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主翼班のブログ一覧

2011年12月12日 イイね!

あの時、筑波で何が起きていたのか

あの時、筑波で何が起きていたのか










今年何回目のジャッキアップだろう...








こんばんは、主翼班です。 酔った勢いで難しい話を長々としましょうか...




先日の筑波で1ヘアの立ち上がりとダンロップ先の左コーナーで酷く車が跳ねてしまいました。

どちらも左に曲がりつつアクセル全開で"ここから加速!"ってとこでその症状が現れました。

予選で毎周発生していたので高すぎた空気圧を落とし、リアのダンパーも緩めたのですが、決勝でもほとんど変化はありませんでした。




その後いろいろと考えては見たものの、ハッキリとした原因は分からずにいます。

とりあえず怪しげなところを当たってみましょう。





①ダンパーは抜けてないのか?



どうもリアが跳ねる気がしたのでダンパーが硬すぎると思っていましたが、右コーナーでは全く問題なかったので逆に右リアのダンパーが抜けているのではと調べてみました。

これが原因ならもっと細めの(ボディーに干渉しない)ダンパーに交換する口実が出来るのですが...



これはフロント

GAZにしてから3年経ちましたが前後左右ともダンパーはオイル漏れも無く抜けてませんでした。 調整もちゃんと効いてます。

という事でダンパーが原因では無いようです。


せっかく外したのでフロントは左右のダンパーを入れ替えておきます。左の方が熱の影響で早くダメになりそうなので...







②車高は適切だったのか?



ガレモに言ったときにアイルトン先生よりリアフェンダーとの干渉説が浮かび上がりました。

今の車高はモールが取り付くボディーの縁?と地面との距離で表すと、F225mm、R230mmです。

いつもよりリアが5mmくらい下がってますが、そこまでは気にしていませんでした。

サーキットを走るミニと比べれば車高は高いほうだと思いますが、ギャップの大きいワインディングではこのくらいストロークを確保して動く足にしてあげた方が好みなので。


確かにフェンダーを覗いてみると右リアがこれまでに無いほど干渉している跡がありました。

なのでこれも原因の1つかもしれません。

リアは左右共にハイローで1.5mm伸ばし、今後様子見です。






③バンプストップラバーとの関係は適切か?



これもアイルトン先生説その2ですが、バンプストップに当たってるとこういう症状が出ることがあるらしいので、カットしてみるのも良いとのこと。

我が家のミニは純正バンプストップで根元についている分厚いワッシャーのみ抜いた仕様です。

1Gでは当然当たっていませんが、走っているときはどうなのかというと結構謎な部分でもありました。

タイヤ-フェンダー間は約55mm確保していますが干渉はしていない様なのでそのどこかで止まっているということは確かです。

そもそもストローク55mmでも少なすぎる気もしますが...

ということで前々からやってみたかったバンプストップの効能チェックをしてみました。




ハイローを短くしてバンプストップに当たるまでジャッキアップします。






傍から見るとこのくらい。






測ってみると、





フェンダー-ハブ中心までは270mm

ちなみに左フロントではバンプストップタッチ時に268mm。 おぉ~、意外と正確に出来ているじゃないか!


032の外形は約495mmだったので半分にすると250mm弱ってところ。

走っている状態では250mmよりも大きくなっている気もしますけどね。


つまりフェンダーまで残り20mmくらいストロークしたところでバンプストップに触ることになります。


触ってからこの20mmの間のどこかでストロークが止められてフェンダーとの干渉を防いでくれてます。





では次によりストロークを稼ぐ為にバンプラバーをどこまで削っていいのか検討を付けたいと思います。

まず、ストロークが増えたときにダンパーが底付きしないことをチェック。




フェンダーに干渉する250mmまでストロークさせてみましたが、GAZの最も縮めたときの長さ222mmに対してダンパーの取り付けボルトの間隔の方が長いので底付きの心配は無いようです。





250mmってこのくらい。




たまに車高ペタペタのミニも居るけど、ここまでストロークしたら腹擦っちゃいそう^^;)






そんなことをしているうちに話は脱線しますがコーナリング中だとハンドルは切れているわけで、更にストロークが増えればフェンダーの前側のクリアランスがなくなるのではないかという考えが頭を過ぎりました。

↑今はハンドルを半周切った状態。




う~ん当たるかな?






当たるだろ(笑



でも現状ではタイヤの真上のところしか擦った跡ないんだよな~

ハードブレーキ+ギャップ等の強い入力で一瞬擦ったって感じかな?

これでバンプラバーを短くすると、きっとフェンダー前側が擦り始めると思われます。



衝撃的な入力に対してはダンパーとの兼ね合いも出てきそうです





んで、結局何mmまで削っていいのかという話ですが、純正のバンプラバーの高さは44mmで、フェンダーと干渉する250mmまでストロークすると実測で32mmまでつぶされることになります。

という事で、高さや形状によってバンプラバーの補助スプリングとしての味付けが変わりますが、高さが32mmまでつぶされるまでにはストロークを確実に抑えるという本来の"バンプストップ"の働きが出来る高さが理想的と言えます。


そのままバンプラバーを潰していった感覚では5~8mmカットくらいで良い所があるのではないかと思います。


フェンダーを切るなら話は別ですが、いつかはフェンダレス+CRの夢を抱く身としてはこれが限界でしょう。






アームともほぼ垂直に当たるのでそのまま短くして先端を凸に仕上げれば良いかな。



いつの間にやらストロークを稼ごう!って話になっていますが、これが振動の原因かというとまだちょっと弱い気もしてます。




④そもそもラバコンはどーなのよ?



GOD説によればラバコンが完全に潰れてしまうと何の仕事もしないただのゴムと化してしまうそうですが、パッと見、だいぶお疲れのようです。

また、ラバコン自体の全長は分かりませんが、フロント・リア共に左右の潰れ具合を比べてみると、

フロント    L     <  R6mm潰れ

リア    L8mm潰れ >    R

と言った具合で、全体的に潰れ気味+クロス方向でのバランスが悪い様です。


う~ん、ミニのりとしては1度新品ラバコンの乗り心地を味わってみたいものですが、スポーツ走行時の挙動がどうなってしまうのかがやや不安要素でもあります。

一新してまたカチカチになるまでの10年間、その変化を楽しんでみると言うのもそれはそれで良いかも知れませんが...






ということですぐに試せるものもありますが、如何せん普段の公道では現れない症状なので何が効くのかが分かりにくいですね。

一変にいろいろ弄ってしまうのは良くないのですが、ハッキリとした原因が分かれば今度の学会で発表しよう、うん♪



Posted at 2011/12/12 01:31:11 | コメント(7) | トラックバック(0) | ミニ | クルマ

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「ミニ、オトナ計画」
何シテル?   06/11 21:05
主翼班といいます。 95年のインジェクションミニに乗ってます。 名前の由来は大学の時に人力飛行機を作っており、担当していたのが翼だったから。 ゆる...
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