硬いゴムの加工、逆転の発想であります。(笑)
今までと反対、ホールソーをチャックに咥えゴムを回転させず押し付けながら切っていくやり方です。ゴムの保持はマンパワーで頑張る。(笑)
なぜかって言いますと、ゴムを強く固定すると変形し変な形に切れちゃうのでは無いかと考えたからです。
本来なれば、ホールドするセンターシャフトに接着した方がいいのですが、切り込み量が深くゴムを反転し後ろからも切らんといかんので手でホールドする事にしました。(巻いた紙テープは滑り止め)
で、ウニュウニュと切り込んでいきます。
中の芯が抜けました。これでどうにかブッシュらしくなってきたかな?
ブッシュが仕上がりました。
サイズ的には内径が25mm、外径40mm、高さ25mmで高さ方向にはZ方向を規制するリングワッシャをつける事にしました。
リングワッシャは、圧入されている既存ブッシュ外筒の段を拠り所とし、嵌め込むブッシュをホールドさせる役目があります。これでメンバーの上下動を少し規制しようかとの作戦。
ブッシュの圧縮代は、5mmとしました。
これで良いのかわかりませんが、メンバーをジャッキで上に押し上げた状態で頭を出す既存ブッシュのセンターカラーの出代が4mmほどで、メンバー揺れ上限と考え4+1mmの圧縮で抑えたら良さそうと考えたからです。
取り付けた状態です。
チョット思惑よりも圧縮されている感が漂っておりますねえ。ゴムの高さは3mmほど有りそうで、チョット予想外。(なんでだろう?)
早速試運転してみますと・・・
予想よりも固く感じます。ハンドリングもチョット引き締まった感じ。若ければヨッシャ、なかなか良いじゃん。となるのかもしれませんが、路面のゴトゴトを拾って芳しく有りません。ラバーの圧縮量が多く振動を吸収し切れないのではという印象ですねえ。
さあて、どうしたものか?
と、書き連ねていて・・・・
既存ブッシュとの関係を考え直してみると、現状の改造は、既存ブッシュが上からの荷重で押されている下限(メンバーを持ち上げてブッシュを縮めている)。
そこにですよ、さらに圧縮量5mmも取った硬いゴムブッシュを嵌め込んでムギュ〜と締め込んじゃったのでパンパンに圧縮され、コンプライアンスもどこかに吹っ飛ぶくらいの感じになっとるのでは無いか・・・???
なんて、思えてきたのですよ。
既存ブッシュの圧縮がフリーな状態で新しいブッシュの圧縮量を考えないといかん様です。硬いゴムを硬く使っちゃダメですなあ。(笑)
Posted at 2023/02/03 10:16:46 | |
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