ミュンヘンモーターショーが開催されましたが、ドイツ御三家を始め、各社ともEVのニューモデルの発表ばかりで「EVにあらずんば自動車にあらず」といった勢いですね。
ドイツ御三家ではメルセデスベンツの新車攻勢が凄いですね。大型のEV専用プラットフォームのEQSが既にデビューしていますが、それと共通の車種が多数出て来ていますね。やや小型の「EQS」、現行のEクラスくらいのサイズかと思いましたが、ボディサイズは全長4946mm×全幅1961mm×全高1512mmとガソリンのSクラスと大差無い大きさです。
こちらはEQSより上のマイバッハのコンセプトカーです。SUVタイプのようです。
室内は未来的かつゴージャスですが、市販の時にはどうなるのでしょうか。
Gクラスもしっかり電動タイプを出してきていますね。このクラスになると電動化による重量増しはほとんど関係無さそうですが、3t近くになりそうな気も(爆)。
ジーリー・ホールディングとの共同出資でスタートした新生スマートですが、こちらのコンセプトカーは全長4290mm、全幅1910mm、全高1698mmのボディで親会社でもあるメルセデス・ベンツの電動コンパクト・クロスオーバー、EQAと同等のサイズです。こんなのはもうスマートじゃないですね。最小回転半径も現行スマートの1.5倍くらいありそうです(苦笑)。
この車内の様子で全幅が1910mmだとすると、あまり広くなさそうでスペース効率良くないですね。ドアの厚みに取られているのでしょうか。
観音開きドアで乗り降りは楽そうですが、こんなにドア開けたら凄く幅取るので、テスラのモデルXのようにガルウイングドアにして欲しいところです(爆)。
それに比べるとVWの前輪駆動EVの「ID.LIFE」は全長4091mm×全幅1845mm×全高1599mmと現実的なサイズですが、それでも幅が1845mmもあります。
最高出力は172kW(234PS)、最大トルクは290Nmで航続距離も400Kmならまあまあでしょうか。あとは価格がどれくらいになるかが興味の的です。
ルノーはメガーヌのEVバージョン「メガーヌ E-TECH」の発表です。こちらも電動車専用のCMF-EVプラットフォームを採用しボディサイズは全長4210mm×全幅1770mm(ビジネス)/1780mm(プライベート)×全高1500mmで、幅が1800mmを切っているのは好感が持てますね。
CMF-EVプラットフォームにぴったりと収まるように設計された395kgの新型バッテリーのサイズは1960×1450×110mm(長さ×幅×厚さ)で、現行のコンパクトEVの「ZOE」のバッテリーよりも40%小さく市場で最も薄いそうです。
それにしても、コンパクトサイズのEVでも幅は1800mm超えのものが多いので、日本の道路事情ではどうなのかな、という疑問はありますね。HODA-eでさえ1750mmありますし。
私はEVを否定している訳ではなく、乗り物としてはシームレスでリニアな加減速、アクセルの踏み加減に応じた忠実かつ素早いレスポンス、電子制御によるいろいろな制御の素早さなど、もう内燃機関では追い付けない部分も多くて好印象なので、充電環境さえあればいつ購入しても良いと思ってます(そもそも
テスラロードスターを試乗して欲しいと思ったくらいですから)。
ただ、現状ではフル充電で500Km以上実際に走りそうなのはテスラとEQS、EQEくらいでサイズ的に問題外に大きいので購入の選択肢に入りません(爆)。もっとコンパクトなEVだと航続距離が短く街乗り用途になるので、敢えて買い換える必要が無い現状です。
コンパクトなEVで500Km以上走るようにすると電池も巨大化して重量増しになって価格も高騰するので買う人がいない、という企業判断でしょうが、無い物ねだりでしょうか。そうすると遠出出来るEVは巨大で高価なものになってしまうので結局購入の選択肢に入らない、という堂々巡りですね。全固体電池が実用化されれば少しはブレークスルー(最近違う意味で話題になりかけてますね)になるでしょうか。
数年の内にどこでも(例えば市街の交差点街などでの無接触充電)などが整備されればいつでもEVに乗り替えますがそんな状況にはなりそうにないので、まだまだ様子見ですね(爆)。
Posted at 2021/09/07 12:23:04 | |
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