不可解な警察の解析作業

カーナビの記憶状況と信号の周囲から事故発生時点での信号無視を証明したというニュースをみて驚いた。実は大昔カーナビのソフトウェア開発を行っていたことがあるのですが、当時は軌跡として残すのは緯度経度のみでタイムスタンプをつけていません。その後緊急通報システムやプローブ交通情報のアップロードなどでタイムスタンプが記憶されるようになったのだろうが、果たしてカーナビの内部情報を警察がどうやって解析したのだろう。カーナビは詳細な軌跡情報を外部に吐き出す仕組みを個人情報保護の観点からも持たせていないはず。

また都内の一部の信号機は交通管制センターで制御されているので青の時刻がわかるかもしれないが、多くはスタンドアロンでセンサーによって青の時間が随時制御されるので、あとから解析するのは不可能と思う。

いったいどういう技を使って事故解析をしたのだろう。そこはかとなく警察の陰謀を感じるのは私だけ？？

【オマケ】
衝突直前の各種機器の作動状況を記録するEDR(イベントデータレコーダー)のデータはOBD端子から読み出すことができます。カーナビではなくEDRの情報を活用して解析したというのが正解ではないでしょうか？