ポリカーボネイト樹脂をジクロロメタンで溶かした接着剤(ドープセメント)を作ってみました。ポリカ同士を結構強力に接着できます。
接着したい樹脂をあらかじめ溶剤で溶かしておき接着剤として使うようにした溶剤接着剤になります。接着して溶剤が飛べば接着部も同じ樹脂となるので良好な接着が出来るというところです。
先ずは、材料を5〜6mmぐらいのチップにします。
電鋸でやったほうが早いかと思ったのですが、振動や熱でうまく切れず、ニッパーで地道にカットしました。ニッパーは片刃の方が切れる。(笑)
30gぐらいチップにしました。
ポリカをよく溶かすジクロロメタンは飛びやすいので蒸発しにくい口の小さなガラス瓶を用意、チップを約30g入れ溶剤を注ぎ込みます。
溶剤をカサの半分ぐらい入れ30分後、結構溶け出しています。
1時間後、溶剤が少ないようなのでさらに20CCぐらい投入。ポリカは結構溶けて、ゆるいお粥のような感じになりました。
接着を試してみます。
溶けた液体はやや濃い塗料のような感触、溶剤の蒸発は早いので手際良く接着品を重ねて乾燥させます。
ムニュッとはみ出た樹脂が乾燥すればOKというところです。
で、ここまで読まれて何か気づきませんか?
使った溶剤、ジクロロメタンはヘッドランプ磨きの最後スチーマーにつかう溶剤なんですねえ。なのでポリカやスチレン系の樹脂をよく溶かすというわけです。
使う上での注意点は
体に良く無いので通気の良い場所で作業すべき。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2022/11/04 20:14:23