どうも、テールストックのセンターがズレているっぽいのでチェックと修正をしました。
チェック方法は、細めの長い棒をくわえて、テールストック付近とチャック付近を横送りダイヤルを同じ値にしてひと皮削り、その外径を測ってチェックします。
テールストック側の外形が小さい場合は、テールストックのセンターが作業者側にズレて余計に削られている事になります。逆に大きければ反対側にズレています。
我が旋盤、テールストック側で直径が14.845mmとなりました。
チャック側は、14.890mm。テールストック側が0.045mm径が小さい計算です。
テールストック側の径が小さいってことは、テールストックが作業者側(手前)にズレとるわけですなあ。
(テールストックの尖りを目見当で合わせただけでは、この位はズレちゃうわけですねえ。)
で、外径の差になりますので、軸のズレは外径差の半分0.023mm程度になります。つまり、この場合テールストックを反操作側に0.023ずらせばセンター軸がチャックのセンターに合う計算になります。
でもって、テールストックの台には横方向に調整できるようになっていますので、ダイアルゲージを見ながら調整します。(ミクロンの調整になるので、結構手間がかかります)
調整しては、軸を最初と同じように同じダイヤル目盛りで削って径をチェック・・・
調整3回目で同じ径になりました。
テールストック側が14.810mm
チャック側も14.810mmです。
これで主軸台とテールストックの軸が揃った感じです。精度が必要なバルブガイドが削れるようになったんではないかと思います。
(幸いな事に、Z方向のずれは問題ないようです)
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Machine and tools | クルマ
Posted at
2018/11/15 19:29:37