CVジョイントブーツのメンテをしている時に、トルクレンチがちょっとおかしいか?と感じたのですよ。ナットの緩めトルクが所定のトルクでコッキンと行かん。
締め付けが高かったかな??と思っちゃったのですよ。
まあ、精度にあまり自信のないホームセンターレベルのレンチでありますので、トルクチェックした方が良さそうだと、全バラに及んじゃったわけですよ。
しか〜し、刻印された目盛を観察しますと、TORQUEと矢印が刻んであったのですねえ。コッキンは右回りだけかぁ??と・・・正直、右左回転でコッキンすると思っていたので今更でありますがアレレという心境。(元々コッキンしない構造だわ)
バラしちゃったので、真面目にリカバーしようと構造を観察しますと、(写真右から)ラチェットが組み込まれたヘッドに長い足がつき、足の先端にはローラーピンが組み込まれ、対向する短い筒状の駒に組まれたローラーベアリングと向き合い、駒は左側のコイルスプリングで押さえつけられる様になっとります。設定トルクがヘッドに掛かるとローラーピンがずれてコッキンと鳴る様です。
コイルスプリングは左のグリップの調整で圧縮度が変化し、測定トルクが検知される仕組みの様です。で、キャリブレはグリップに締め込まれる太いネジを調整すればOKの様という構造の様です。
まあしかし、全バラしちゃったので、グリスアップとキャリブレをやることに。
まあキャリブレと言っても素朴なビーム式トルクレンチを使ってトルク比べをするだけでありますけど。
10Kg-mコッキンセットでビームレンチは25Kg位で引っ張る必要がありますので結構大変、スリリングです。
グリップの後端に組み込まれたキャリブレ用ネジ(細目の処)。これを締め込んだり緩めたりして調整します。(締め込むとコッキン時のトルク表示が高くなる。)
で、最後に。
なんかおかしくありません?
こんな事も出来る事が分かりましたよ。(笑)
Posted at 2024/11/21 11:45:55 | |
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