暮れの忙しいときに何やってんだ、って感じなのですが続けていきます(笑)
取り出したTHY582Nカートリッジですが、よくよくみるとケースに有るクリップ状のタングがありません。探すと蛇口の中に落ちていました。
ケースをよく観察すると、変色し至る所に微細なクラックが走っています。そして左側の黒い部品を固定するタング4本(取れちゃったところ)を観察すると、残りの3本も今にもちぎれそうな様相です。
ワタスが思うに、材料はポリアセタール(POM ジュラコン)だと思われ水道水の含まれる塩素により劣化しちゃってクラックが入り折れちゃった感じです。しかもイタイことに型割部のピン角があり、応力が集中する形状になっているので折れちゃったと思われます。PPS使えばイインジャネと思いますけど
(勝手なこと言ってます。 なんか事情はあるんだと思いますけど 笑)
貧乏性なので、過去に交換したカートリッジがジャンク箱にあったので取り出して観察。(笑)
筒状のケースは捨てちゃったのですが、中身はシフトレバーのようなスティック(前後と左右回転)と左下にある白と黒のセラミック板のスライドバルブに注目です。
白いセラミックの外周に4箇所凹みがあり、この部分が取れちゃうタング(足)の出っ張りで位置決めされています。その右側、鏡のように反射している黒いセラミック板がその上側にあるグレーの部品にはめ込まれ、シフトレバーで前後(開け閉め)左右回転(温水、水調整)するって構造ですね。
セラミックバルブは、その左にある(ベンツマークみたいな)ゴムシール等の反力によってシールされている感じで、それを外側の円筒ケースがホールドしている構造と言えると思います。
なので、クリップタングが折れちゃうとシールバランスが崩れ水が漏れちゃうようです。
こんな設計で、せっかくのセラミックバルブがもったいないと思いません?。
で、対策1
0.4のステンワイヤでクリップを止めてみました。
1箇所だけならうまくいったのですが、ほかの時限バクダン状態のタングを放置するのも忍びなく、余計に手を出したら、沈没。
欠点が露呈しちゃいました。
横剛性が不足。セラミックバルブどうしの位置関係が微妙にずれる感じ。(考えが浅かったなあ・・・ 苦笑)
続く (対策できんのかぁ?)
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Posted at
2018/12/29 14:02:09