レプコブラバムBT16です。
エンジンはケントをベースにしたCosworth MAEかSCAが載っていると思われます。
注目してほしいのは、ケントエンジンベースなのにキャブレターはダウンドラフト。
何か変だと思いませんか?
吸気効率を上げる為、なるべく曲がりの少ないポートを作ろうとハイポートにしている為です。
MAEでは、テッチンヘッドの脳天にパイプを差し込みロー付けしてハイポート化しています。コスワースは思い切った事をやっちゃう。
別の車の写真ですが、元のポートが埋められ脳天に新たなポートが作られている事が判ると思います。
エキマニの横に埋められた穴が見えると思います。
これが105E エンジンのハイポート化改造の断面図と言われる物です。ヘッドにゴリゴリと穴をあけてパイプでハイポートを作っちゃっています。ですから、キャブはダウンドラフトを使っている訳ですね。
1964年ケント プリクロスフロー105Eをベースに作ったMkXVIIで、この改造をしたのが最初と言われ、その後MAEとなり、コスワースがヘッドを設計したシングルOHCのSCAにもハイポートは採用されているようです。
MAEは1リッターOHVながら100BHP出ていました。
古ケンのポートを無理矢理ハイポート、ボッキさせるとパワーが出るかもです。(大笑)
2010写真サルベージ&加筆
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くるま雑記帳 | 日記
Posted at
2009/01/31 16:20:45