混合栓が突然壊れちゃったという奥様の声に素早い対応をしました。
キッチンの混合栓は確か5年ぐらい前に交換したと思うのですが「突然壊れた」というところに興味が・・・・
はは〜んな状況、溶着してあるベロが2つ取れちゃっています。他のベロも取れるのは時間の問題的状況ですなあ。クラックが出来ている。
破断面を眺めてみます。
うっすらとグレーな部分で頑張っていたのでしょうね。堪えきれずにプツンと逝った感じ。あとは白く劣化しちゃっています。成形金型の構造がイマイチわからんのですがKと32の間に○跡(突き出しピンの後)ありますので面白い型割をしているようです。
部品のヘタれた溶着(だと思う)部分よりはなんぼか良いだろうと熱溶着で修理することにしました。使っている樹脂はPOM(ポリアセタール )なので接着剤は効きません。溶接ぐらいしかつなぐ手立てはないエンプラです。
大事なことは、金属溶接と同じ、劣化した表面を綺麗に落とておきます。元はグレーな樹脂が白く劣化しちゃっていますね。
万力で固定し(部品にバネが入っているので締め付けておかないとダメ)チョン付。(金属と同じですねえ 笑)
本溶接には溶加棒としてPOMのクリップを棒状に切り使いました。
ハンダコテの先は絶えずクリーンに(焦げた樹脂=劣化 をつけておかない)することがキモかしら。
こんな感じに万力に挿んで溶接。
最後に、溶接表面を平らに仕上げておしまい。
このカートリッジ、ワタス的に言っちゃいますが、樹脂材料の劣化はさておいて構造的にイタイ設計なので大体がここから壊れちゃうのだなあ。
で、こんな修理も可能か?とやってみているわけで有ります。5年ぐらいの延命にはなると思います。(笑)
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Posted at
2019/07/04 10:51:06