むかしを思い出して重箱の隅を突っつくような作業をしました。
外装系の仕事も昔していましたので、パーツの合い添いは気になっちゃいます。
我が銀ガエルのバンパーにはAJで取付けた(?)フィニッシャーが付けられています。口径の大きなマフラーをクリアするためバンパーを切り欠いているのですが、そのアトを仕上げる為に取付けられた物です。
しかし、取付け方がイマイチなんだな。
クリアランスが生じているのでスポンジテープでスキマを埋めています。ちょっと見過ごせない様相になっちゃってますよね。
この手の部品を作る場合、形状は3Dのデータで決められますので、部品同士の合わせ部分もデーター上は矛盾なく合う事になっています。
その後作られる部品成形用の金型もデーターが正ですから、理屈的には部品の合わせ部分はキッチリと合う事になります。
とは言え、現実は合わない。
樹脂の成形品は、金型から取り出され冷やされると(射出成形の場合)ソリが出てしまうことが有ります。
このフィニッシャーもソリが出ていて合わせがうまく行かず、スポンジテープを使っちゃったのではないかと思います。ワタス的にはペケな取り付けなので直す事にしました。
フィニッシャーを観察すると、アーチ状の形状がアーチを縮める方向に変形している様です。(Rが小さくなる方向)
この為、端末に隙が出来てしまうと考えました。
部品を暖め荷重を加え、ソリを矯正しました。(多少柔らかくなったか?と言うところで力を入れて曲げ冷えるまで待つ感じ)
ムリな力を入れなくても部品が合う様に形状の調整や、干渉部分が無いかチェックします。そして問題がなければ両面テープを合わせ部分に貼ります。
テープは3Mの外装部品取付け用の物です。(4215だっけかな?)部品にバンパーの切りカキ部分と干渉した傷がありましたのでバンパーの切りカキもチェックしました。
取付け位置を決めたら、部品がズレない様に保持しつつ両面テープの離形紙を抜いて行きます。
仕上がりはこんな形になりました。
隙間は0.1グライで納める事が出来ました。
(昔はテレカが隙間に入っちゃうとNGだったと記憶)
チマチマとした重箱の隅を突っつく様な作業でしたが、昔を思い出しながら良い感じでまとめる事が出来ました。
さてさて皆さん、この様な作業はお好きですか?
(ワタス的にはこうゆうのスキです 笑)
Posted at 2016/08/05 21:22:53 | |
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