
二日目。普段より大分ゆっくり目の朝6時半に気持ち良く起床。
やっぱりきちんと風呂に浸かってベッドで休息を取れると、翌日の疲労の回復度が違いますね。若い頃なら狭い車内にバケットシートだったインテグラでの車中泊も何とも思いませんでしたが、五十路の今となっては、同じコトやるのは無謀だろうなと身に染みて実感します。
昨日スーパーで買った朝食を食べながら、携帯ナビで目ぼしい場所までの所要時間などを調べます。身支度をして7時半出発。通勤通学のクルマの波に交じりながら青森中央インターへ。とりあえずせっかく本州最北県の青森まで来たことですし、こうなったら更に北に進路を取って本州最北端の下北半島は大間崎でも目指してみるとしましょう。
青森道、みちのく有料道路、下北半島縦貫道、R279を経由し走ること約160km。目的地の大間崎には10時過ぎに到着。さすがに平日の午前中だけあって人影もまばら…というか、観光客は私くらいしかいません。聞こえる音といったら大量のウミネコの鳴き声くらい。この日は天気も良く函館の山がとても綺麗に見えました。大間からだと函館まではフェリーで1時間半程度で着くようです。ちょっと渡って北海道へ逃げてみたい衝動に駆られますがここは我慢w
大間といえば本マグロですが、時間の制約もあり、高級魚の味など分からない男ゆえ、何も食べず早々に撤収。
来た道を戻って、青森東インター近くの青い森アリーナに着いたのが13時。ここから自宅までは約700km。高速で真っすぐ帰れば21時頃には帰宅出来るようです。翌日からの仕事の事を考えれば、これが普通の選択…となる訳なんですが、せっかくここまで足を伸ばして、この時間から真っすぐ帰るのもちょっともったいなく感じたので、帰り道の方向で行ったことなく景色が楽しめそうな場所ということで、凡そ180km先の男鹿半島に寄り道して帰る事にします。
青森道から東北道、秋田道を経由し、寒風山に16時に到着。名前からして涼しそうなイメージなのですが、太陽ギラギラでとても暑かったです。でも360°パノラマで秋田平野から八郎潟を見渡せる絶景は素晴らしかったです。
寒風山を下り、入道崎で男鹿半島の先端に。時刻は17時、夕方の日本海を眺めながらぼーっと過ごします。ここは夕日が綺麗なスポットのようで、日本海に夕日が沈む様を見てみたかったのですが、自宅まで640km。流石にその時間までのんびりしててしまうと後の行程と帰宅時間に大分響く事になるので、名残惜しいですが早々に撤収します。
男鹿市内のスタンドで自宅までの高速に備え給油。平均速度58.1km/h、742km走行で12.3km/ℓ。燃費最高記録更新2回目(笑)。帰路の高速燃費が楽しみです。ここまで碌に食事も摂らずに走り続けていましたが、まだ先行き610kmの行程が残っていますのでのんびりと食事をしている時間もありません。コンビニでパンとコーヒーを買って出発。
昭和男鹿半島インターから高速に乗ったのが18時。北上金ヶ崎PAでトイレ休憩を一回だけ取りましたが、特に渋滞などにハマることなく、急ぐでもなくのんびりでも無くの流れに乗ったペースで岩槻インターに到着したのは日付が変わった直後の午前0時5分。夏の夜、山の中の高速道路の長距離走行でしたので、窓とフロントマスクは虫の死骸だらけになってしまいました。これを放置しておくとこびりついて取れなくなったりシミになったりするので速攻で洗車です。
洗車後、今回の旅最後の給油。結果は平均速度96km/hで13.45km/ℓで3回目の記録更新。特にエコランしてないので、こんなもんかとも思いますが、下り坂の多い東北道上り。以前V8の4.6ℓエンジン積んだ車重2トン超のレクサスLS460で山形からの帰路12.4km/ℓをマークしたので、もう少し伸びて良さそうな気もしますが…まぁ彼方直噴、こちらポート噴射とエンジン自体の違いもあるし、V36自体燃費を気にするクルマではないのでいいでしょう。でもこの燃費なら残5ℓ位まで我慢すれば無給油1,000km行けそうですね。携行缶に予備燃料用意してチャレンジしてみようかなw
自宅に到着したのは午前1時。2日目の走行距離1,149km。二日間合わせて1,970kmの放浪弾丸ツーリングとなりました。そのうち高速が約7割、下道が約3割。ドラ割で元を取れたかですが、今回の高速料金を都度ETC払いにしていたとすると26,240円(最後の昭和男鹿~岩槻は深夜割引適用料金)となったので、約1万円ほど安く上がったようです。
そんなこんなの二日間の放浪の旅でしたが、高速が多かったこともあり予想以上に快適で、1日1,000kmペースの二日連荘なんて強行軍だったにも関わらず疲労も少なく、嫌になるというレベルには至りませんでした(笑)
まぁこれはV36だったから出来た部分も大きいですよね。車体剛性や足回りの支持剛性が高いのでステアリングやシートから今、クルマがどのような状況で走っているかという情報が良く入ってくる=クルマとの会話がしやすいので運転していて飽きない。但し外乱で入った入力は一発で減衰され不快ではないレベルとなるので疲労を蓄積させない。
コーナーや車線変更の動きも、挙動の遅れやオーバーシュートなど無駄な動きがないので安心して操作が出来る。エンジンもトルクに余裕がある上に反応が自然なので、一定速度を無理なく維持しやすい。しかも緩急自在な上に、相当に高い速度域までその特性が担保されている。以上の特性から自然にクルマを信頼出来て、長い時間走り続ける事が出来るのだと思います。長距離を走れば走るほどに本当にいいクルマだよなぁと実感させられます。
端から見ると、碌にメシも食わずに観光もせずに走ってばっかりで何が楽しいのかって感じの弾丸ツーリングでしたが、旅の手段としてクルマを使うのではなく、運転を楽しむ為にクルマで旅をしたかったので、コレでいいのです(笑)
行先決めずに好きなようにクルマを走らせ、クルマと会話し、景色を眺め、その景色の中で佇む自分のクルマを見て悦に入って。本当に自由で楽しい時間でした。こういった自分のクルマが好きになれる旅っていいもんですよね♪
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ドライブ・ツーリング | 日記
Posted at
2023/06/25 01:14:27