デロルトDHLです。
スポーツ用キャブレターとしては、最後発のキャブレターと言えるでしょう。彼の地ではロータスやフォードも純正キャブとして採用もされていた様です。
日本では、一時トヨタ(TOSCO)がスポーツキットとして販売していました。最後発だけ有って、ウェーバー等をベンチマークして設計されていたようで、その性能はウェーバーを越えるものが有ったのでは?と思われます。
どこぞの本に分解写真が載っていますが、ボディが裏になっちゃっているので訂正写真?です。
デロルトがウェーバーをベンチマークした証拠と思うのがベンチュリーの設計です。
(前にも同じ事書いた記憶 汗)
如何に多くの空気を取り込めるかが大切と思うのですが、写真右側のデロルトのスモールベンチュリーの支えに注目してください。支えが片側しかありません。この分だけ空気が余分に流れるわけです。
振動でビビッて折れちゃうかもしれませんが、ラテンな潔い設計ですね。(笑)
こちらは、アイドルアジャストスクリューです。
左の2つがデロルトです。ニードルが細くテーパーも尖っています。後発のキャブらしく排ガス等でセッティングがやり易くなる様に尖らせている様です。
左の2つはウェーバーのものです。一番左が対策前のものです。対策後はデロルトと同じ考えで尖っていますね。
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carburettors | クルマ
Posted at
2010/04/25 23:25:29