我がケントクロスフローエンジン、古チューンではありますが3000rpmから7000rpm位までは気持ちよく吹け上がる。4気筒の(チョット低めだけど)弾けるような排気音と共に加速する。
まさにカムにのった感覚が味わえるのだなあ。(笑)
しかし,将来、この「カムにのる感覚」が味わえなくなるのかもしれないらしい。
エンジンが発明されて以来、バルブの開閉は機械的に行われて来たわけで、効率化を求める時代の要請に対し、技術的に煮詰まった感が有ると思う。開閉タイミングのコントロールや、フリクション等々カムでは越えられない壁が見えて来た。そこで、あれこれ開発が進んでいるのだろうとおもう。
スエーデンのスーパーカーメーカー、ケーニグセグ(って呼ぶのかな?)は、エア駆動のバルブシステムを提案してきた。カムを取っ払いエアアクチュエーターでバルブを動かそうとの考え。
カム駆動の場合、どうしてもバルブの動きはサインカーブ的になってしまうけど、エアの場合は、直線的に動かせる。この為バルブ開の面積が稼げるとか、タイミングが自由に取れるとか、今までの技術からブレークスルーできるらしい。
下支えになる技術は、エア圧や電制になるとおもうので、ここら辺のブレークスルーも大変だろうとおもう。
ポンピングや圧の分配なんて今までと比べ物にならないくらい速いだろうし、もっと考えると、電気的なアクチュエーターやボールネジなんて物使っても目的は達成するかも知れない。(こっちのほうが効率的だな)
これからは、こういうメーカーさんと協業して道無き道を登って行く開発になるのだと思う。
まあ、こういうエンジンが出来たとして「カムにのる感覚」って、どういう風に将来のライターさんは表現するのかなあ?なんてことも思う朝です。
https://www.youtube.com/watch?v=WlCs4tj-CBs#t=78
Posted at 2016/01/24 10:37:09 | |
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