バルブステムガイドを作る前に、旋盤の刃物台の整備をしました。
主軸との並行度がイマイチな事が分かったので再調整というわけです。
刃物台には角度目盛りがついていてラフな調整はできるのですが、これだけでは精度が出ないわけです。
と、前置きが長くなりましたが、まずは綺麗に掃除をしておきます。
刃物台の裏も掃除しておきました。特に丸ピンが精度良く収まる様に回転ストッパー部にゴミがない様にしておきます。
スライドの精度がイマイチだった原因は、スライドのガタを少なくするギブを反対に組んでいたからの様です。
この写真の面がスライド面にすべきだったのですが、反対に組んでいました。
こちらの面がアジャストナット側で、反対に組んでいたのでナット先端が当たる部分の凹み部がスライド面で悪さをしていた様です。
ギブを修正し、クリアランスをアジャストナットで調整します。いったんタイトに締め込み、緩めた時、軸方向の荷重が抜けるか向けないか付近でロックナットを締めておきます。
最後にダイヤルゲージをベッドに当てて刃物台の動きがベッドと並行になる様に調整しました。
とはいえ、スライド部分はガタが微小残りますのでダイヤルを回すと±5ミクロン程度振れが出てしまいます。
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Machine and tools | クルマ
Posted at
2019/08/21 19:32:22