HKSのOB-LINKで取った走行ログの見方がだいぶ分かってきたので某サーキットでデータ撮りしてきました
これまでもOBD2のコネクターに繋各ぐタイプのモニターで各データーは見ていたのですが走行中に瞬間的に刻一刻と変わる数値を見てもさっぱり何がどうなってるのかさっぱり分からなかったというか走ってるときに小さいモニターなんか注視できないのでまともに見れてなかったのですが、HKS OB-LINKの導入でロギング出来るようになり走行後に家でPCでデータを見る事が出来て色んな事が分かる様になりました
グレイスでロギングできるデータは以下の通り
・緯度経度(スマホのGPS情報を記録)・速度 ・走行距離 ・ギアポジション(EV走行中はゼロに) ・エンジン回転数 ・時間 ・アクセル開度(アクセルペダル踏み込み量) ・スロットル開度(スロットルバルブ開度 グレイスHVはアトキンソンサイクルエンジンなので全閉になりにくく表示が何か変) ・水温 ・吸気温度 ・インマニ圧 ・エアフロメーター電圧 ・空気流入量(インマニ圧とエアフロ電圧から算出) ・インジェクター噴射時間 ・点火時期 ・O2センサー電圧 。AF補正値(瞬間的な補正?数値が刻一刻と変化する)・AF学習値(時間軸を長くして状況的な補正?アクセルの踏み方や時間で徐々に変化する)
以上となり、まあアクセル踏んでいる時にCPUが状況を判断して各種補正をかけてスロットルがどれだけ開いてエンジンが何回転回っていてどれだけ空気を吸ってどれだけガソリンを噴射してどんなタイミングで点火してその燃焼状態が良好かどうかと一通りの事が分かります。
他メーカから出ているOBD2から情報を取得する機器では前側のO2センサーフィードバック値やモーター関連のトルクセンサーの値などより詳細なデータが見れたりするのですがOB-LINKでは見れないのが残念なところ、ま、その分安価なので諦めもつきます
今回はSモードに入れてゼロ発進からぬやるキロまでのデータです
1速発進は1速クラッチミート→2速でもたついてかなり遅いので2速発進でスタート、ギアチェンジはパドル不使用で車なりです
OB-LINKは最短0.1秒毎にロギングできるのですが0.1秒毎だとO2センサー電圧が撮れなかったので0.2秒毎のデータです
防寒対策でフロント周りをがっつり塞いだままなので水温上昇と吸気温度が比較的高めでエンジンを回すと急上昇していきます。
速度は実速ではなくハッピーメータ速度に換算しています。ログに記録されている速度はGPS計測のとほぼ同じですがグレイスのスピードメーターは大体11%ぐらい数値を持って表示されますね
各数値から中速域に重きをおいた設計なのが見て取れます、燃費や普段使いに低回転域の特性が大事だけどスポーツハイブリッドを名乗る以上はエンジンが上までちゃんと回らないとという事で中庸な感じに落ち着いた感がします
私のグレイスは社外エアクリ&マフラーに交換しハイオク仕様にCPUも書き換えてあるライトチューン仕様となり比較的高回転寄りな部品構成となっておりますがまあ高回転まで空気も燃料も足りつつちゃんと回ってるみたいなのでひと安心(最後は結構苦しそうですがエンジン単体で110馬力なのでこんなもんか)
エンジンがちゃんと回ってるのは良いのですがスタート時にクラッチつなぐのゆっくり過ぎ&ギアチェンジ時にスロットルを閉じてる時間が長すぎw
初期のフィットHVはもっとスパッとギアチェンジしてた様な気がしますがリコール対策のリプロで調整されたか?、流石にクラッチとミッション労り過ぎでしょw
DCTの長所をだいぶ損なってるのが残念
MT車だと息を止めておりゃっと一瞬で変える所なんでスロットルが再び全開になるまでの時間がとても長く感じます。
まあ全開で発進や4速→5速なんてこんなデータ取りの時しかやらないのでわりとどうでもいいんですがね
発進時以外の純粋な加速はカタログデータよりも明らかに上でグレイスの魅力の一つですね、モーターアシストも適時作動してキビキビと走ってくれるのでとても好感がもてます
さて次は防寒装備を取っ払って温度による補正制限を無くした状態でどれ位違いが出るか見てみます、最終的にはもう一度パワーチェックにかけて出るか150馬力オーバーw
Posted at 2023/12/20 12:33:37 | |
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