
今話題のスバル・レヴォーグを試乗してきた。
本来セダン&クーペ派の自分にとってワゴン専用ボディのレヴォーグは検討対象外なのだが、先週の「クルマで行こう」でレヴォーグを絶賛していたことと、どうしても一度アイサイトを体験してみたくて今回の試乗となった。
まあ、そのうちセダンタイプ(WRX S4ではない、もう少しマイルドなグレード)も出るかもしれないし(笑)
試乗したのは
「1.6GT-Sアイサイト」。一番売れ筋グレードとのこと。もし自分が検討するとしてもおそらくこのグレードになるだろう。
そのくらい購買層の欲している装備をうまく纏めた、必要にして十分なグレードだ。
【外観】

フロントマスクは無難な印象。
ヘッドライト下からバンパーにかけて繋がっているラインがE90にとても良く似ていたりするが、実はこのライン、E90のフロントマスクの中でもかなりお気に入りな部分だったりする。
なので個人的にはこのレヴォーグのマスクは結構イケてると思う。
リアデザインについては、自分はセダン&クーペ派なので今回は感想は控えさせていただく(笑)
ただ、横から見たテールランプはカローラのそれとよく似た印象だった。
ちなみに上位グレード2.0GT-Sとの外観上の違いは、18インチホイールの塗装部分がガンメタ(1.6)かブラック(2.0)の差くらいで、その他の違いはないらしい。
1.6GT-Sを検討する方にとっては、この違いの少なさは嬉しいことだろう。
【アイサイトver.3】

走り出して早速アイサイトを試してみる。
ステアリング上のボタンを押すと、前方を走っているクルマを認識して追従機能付クルーズコントロールが作動する。
このクルコンがまたとても賢く、前車が減速や止まったりするとそれに従い減速・停止する。更に前車が動き出しこちらもアクセルを軽く踏むかステアリング上のスイッチを押せば追従が再開される。仮にこちらが止まったままだと
「前車が動き出しましたよ」というお知らせ音で知らせてくれる。なのできっと後続車からクラクションを鳴らされる機会は減るだろう(笑)
高速に乗り65㎞/h以上になると、今度は更にレーンキープ機能が働く。アイサイトが左右の車線を読み取り、ステアリングに軽く手を乗せているだけでステアリングが微妙に動き、クルマの位置をレーン中央に保ちつつ前車を追従する。
こうなると、もう自動運転といってもいい程の正確さだ。
同乗した営業の方が言っていたのだが、一度アイサイトに慣れてしまうと病みつきになって止められなくなるお客さんが多いらしい。
特に遠方へ出かけた時、帰り道などで渋滞にハマると普通はアクセルのオンオフで結構気を使うが、アイサイトを起動させておけば前車に追従し、停止後の再発進の時だけステアリングスイッチを押せばいいだけなので、渋滞の分だけ時間はかかるのは変わらないが運転の疲労度ははるかに少なくなるとのこと。
この点は年に何度か数百キロかけて実家へ帰省している自分にとってはアイサイトがとても魅力的に感じられる部分だった。
【走行性能&乗り心地】
走り出してすぐ、その加速の良さに驚いてしまった。
馬力もトルクも自分のE90より上なのだから当然なのだが、それにしてもとてもクルマが軽く感じられる。
きっと最大トルク25.5kgを1800回転から発生しているからなのだろう。街乗りでも高速でもこれ以上の加速性能は必要ないと思う。特に先週
あんなことがあった後だし(笑)
又、今回試乗した1.6GT-Sは足回りにビルシュタインダンパーが入っていてやや硬い乗り心地ということだったが、長年BMWに乗り慣れている自分には何ら問題はなかった。
確かに硬いのかもしれないが、段差を超えてもビシッと揺れを抑え、不快な感じは全くなかった。逆に先日リフレッシュしたばかりのE90の足回りの方がフワフワ感じてしまった位である。
ひと通りの試乗を終え、パンフを頂いて帰路についた。いつもならE90の完成された走りに改めて感服し
、「やっぱり自分のクルマが運転しやすくて一番だなあ」と締めるところなのだが、今回はどうもいつもと様子が違う。
アイサイトの追従走行、1.6リッター直噴ターボの加速性能、ビル脚のビシッとした乗り心地、正直どれもよかった。
もちろん今のE90はとても気に入っているので今すぐということはないが、今後大きな故障が頻発したりするようなことがあれば、もしかしたら‥‥(^^;
Posted at 2014/06/28 17:41:17 | |
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