」とその動機すらはっきりしない犯人と山口との間には無限のギャップがあります。

そういえば安倍元総理事件でも「どうして安倍氏を」という点でそこには筋違いの逆恨みしかなく第三者からすると「訳が分からん」という感じでした。

心当たりもへったくれもない「動機」でもって命まで狙われるなんて「(有名人なら)誰でも良かった」式の通り魔事件みたいなものでまことに不気味な時代となりました。

衰退するアメリカ依存＝対米従属一本足打法のままで良いのか？という疑問がここ最近湧いてきます。

確かに世界一の軍事力を持つのは確かでしょうけどかつてのように「世界の警察官」的圧倒的存在ではなくなりました。

だからこそ露助は平然とウクライナに攻め込み北鮮は花火大会よろしくミサイルを発射し習近平ももうその野心を隠そうともしません。

一昔前のアメリカなら事前に把握した北鮮のミサイル発射基地と金正恩の隠れ家に(バンカーバスターだの巡航ミサイル等での)先制攻撃をかけ叩き潰すなど容易だったでしょう。

それが今では韓国軍や自衛隊との「合同訓練」でお茶を濁す程度です。

戦後ずっと強力な地盤を持ってきた中東でもサウジ・イラン国交正常化まで支那に仲介させる体たらく。

多額の輸出など欲に目のくらんだフランス・マクロンにも裏切りを許し「台湾問題なんか知らんがな」と言わせる始末。

歴史を遡れば永遠に覇権を保ち続けた国家などありませんでした。近くは大英帝国からモンゴル帝国やローマ帝国まで。

それと今般の日本のトマホーク所有とは何か関係があるような気がします。かつては安保体制で「アメリカに矛の部分を」としていたのがそれが怪しくなってきてという図式です。

そうなるとこの先アメリカの核の傘も怪しくなり最終的には日本独自の核武装も...と夢想する今日この頃です。

この歳になると様々な別れを経験します。

身近なところでいうとやはり父と母に死なれたこと。父は直腸ガンが転移して母は悪性リンパ腫でした。

どちらも昭和一桁生まれでしたから特に早死にということでもないのですがやはりしばらくは心にポッカリ穴の開いたような気分――俺のことを一番知っている人が亡くなった――続きました。

親戚づきあいがほとんどなかったので次が元も含めて同僚の死です。

自殺したS教諭、膵臓ガンのH教諭、肝臓ガンのN教諭、脳内出血のT先生その他大勢...

多くは自分が右も左も分からない新米時代に様々なことを教えてもらった恩人でした。

これは葬儀に出席した人だけですが式に出席しているうちに「次は自分かな」などと覚悟も決まってくるものなんですかね。

それとペットとして飼っていた鳥――オカメインコとかさざなみインコなど――に死なれるとやはりその喪失感には深いものがあります。

嫁などはオイオイ泣いてしまい自分もつられて...

それから一年経っても夢に出てきます。「その歳でオカメインコ(15年は生きます)をお迎えして最後まで見てやれるのか？」と思い控えていたのですがあるショップでは「万が一の場合は引き取ってくれる」と聞いて心は揺れます。

昔は堺から京都に行くのに阪神高速→名神豊中→京都南しかなかったのですが今日京都に行くのに久しぶりにそのルートで。

そういえば910Bluebirdが新車の頃友人と「慣らし行や」とか言ってこのルートを走って高速域でぐっと前が沈む感覚に感激した記憶も。(昭和50年式のBluebird Uでは空力もへったくれもなかった?)

天王山トンネルとか懐かしかったのですが京都南手前で少し渋滞が。

帰りは第二京阪でしたがやはり早さを求めるとこちらでしょうか。

ここで告白すると自分は朝鮮人に好感は持っていないのですが(年甲斐もなく?)朝鮮漬けは好物なんです。

「スーパーで売っているキムチ」にあまり美味しいものがなく普段は難波高島屋でときに京都「ほし山」(西院店)で買います。

一つには乳酸菌発酵であること魚介類エキスが入っていることが必須で日本式の「浅漬け」風とかパック入りはイマイチで。

これがあるとスンドウブ(豆腐料理)とかユッケジャン(牛肉の辛いスープ)に加えておいしさは段違いになるんです。