TOTOの浴室混合栓が漏れてるとのお達しです。
放っておくと差し障りが出かねないので、すぐさま対応に入りました。(笑)
いわゆる、シャワーと蛇口を切り替えるバルブのシールが傷んで、きちんと切り替わらず、水が漏れと言うトラブルです。
この手のトラブルにしては浴室のバルブは長持ちした方で、19年くらい働き詰めで頑張った感じです。シールの交換のみで済めば200円もかからない修理ということで私も頑張りましたよ。(笑)
構造がわからないので、製品番号から部品図をDL。番号はTH577という部品の様で混合栓的にはスタンダードな部品の様です。部品は3〜4K円ぐらいなので全交換が普通だと思いますが、性分として修理が出来るかやって見ました。(笑)
レバーを90°ぐらい回して流れを変えるってロータリーバルブか?
いろんな情報を集めてバラしていきます。
私的に思う注意点は、2つ。
1.クロームめっきなパーツが多いので傷をつけない様に養生した工具を使うべし。
口の硬いパイレンなんかで咥えたら傷が付ちゃう。なのでアルミテープで養生した
レンチを使いました。
2.部品はスケール(シリカ等)で固着している可能性が大きいので無理せず
取り出そう。(Oリングがあるので注意)
取り出した部品です。
金属製のリングナットを緩めれば後は基本工具なしで外れます。
下側の黒い部品がバルブ部分です。
バルブ部分を観察。
やや四角っぽいラバーシールで下側ステン製のスリーブをシールしている形の様です。ラバーシールは内側に金属製のバックアップがあり、ペリフェラルなシールって言えるかな?
(ブリッジ付きのビッグポートですよ 笑)
上側は外に来る樹脂ボディとラバーシールのホルダー、このなかにステンのスリーブが入り込み回転させることでポートが選択されます。
ラバーシールを観察。
スリーブ接触面はラバーが軟化し傷んでおります。
(このせいでハンドル回転が粘っこい感じだったのかも?)
バックアップ(四角っぽい角丸部品)もスリーブとの接触部にスケールが付いてますねえ。スリーブのポート開口部、エッジ丸めたいなあ。
という印象です。(笑)
で、ちまちまと#1500ぐらいの耐水ペーパーやラバー砥石でスリーブを磨いて見ました。開口エッジを心持ち丸め、スリーブ表面を靴磨き研磨(青棒も使いましたよ。笑)
シールは、やや四角の成形品と思っていたのですが単なるOリングじゃね?と思われ、ググるとOリングを使っている人を見つけ、入手しました。
NBRのサイズP14であります。ホムセンで2個入り170円(これで治れば最高ですよ)
Oリングの摺動面にシリコングリスを塗布して組み立て。(ボディ外側のOリングにも塗ります。)
部品を元通りに組み込んで完成です。シリコン塗布やポート研磨でハンドルのフィーリングはすごく軽やかになりました。Oリングの圧縮代が研磨ですくなくなったか?なんてちょいと心配しましたが、2日ほどの試運転でポートからの漏れは見られません。
ということで、ペリフェラルなバルブ、まあうまく修理できたかと思うとります。(笑)
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Posted at
2022/10/27 12:57:16