作ったローラーロッカー、アームやサポートの成立性についてアレコレ、ウダウダと再検討中。
スパッとした結果とはなっていないのですが、こんなものかなあという処です。
ロッカーアームのローラー軸やロッカーアームシャフト周りの強度と発生荷重から見た成立性検討が主眼なのですが、もう過去のエンジン技術的な内容でもありまして難儀というところ。
(知恵も出ないしねえ。)
で、ローラー、アジャスターが付いたロッカーのイナーシャを計測し直し、ロッカーの荷重を求める事に。例によって2本吊り振り子式で慣性モーメントを図ります。ロッカーの動きでどの位の質量(荷重)が発生するのか?検討する作業です。
前図の様に振り子をセット、ロッカーアームは回転軸に対して左右対称形状となる様に勝手違い2個を纏めて振り子の回転軸と合わせる様にセット。
(説明図には円盤トレーにブツを載せて測定する場合は、トレーのI₀やM₀をまず測定する必要があります。)
振り子の設定値 a=50mm,b=6.5mm,h=1000mm,T=1.65sec,m=127.5g,g=9800g/mm²というところで計算。
2個回転軸に対して対象にセットしていますので慣性(イナーシャ)は2個分の値として算出され半分とすると14Kg・mm²ぐらい持っている様です。
これから、注目したいのがバルブ軸やプッシュロッド部分でどの位の慣性質量となるのか?で有りますが、(良く解らんのですけど)ロッカーの運動するレバー半径の2乗に反比例するそうな。(円盤形状の慣性算出で揺動中心がオフセットした場合の計算と同じ様なんですが・・・・)良くわかりません。
分かりませんが、バルブ側25mm、プッシュロッド側17mmのアームに対してそれぞれ22.4g、48gの慣性質量を持っている様です。
長さ1mくらいにロッカーをぶら下げ、周期を測定、慣性質量(MOI)を算出しました。ロッカーアームにローラーやアジャストスクリューが付いたので50%程重くなっちゃっています。
この方法で、ホイールやフライホイールの特性を数値的に抑えることも可能です。
Posted at 2025/03/01 14:39:01 | |
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