トライの結果、ニーを上げる時の力は7kgから5Kgに軽くなりましたよ。
これなら、我が細腕でもクルックルと連続して回せる様になり改造の効果が出たので一安心です。
ちょっと気に留めていたベアリングの配列は、上の写真の様に変更してのトライでした。組み合わせは上からヘリカルギア、スラストベアリング、ニードルローラーベアリング、スペーサー、スラストローラーベアリングとなっていて、ニードルローラーとスペーサーの位置を以前と比べ逆に変えています。
位置変更の理由は、昇降時ギアにはラジアル方向にも力が生じる訳で、これをニードルローラーベアリングが受ける構造と考えると、なるべくギアの近くにセットした方が働き的に良かろうと考えたわけです。
スペーサーのサイズも内径は、ニードルと同じなので軸受的に機能もするわけですが、ここにスラストがかかってしまうと摩擦が増えるか?なんてことも変更した理由です。
上昇時のハンドルが軽くなりましたので、モチベーションアップです。
そこで、細かなところをしあげました。
スラストベアリングにオイル溝を切ったり、ギア端面のバリ取りをしました。(笑)
ちょっと話変わって、右側のリングナット、ギア関係の構造がわかってくるとタイトには締められないのですねえ。
ハンドル側の軸にもベアリングが2個入っているのですがリングナットを強く締めちゃうと中にカラーがないのでスラストが増える。エレベータースクリュー側も同じ様な事でバックラッシュを見ながらいい塩梅に締めるというところなんだと思います。
オールドスクールな機械ですので、調整してこそ具合良く動いてくれるのだと再認識した次第です。
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Machine and tools | クルマ
Posted at
2021/12/21 07:29:31