お久しぶりです。(笑)
チョット気になったケントエンジンの点火時期に付いて調べていました。
チューンしたエンジン=点火時期を進める位の頭しかなかったワタスの書く事ですから「話30%」ぐらいで読んでくださいね。(全てが確証取れていないお話です)
さて、点火時期は、エンジンを廻しながら点火時期を進めて行き、軸トルクが最大になった時点(MBT)が最適と言われています。これは回転数、空燃比一定で実験した場合の値で、これ以上点火時期を進めるとノックが発生しトルクは下がってしまうので(エンジンにもヤバいので)、やや送らせた時期としている様です。
(ミニマムって言うくらいですからね。)
言い方を変えると、エンジン回転数、スロットルの開け方でMBTはあちこちに動く訳です。
ケントエンジンに話を移すと・・・・。
セブンに多い1700のクロスフロー(ケータのスーパースプリント)チューンの場合1990年前の(有鉛)エンジンでは10°BTDC@1000rpm、1990年以降では14°BTDCとなっとります。(マニュアル)
大事な高回転時の点火時期は、進角しておおよそ20°プラスとなる感じです。
点火時期はどのようになるのか?探してみると有る物で、ケントで
頑張っている方の点火マップです。スロットルと回転数で動いております。スロットルオープンで高回転の場合、最大進角が34°BTDC位ですかね。
では、究極のヘロン式燃焼室をもったエンジンの点火時期はドウナッチョルか?
気になります。
究極は1964年頃コスワースが作ったF2エンジンSCAだと思うのですが、これはケントのブロック(116E)にハイポートなSOHCヘッドを載っけたやつです。1000ccで120馬力ぐらいは出せたと言われています。
気になるピストントップの燃焼室は写真左です。
これって・・・・・
JEのケント用のピストンがこの燃焼室まねていた様ですね。
バルブの逃げで燃焼室を作っています。ならばケントでも点火時期は同じ様に出来るか??
なんて思いつつ電脳の荒野を彷徨ったのですが、信頼出来そうなデーターがないのだな。
また、ケントの有鉛エンジンの点火時期も当時のハイオク(98RON)を考えると、その後の14°(95RON)との違いも上手く納得出来ず、頭はこんがらがったまま。
で、妄想の荒野を彷徨い疲れ果て、唯一会得出来た(かな?)内容は、点火時期進めすぎはアカン。ということ。(笑)
もともと、我々がイメージしちゃうチューン=進めるは、慣れ親しんだバイクの半球形燃焼室の話で、40°まで進めたなんて話を刷り込まれていたからじゃないのかしら?。
A系のエンジンでも40°なんて言っていますが、今の感覚では進めすぎ、ピストンをこわっしゃう。と思うのです。ケントの燃焼室も以外と燃焼速度は上がるので、34°BTDC位をリミットとしておいた方が良さそうです。
上のマップで40°も顔を出していますが、スロットル閉じの高回転(ってどんな状態?)で燃えにくいときのセットと理解シマスタ。中速域で点火時期を進めた方が良い場合も有るので、ここらへんから進めると調子が上がるって誤解するのかも。
(3Dで変化させられるから追い込める値なので、デスビでは間違いの元)
高回転のパワーを期待して、進めすぎてもメリットは少ないとしておきましょう。
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Ford kent crossflow mod | 日記
Posted at
2012/05/13 12:59:33