それぞれ　の　造り手の　推し処は違う。

ﾌﾞﾚｰｷ　の問い合わせで
「結構」　訊かれるのが
ﾉﾝﾀﾞｽﾄ　の　「意味合い」
の差異の詳解でしょうね。















例えば。

当方の　ｺﾙｽﾍﾟ　には　前後で　異なる
製造元の
ﾉﾝﾀﾞｽﾄ　ﾊﾟｯﾄﾞ　を遣って居ます。　前は
「終わらない」　製で、　後は　ﾃﾞｨｸｾﾙ。









こぅやって　「診れば」　一目瞭然　です。
前の　「終わらない」　は　ﾛｰﾀｰ　の錆が
ﾎｨﾙ　に　こびりついて居ます。　此れは
ﾊﾟｯﾄﾞ　の　「成分」　が大きく起因します。

それぞれ　の　ﾛｰﾀｰ　の　「　ﾃｶﾘ　」を
観ると判りますが、　　　終わらない　は
かなり　「　ﾑﾗ　」　が　畝って居るんです。
何故か？。　其れは　主材が　　ｾﾗﾐｯｸ
粉末を遣って居るから。基本、ｾﾗﾐｯｸは
すぐ固形化して　風で飛ばされますから
ﾀﾞｽﾄ　は　溜まりません。　　　．．．　が、
「硬い」　ので、　ﾛｰﾀｰ　を　削るんです。
つまり、　この汚れは　ﾛｰﾀｰ　の削り粕。









こぅ　診ると　善く判りますね。ﾛｰﾀｰ　に
沿って　筋状の汚れが出て居ますよね。

では、　ﾃﾞｨｸｾﾙ　は　何故　筋状に汚れ
が　出ないの　か。　其れは　　　主材が
「　ﾚｼﾞﾝ　」　だからです。ｺﾚに　「銅」　を
絶妙に混ぜ込んで　効きを調律している。

ﾚｼﾞﾝ　は
大体　150℃　で　溶けて飛散し付着して
凝固します。　判り易く云うと　薄い　ﾚｼﾞﾝ
の　「膜」　を　形成するんですよね。

だから、必要以上に　ﾛｰﾀｰ　を削らない。
樹脂皮膜なので上錆に強い。

「終わらない」　は　ﾉﾝﾀﾞｽﾄ　だが、
必要に応じて　ｽﾎﾟｰﾂ　走行　「も」　可能。

ﾃﾞｨｸｾﾙ　は　頑な迄に日常使用に限定し
ｽﾎﾟｰﾂ　走行は　　させない。　出来ない。
何故なら　主材が　「　ﾚｼﾞﾝ　」　　だから。






品定め　の　「　勘処　」　は　　　　如何に
自分の求める　「性能」　が　何に　重きを
置いて　何を　切り捨てるか　の選択だと。


目的と遣い方　に　「　ﾌﾞﾚ　」　が無ければ
迷う事は　　そぅ　　そぅ　　無ぃと思います。